猫が安全にジャンプできる高さには限界がある⁉猫が落ちても大丈夫な高さとは

猫が安全にジャンプできる高さには限界がある⁉猫が落ちても大丈夫な高さとは

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猫は高い所が好きですが、高い場所から飛び降りたとしても、しっかりと体勢を整えて無事に着地できます。それでもやはり安全に飛び降りられる高さには限界はあります。ここでは、猫が飛び降りても大丈夫な落下高さについて解説します。

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屋根などの高い場所から飛び降りたとしても平気な様子をしている猫を見ると、落下高さがどんなに高くても大丈夫かのように見えることがあります。しかし、猫も生身の生き物です。落下高さがどんなに高くても大丈夫というわけではありません。

実際に、猫が高い場所から落ちて骨折することもあります。場合によっては、転落して命を落としてしまうこともあります。この記事では、どれ位の落下高さまでだったら猫は大丈夫なのかを解説します。

問題ない落下高さ

ジャンプしている猫

pixabay.com

猫がジャンプしても平気な落下高さはどれ位までなのでしょうか。問題ない場合と怪我する場合とで比較します。

2階程度なら大丈夫

「猫はしなやかな体をしているのでものすごく高くても大丈夫」と考える方もいらっしゃいますが、安全な落下高さはせいぜい建物の2階程度です。とはいえ、あわてて飛び降りてしまった場合など、状況によっては2階からでも怪我をしてしまうことがあります。

3階以上になると危険

通常は、3階から6階ほどの落下高さだと、建物の状態や地面の状況にもよりますが、命を落としてしまうほどの大きな衝撃を受けることが多いです。面白半分に猫を落とすような行為は絶対にやってはいけません。

高すぎる場所は逆に安全なこともある

3階以上は危険と説明しましたが、興味深いことに7階から8階ほどのより高い場所から落ちるとむしろ助かるケースが増えます。

なぜならそれ位の落下高さがあると、猫は落下をしている間に体勢を十分に整えることができるからです。さらに、ほどよく空気抵抗が増して落下スピードが落ちる場合があるからです。

さらに、地面が芝生になっているとか、地上からの吹き上げが強かったとか、クッションの役割を果たすような木が生えていたとか好条件がそろってくれば、もっと高い場所から落ちても助かるケースが出てきます。

ただ、たとえ好条件が重なって命は助かったとしても、背骨がずれたり骨折をしたりなどダメージはあります。「ぴんぴん元気」とまではさすがにいきませんので、十分に注意が必要です。

高いところからジャンプして着地できる理由

ジャンプしている猫

pixabay.com

それにしても、猫はどうして高い所からジャンプしても平気でいられるのでしょうか。実は猫のサーカスばりのしなやかな動きには、内耳の働きが関係します。

猫の内耳の優れた働き

猫の内耳にある三半規管は、脳に地面に着地するまでの距離がどれ位あるのかを伝達します。その結果、猫は手足の筋肉や柔らかい肉球を活用して、衝撃を和らげつつ上手に着地する態勢を整えられます。

さらに、猫はジャンプした時に手や足を開いてある程度速度をコントロールすることができます。もし頭から落下したとしても、地面までの距離を計算して体を上手にねじり着地できます。

毎回安全とは限らない

もちろん、いつでも上手に着地できるわけではありません。ふいに落ちてしまった場合など、十分に体勢を整えることができないケースもあります。その場合には怪我や骨折などのおそれがあります。

若い頃には見事なジャンプを見せていた猫が年老いて同じ動きができなくなる、ということもあり得ます。

猫も転落する

太った猫

pixabay.com

身のこなしが上手な猫であっても、意図せず転落することはあります。ここからは転落する理由を幾つか考えます。

運動不足が原因

運動不足で太った猫を見ることがあります。見るからに高い所から落ちたら危険だと心配になりそうな肥満猫です。人間でもそうですが、やはり、運動している猫と運動不足の猫とでは、体のキレ具合が違ってきます。

体のキレ具合が悪いと、とっさの場合に上手く身のこなしができません。それで、運動不足だと意図せず転落してしまうことがあります。

びっくりした時

猫は時折何かに驚いてビクッと反応します。猫はそもそも警戒心が強い生き物です。そのため、大きな物音がしたり犬に吠えられたりすると、びっくりして慌てることがあります。

そしてベランダへ飛び出すなどして、意図せずに落下してしまうことがあります。

滑ってしまった時

滑り落ちるというケースもあります。猫は人間と異なり、自分が歩いている場所の素材が何かを意識することはありません。

それで、アルミなどつるつるした素材でできている手すりを歩こうとして滑ってしまうケースがあります。すかさず爪をたてようとするも立てられず、あえなく落下してしまうのです。

猫にも落下防止策は必要

窓から顔を出す猫

pixabay.com

前述の通り、猫といえども意図せずに落下することがあります。そのため、落下して怪我をしたり骨折したりしないように、しっかり防止策を施しておくのは大事です。

具体的には、転落防止ネットを設置したりベランダの手すりを滑らない素材にしたりできます。猫をベランダに出さないといった対策をするのも良いです。

愛猫がいつまでも健康で怪我なくいられるように、飼い主さんは適切な対策を考えてあげて下さい。

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