
決して飼い主さんが嫌いなわけではない!猫が脱走する5つの理由を紹介
飼い主さんの半数以上が、飼い猫に脱走された経験があると答えるほど、猫はよく脱走します。脱走されると「自分の所にいるのがそんなにも嫌だったのか」とショックを受けますが、猫が脱走する主な理由は飼い主さんが嫌いだからではありません。これから一般的な5つの理由を解説します。

猫がいるのを忘れてついドアを開けてしまった瞬間に飛び出したり、うっかり窓を開けたままであることに気づいた時には猫の姿が見当たらなかったり、猫の脱走には「つい」「うっかり」という失敗がつきものです。
猫が脱走する理由も同じで、意図的に逃げ出す猫はごく少数です。「つい」「たまたま」勢いで家から出てしまい、すぐに家に戻りたい、飼い主さんに探しにきて欲しいと思う猫がほとんどです。
嫌われているわけではないことが分かるとほっとしますが、猫の脱走には様々な危険がつきものなので、万全を尽くして脱走を防ぐ責任が飼い主さんにはあります。どんなに気をつけてもうっかりミスは起こるので、可能な限り防止策を施し、偶発的な脱走を防ぐようにしましょう。
この記事では、猫が脱走する理由とともに、有効な防止策も紹介します。
猫が脱走する5つの理由

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一昔前までは、猫は自由気ままに家を出入りできるような環境で飼育されていましたが、今では完全室内飼育が主流になっています。
だからこそ猫が脱走した時に受ける精神的ダメージは大きいわけですが、これからご紹介する5つの理由を知るなら、飼い主さんのことを嫌いだからではなく、猫の習性や本能に基づく脱走が大半であることがお分かりいただけるに違いありません。
その1:偶然出られたから
猫が脱走する一番多い理由が、「たまたまドアが開いているのを見つけた」「思いがけず窓が開いていた」など、外に出ようなんて考えてもいなかったのに、たまたま見つけた出口から外に出てしまったケースです。
猫の心情としては、何も考えずふら〜と開いている隙間を通ってみたら、知らない世界が広がっていてビックリ!という感じです。
ですから、猫のほうは脱走なんて思ってもいませんし、知らない世界にいることに気づいた瞬間に怖くて動けなくなっていることが多いです。
その2:好奇心にかられて
家の中から外にいる鳥や野良猫に興味を持ち、たまたま外に出られる状況だったのでそのまま追いかけてしまった結果、脱走になってしまうこともあります。
猫は動くものに好奇心がそそられるので、家猫としての生活が染みついている猫でも、狩猟本能から獲物となるものを捕まえたいという気持ちが湧きます。
もともと野良猫だった猫は特に狩猟本能が強く残っており、窓から見える外の世界に興味を持ちます。いつも窓側に陣取り、外を眺めている猫ちゃんは好奇心旺盛なので気を付けましょう。
その3:発情期だから
野生のオス猫は、発情期になると自分の縄張りを後にし、子孫を残すために旅をします。しかも、一匹のメス猫と落ち着いて子育てするのではなく、次から次へと一回きりの交尾を繰り返しながら、新しい出会いを求めて広範囲を移動します。
その習性から、去勢されていないオス猫は、発情期になるとメス猫を探すために外に出ようとします。メス猫もオス猫ほどではありませんが、発情期になるといつもよりそわそわ落ち着かなくなり、オス猫を引き寄せるために外に出ようとします。
その4:パニックになったから
この理由の脱走は、移動中や病院などの外出先で起こることが多いです。
基本的に猫は、自分の縄張り以外の場所では神経質になっているので、大きな音や振動でパニックを起こすことがあります。
よくあるのが、飼い主さんが心配して移動用のゲージにいる猫の様子を確認しようとのぞいた時の飛び出しです。ドキドキしている時に、唯一安心できるゲージが開けられてパニックになってしまうのです。家の中でも、知らない来客でパニックになり、猛ダッシュする猫もいます。
その5:ストレスを感じていたから
環境の変化が苦手な猫にとって、引越しや模様替えは大きなストレスになります。新しい場所に慣れないうちは、安心できる元いた所に戻ろうと脱走を試みることがあります。
また、新しい同居猫がきた場合や、家族構成が変わった場合もストレスに感じ、落ち着く場所を求めて逃げ出すことがあります。
猫の脱走防止策

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猫が脱走する理由を知ると、防ぐための策も見えてきます。
まず、猫を家に迎えたらすぐに、猫の脱走ルートベスト3である「玄関・窓・ベランダ」に柵やストッパーをつけて、人間のうっかりミスも含めた防止策をとってください。
「大丈夫だろう」「忘れることなんてない」という考えは危険です。猫の身体能力と知恵は侮れませんし、人間のうっかりミスも思っているより頻発するので、念には念を入れて予防してください。
また、猫が運動不足になったり暇を持て余したりしないように、家の中に運動できるスペースと、夢中になれるおもちゃを用意してください。多頭飼育している場合はそれぞれの猫にあった物と、くつろげるパーソナルスペースも確保してあげましょう。
もし子孫を残すつもりがないなら、生後6ヶ月を過ぎたら去勢や避妊手術をすることで、発情による脱走の可能性が減ります。
そして、外出に備えて移動用ゲージやハーネスに慣れさせ、外では密室以外ではゲージを開けないようにすることも脱走を防ぐ有効な方法です。
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