猫が爪を立てるのはどんな時?爪研ぎをするのにも理由がある

猫が爪を立てるのはどんな時?爪研ぎをするのにも理由がある

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猫を飼う時に心配なことの一つに、爪でひっかかれるということが挙げられます。猫に爪を立てられたり、ひっかかれたりするとそれなりに痛いですし、爪でひっかかれた皮膚が腫れてしまうこともあります。この記事では、猫が爪でひっかいたり、爪を立てたりする理由を紹介します。

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猫はどうして爪を立てるの?

寝ている猫

pixabay.com

猫に爪を立てられたり、ひっかかれたりすると痛いので、やめさせたいと思ってしまうこともあるものです。

そもそも、猫はどうして爪を立てるのでしょうか?猫が爪を立てる幾つかの理由をご紹介します。

リラックスしているから

猫が爪を立てるのはリラックスしている時である場合があります。猫を抱っこして撫でていたら、急に爪を立てられた経験をされた飼い主さんも少なくないことでしょう。

そんな時は、あれ、もしかして怒っているのかな?撫で方が気に入らなかったのかな?などと考えてしまうものです。しかしこれは、猫がリラックスしている証拠なのです。

猫はリラックスすると力が抜けて爪が出てきてしまいます。通常、猫の爪は指の間に閉まってありますが、力が抜けると爪が出てくるというわけです。

さらには、大好きな飼い主さんに爪を立てて匂いづけをしようとしている場合もあります。どちらにせよ、飼い主さんのもとで安心してリラックスしている状態ですので、怪我には気を付けながら少しの時間辛抱してあげましょう。

パニックを起こしたとき

この状況の時は要警戒です。ひっかかれて怪我をしてしまう危険もあります。

猫は様々な要因でパニックを起こすことがあります。例えば、聞きなれない音を聞いたり、見慣れないものを見たり、嗅ぎなれない臭いをかいだり、間違ってしっぽを踏まれたりなど、パニックを起こす要因は様々あります。

猫はとても用心深いので、自分が慣れているものでもちょっと形態が変わっただけで、飛び上がって身体をふくらませ、攻撃体勢に入ろうとすることがあります。低い声でうなりながら耳を横に寝かせたり、全身の毛を逆立ててしっぽをふくらませたりするのです。

そして、急に「シャーッ」と威嚇をしてきます。よほど警戒していたり恐かったりすると、爪を立ててひっかいてくることもあります。

こちらもびっくりしてしまう光景ですが、このような場面では猫に近寄らないのが一番です。猫が落ち着きを取り戻すまで、ひとりにしておいてあげましょう。猫を刺激しないようにし、そっとあとずさりして、猫をしばらく部屋に閉じ込めておくのも良い方法です。

猫が爪研ぎをする理由とは?

飼い主に甘える猫

pixabay.com

■鋭い爪を維持するため

猫は爪を立てて爪研ぎをします。猫が爪を研ぐのは、鋭い爪を維持するためです。猫にとって爪は大切です。自分を守ったり、獲物をとらえたりするために必要だからです。

爪研ぎをすることで、古い爪のさやをはがして鋭い爪を出しています。また、伸びすぎた爪をケアする必要もあります。ケアをすれば、爪がひっかかりやすいじゅうたんの上などを安全に移動できるようになるからです。

■気分転換の一種

爪研ぎは気分転換にもなります。猫はストレスを感じた時などに、気持ちを落ち着かせるために爪研ぎをすることがあります。

■マーキングとしての意味もある

爪研ぎはマーキングを行う機会でもあります。猫の肉球には、臭腺という強い臭いを放つ部分がありますが、爪を立てて爪研ぎをすることでその臭腺の臭いをつけて、そこが自らの縄張りであるということを表明しようとするのです。

■飼い主さんに構ってほしい

飼い主さんにかまって欲しい時に、飼い主さんの関心を引くために爪研ぎをすることもあります。こうした点を考えると、猫が爪研ぎで爪を立てるのはある程度やむを得ない、必要な行為であるといえます。

爪研ぎにもしつけは必要

猫に爪研ぎをやめさせることはできませんが、それでも爪研ぎをしても良い場所とそうでない場所ははっきりと区別しておく必要があります。

爪研ぎをしても良い場所だけでするようにしつけましょう。生まれてから2か月ほど経過し、爪研ぎをし始めたなら、猫用の爪研ぎを準備してあげます。子猫の足を爪研ぎの表面にあてて、ひっかくようにして動かしてあげれば、いずれ子猫は自分で爪研ぎができるようになります。

指定された場所で上手に研げたなら、たっぷりと褒めるようにします。もし、他の場所で研ごうとしたなら優しく抱っこして、指定された猫用爪研ぎの場所に連れて行ってあげましょう。

しかし、爪研ぎをしてはいけない場所でしてしまったとしても、子猫を叱ったりたたいたりはしてはいけません。何度も繰り返すうちに、子猫は自然に猫用爪研ぎのところで爪を立てることを覚えていきます。

爪研ぎのお手入れも欠かさない

猫用爪研ぎは消耗品なので、こまめに交換してあげることも忘れないようにしましょう。猫用爪研ぎの素材は、麻、段ボール、畳など様々ですが、猫にとってお気に入りの爪とぎが見つかれば、壁など爪を立てることが許されない場所で爪研ぎをし続けることはなくなります。

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