子供と一緒に飼いたい犬種と気をつけること。子供嫌いな(噛む)犬種から仲良しになる犬種まで。

子供と一緒に飼いたい犬種と気をつけること。子供嫌いな(噛む)犬種から仲良しになる犬種まで。

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あなたの愛犬は子供と仲が良いですか?それとも噛むような子供嫌いな犬でしょうか?子供嫌いになる犬には理由があります。もちろんその逆で、子供が好きな犬にも理由があります。今回は、子供と犬が仲良く暮らすコツをお教えいたします!

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子供と犬は相性が良い?

犬 子供 少女

pixabay.com

子供と犬はそもそも仲良しな関係にあるのでしょうか?よくテレビ番組で赤ちゃんと犬の仲良しビデオが流れていると思いますが、犬と赤ちゃんの相性は良いです。犬は私たちが思っているよりも大人な生き物です。

もちろん噛むような凶暴な性格の犬であれば例外ですが、基本的に犬と赤ちゃんは仲良しです。子供嫌いな犬でも、赤ちゃんであれば仲良しになれるでしょう。

では、赤ちゃんより少し大人になった幼稚園児~小学生くらいまでの人間と犬の相性はどうでしょうか。実は、犬の性格や子供の態度にもよりますが、あまり相性は良くないです。

仲良しになる場合もありますが、犬が子供嫌いになってしまう可能性があります。それでは、子供と仲良しな犬の特徴と、子供を噛むくらい子供嫌いの犬の特徴をご説明いたします。

子供と仲良しな犬の特徴

まず、子供と犬が仲良しなパターンとしては、子供のほうが先に家庭にいた場合。犬は上下関係を大事にする動物ですので、子供のほうが先にいれば、自分よりもその子供のほうがえらい、と理解します。

一説として、犬は家族に順位付けをして、その下から二番目に自分をもってくるというのがあります。 この場合、一番上に餌をくれる母親、家族の中で権威がある父親のどちらかが位置づけられがちですよね。

しかし、子供は、そのどちらからも大切にされている存在です。 そのため、それを見た犬が、子供に対して「このひとはとってもえらいんだ」と解釈し、逆らわないのだと考えられるのです。

そして、子供は遊ぶことが好きですから、家庭に犬がいれば一緒に遊ぶことも多いでしょう。 そのため、犬としては、その子供が一緒に遊んでくれる相棒といった感覚になり、噛む等の攻撃的な行為はしないのです。

それに加えて、赤ちゃん〜子供の特徴である、顔のパーツが中央によっていたり、どことなく動作がおぼつかなかったりというのは、生物すべてに共通する様子です。

そのため、犬も本能的に「小さな子は守らなければいけない」という意識になり、寛容になる様子。

それらの結果、子供と仲良しな犬になるのだといえるでしょう。

子供が苦手な犬の特徴

子供と犬が仲良しなパターンの逆で、犬のほうが先に飼われていた場合、子供が苦手になることがあります。 この場合は、先ほどあげた子供と仲良しになる理由が、ことごとく裏目に出てしまう様子。

つまり、自分のテリトリーだったところに子供が入ってくることによって、自分を大事にしてくれていた(その家の)母親や父親が自分よりも子供を優先するのがおもしろくないということ。要は、やきもちですね。

また、さきほど子供が好きな犬の理由として、一緒に遊んでくれるからという例をあげました。 これにも限度があり、たとえば、子供は遊んでいるつもりでも、犬にとってはそうではない場合があると思います。

犬をたたいたり、しっぽを引っ張ったりというのがそのケースにあたりますが、そういったときは、もちろん犬はその子供に苦手意識を抱くでしょう。

それに加えて、本能的に子どもを守ろうとするとも伝えましたが、これはつまり、何をされても黙って耐えることと同じ。しっぽを引っ張られても、「この子は小さいから守らなくては。我慢しなければ」と思い、耐えていると、その犬が、子供のことを苦手になっても仕方がありません。

ただ、子供が苦手だというだけならまだいいのですが、中には、噛むなど、攻撃的になる犬がいますよね。 これは何とかしたいところなのですが、実はこのケースも、犬は限界まで我慢したのですが、ついにこらえきれなくなったということが多いのです。

つまり、子供が身勝手に犬を振り回したり、叩いたりし続けたために、犬は「この子は守るべき存在じゃない、自分を攻撃する生き物なのだ」と判断し、自分の身を守るために噛むようになるということ。

そうすると、子供のほうも驚き、ときに起こり、さらに犬をたたきますよね。すると犬のほうもさらに……と繰り返され、犬と子供の仲がうまくいかなくなってしまうのです。

それでは、子供と犬を飼う際の注意点、仲良しになるコツをお教えいたします。

犬と子供を仲良しにする方法

犬と子供を仲良くさせるときに、忘れてはいけないことがあります。

それは、犬は上下関係を大事にする生き物だという事実。つまり、子供と犬を仲良くさせることは、すなわち、子供と犬の間に主従関係を結ばせるのと同じなのです。

私たち人間からすると、仲良くするとは対等の関係になることだと考えがちですが、そもそも犬に対等という認識はありません。

では、子供と犬に主従関係を結ばせるためにはどうするかですが、まず、子供がまだ赤ちゃんの場合はある程度成長するまで待ってください。(もともと子供が好きな犬と触れさせるのは、この限りではありません)

なぜなら、小さな体の子供を「この子はあなたの主人なのよ」と覚えさせようとしても、犬はなかなか納得できないからです。少なくとも、子供の目線が犬よりも高くなるまで待ちましょう。

その後は、子供に理不尽な行為、すなわち理由もないのに叩いたり、しっぽを引っ張ったりさせないこと。

「してはいけないよ」とうサインが出されるときが大人と子供で共通していて、それ以外のときはある程度自由にさせてもらえていれば、犬が子どもを嫌う理由はありません。

それどころか、信頼している人(大人)と同じパターンで接してもらえるのですから、子供との間にも当然信頼感が生まれるのです。

子供と仲良しになりやすい犬種・子供嫌いになる可能性のある犬種

子供と仲良しになりやすい犬種

大型犬でのおすすめはゴールデンレトリバーサモエド等、おっとりとした性格の犬がおすすめです。子供に対する態度が寛大ですし、子供の扱いも上手な性格が多いためです。

小型犬であれば、トイプードルのような運動量が必要な犬であれば、子供の遊びにも疲れずに付き合うことが出来るでしょう。

子供嫌いになる可能性のある犬種

小型犬の中でも、チワワポメラニアンは、子供がいたずらをしたり大きな声を出したりすると、小型犬にとっては恐怖になりますし、子供嫌いになってしまう可能性があります。

また、チワワは頭が重いため子供にソファ程度の高さから落とされると頭蓋骨を骨折してしまう危険性があります。大型犬であれば、ジャーマン・シェパード等の警戒心が強い犬種は、小さな子供との共存は難しいかもしれません。

子供と犬を飼う際の注意点

ケージを用意供嫌いにならず仲良しになる秘訣は、子供と犬の関係をしっかりと保つことが重要です。例えば、子供から犬へ「お手」や「おすわり」等の命令(コマンド)をし、犬にしっかりと言うことを聞かせます。

また、犬用のケージを用意し、犬はケージにいれば誰にも干渉されない、安全な場所という認識をさせます。そうすることにより、犬にストレスを与えず、子供との距離感を保つことで、子供嫌いにならず、お互い理解し、仲良しになっていくでしょう。

また、犬種にかかわらず、子供と犬が一緒に楽しく暮らして行くためには、飼い主(大人)のちょっとした心遣いがあると理想的です。それは2つあります。まず、飼い主と犬だけの時間を短時間でもいいので設けてあげてたっぶりと犬だけを可愛がってあげることです。

子供が眠っているときや学校に行っているときなどに飼い主が一緒に静かな時間を過ごしてあげると神経質な犬種でも「飼い主さんとの絆は何も変わらないのだ」という安心感を持つことができます。

そしてもう1つは、子供が一緒のときに何か特別な良いことをしてあげることです。

たとえば特別な美味しいおやつをあげたり、面白いゲームをして遊ぶなどです。そうすれば犬は「子供がいるとイイことがある」と思うようになるのです。

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17 名無しさん
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犬って子供と仲良くできるものと思ってたけど、子供嫌いになる可能性のある犬もいるんだ!そういうのってあらかじめ知っておかなきゃな情報だと思うね。やっぱり犬と子供、喧嘩せず仲良くしてほしいもん!でも、チワワとかは、子供がいたずらとかをしなければ、子供嫌いにはならないんでしょ、お互いの歩み寄りみたいなのも必要になってくるよね

16 ジビエ
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犬と子供が楽しげにしてる動画をよく見ているので、犬は子供と仲が良いものだと決めつけていました。ですが、子供嫌いになる可能性がある犬種もいると教えていただき、非常に驚きました。勉強不足を痛感させられました。そして、考えることの多い内容でした。

16 るりるり
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子供を持つつもりなら、子供が少し大きくなってから犬を飼い始めるのが良いといいますよね。遊び相手になり、よき相談相手となり、最期は命の大切さを教えてくれると。先に犬を飼っているとあとから自分より感心を集める存在が可愛く思えないのは当然だろうな。

14 思い
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子供が苦手な犬種と、そうでない犬種があったなんて!初めて知った〜〜、びっくり〜。子供がいて、犬を飼うことを考えるなら、子供と仲良しになりやすい犬種というのを意識して選ぶようにしたらいいなぁと思いました。選択の際に助かる内容でした。

13 ゆかり
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うちの犬は子供が生まれる前からずっと飼育していて、生まれてきたら自分の弟分かなにかだと思っているのか、世話をしてくれますね。ゴールデンレトリバーというおとなしくて穏やかな気質の犬だっていうのもあるのかもしれませね。ずっと見守ってくれているので助かりますw

12 名無しさん
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うちの実家の場合は、朝の散歩帰りに玄関につないでおくと、小学校の正門前の道なので通学中の小学生が順番にかまっていく。構われるのが大好きなので子供も大好きに・・・ 虐めるような悪い子供がいなかったことも大きいのだけども

11 キンキ
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個人的にはあまりにも小さい子とワンちゃんを一緒にするのは好きではないです。ワンちゃんにとってはストレスの何ものでもないから、ワンちゃんのこと考えると一緒に暮らすのはかわいそうかな〜。

10 ひこうき
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子供と仲良しかそうでないかの違いを気になっていたので、この記事はすごく面白かったです。子供と仲良くなりやすい犬種があったことには度肝を抜かれましたね。犬種によっても、違いが出るということを知れてよかったです。やはり犬と子供の相性が良いに越したことはないですからね。

9 名無しさん
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家庭の中で犬も、飼い主さんの愛情が自分より子供に向けられるのを見て焼きもちを焼いてしまうなんてこともありうるんですね。家族全体の醸す雰囲気を感じ取ったり、一人一人の動きを見て主従関係に当てはまていたりと、そういうことを知るとこちらもしっかりしないとと思ってしまいます。

8
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犬を飼うなら子供に懐いてくれるのが理想ですよね。子供嫌いな犬は犬種に関係ないようなきがします。犬種で絞って子供と仲良くなれなかったりしたら最悪ですからね、一番いいのはペットショップなどで実際に確認する方法じゃないでしょうか。相性って犬種関係なくあると思いますよ。

7 どっぐ
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子供は人間の家族ですから、犬をペットとして扱うでしょう。しかし犬からすれば自分も家族の一員だと思っているので、そこにギャップが生まれることで問題に発展することは仕方ない面もあるでしょう。それをどうやって回避すればいいのか、なかなか難しいでしょうがケースバイケースで試行錯誤するしかないでしょうか。

6 green
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動画で小さい子供と犬が一緒に仲良く生活しているのを見ます。憧れますよね~ 仲良くなるためにもなりやすい犬種と気を付けなければならないことがあるんですね。子供には犬はみんな優しいのかと思ってました。

5 レン
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よく子供のいたずらにワンちゃんが耐えているシーンは良く見ますね。親としては微笑ましいものがあるかもしれませんが、当のワンちゃんにとってはストレスの何ものでもないのかもしれません。子供と仲良くして欲しいのなら、子供の方も手加減できるように大人がきちんと見守っていなければいけませんね。

4 犬犬犬?
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犬が子供嫌いになることもあれば、子供が犬嫌いになることもあるので難しい問題です。犬にも好き嫌いはあるわけですから、子供が嫌いな犬種がいても不思議ではありません。逆に子供が好きな犬種もいるでしょう~可能なら子供が好きだと思ってくれる犬種と、子供も仲良くしてくれたらお互い最高でしょ!

3 ねねね
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子供も犬も基本は動物なのでタイミングをうまく見計らないと子供嫌いな犬になったり、その逆もあったりするだね。せっかく一緒に暮らすんだから、子供にも犬にもお互い信頼できるような関係であるべきでしょう。よく大型犬が子供なんかをかみ殺してしまったというニュースを聞いたりしますが、そんなの子供はもちろん犬にだって悲劇ですよね。

2 名無しさん
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子供にも小さい時から動物に触れさせたいと思いますけど、注意しておかないと、接し方によっては犬を子供嫌いにさせてしまう場合があるんですね…。 飼い主側の犬に対してのちょっとした気遣いも大切なんだなと感じました。

1 名無しさん
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大きい犬を子犬の時から飼って、子供と一緒に成長させるというのは私の夢でもあります。できれば、ゴールデンレトリバーなどの犬を飼いたいと思っていますが、子供との相性も良いという点を知ることができてうれしいです。小型犬にはやはり子供が恐怖になることもあるようなので、小型犬ならある程度子供が大きくなってから飼う方がいいですね。