
キンカローってどんな猫?性格と特徴から考える飼い方のコツ!
キンカローは1990年代に、手足の短いマンチカンと耳が外側にカールしたアメリカンカールを交配して生まれた、まだ珍しい猫です。外見はこの両親の特徴を受け継いで、カールした耳と短い手足を持っており、性格も両親を併せたように利口で遊び好きな「犬のよう」と言われる猫です。特徴や飼い方のコツを紹介します。

キンカローの性格
キンカローはまだ歴史が浅い猫なので、その性格の特徴はまだ一般に浸透していません。
キンカローの性格を知る手がかりは、両親の血統猫の性格です。
キンカローの親となったマンチカンは、遊び好きで短い足にも係わらず、ジャンプも得意です。
もう片方の親であるアメリカンカールは、活動的で賢く、人によく慣れる性格です。
この二つを併せたのが、キンカローの外交的な性格になるようです。
外見がふたつの親を併せた特徴であるように、キンカローの性格も両親の性格を受け継いでいます。
オモチャで遊ぶのが大好きで、犬のように投げたオモチャを空中でキャッチするのが得意な子もいます。
賢いのでしつけもしやすく、投げたオモチャを取ってくるのも犬みたいな特徴ですね。
また短い足を生かした特技として、トランポリンが好きな子もいるようです。
社交的な性格なので、にぎやかな家族やペットのいる家庭でも飼うことが可能です。
家族と一緒に過ごすことを好み、飼い主には特に甘えん坊な性格なので、スキンシップは欠かせません。
キンカローの飼いやすさ
多頭飼いしやすくて社交的なキンカローは、神経質なところも少ないため非常に飼いやすい猫種ということができます。
家族みんなと仲良くできますし、多頭飼いも問題ありません。
寂しがり屋なところがあるので、留守が多い家庭の場合は、他の動物が一緒にいるほうがいいでしょう。
スキンシップを好む猫種なので、時間をかけて構ってあげることができる飼い主に向いているでしょう。
遺伝的疾患やかかりやすい病気など、これからわかってくることがあるので、最新の情報をチェックしながら飼育するようにしましょう。
キンカローの飼育環境と飼い方のコツ
2つの猫種の良い所を受け継いだハーフ猫は魅力がいっぱいですね。
キンカローもそのうちのひとつで、これから日本でも人気が出てくるかもしれません。
そんなキンカローの飼育環境や飼い方、しつけ方のコツなどについて説明します。
キンカローの飼育環境
他の猫種と同様、完全室内飼育が適しています。
家の外は交通事故や他の猫と喧嘩をするなどしてケガをしてしまうリスクがあるので注意しましょう。
飼い主とのスキンシップを好み、一緒に遊ぶことも大好きです。
1日1回は思いっきり一緒に遊ぶようにしましょう。
また運動不足にならないように、キャットタワーやキャットウォークなどを用意してあげるといいでしょう。
見かけの割には運動神経がよく、走るのも早いのでビックリするかもしれませんよ。
依存心がそれほど強いわけではありませんが、寂しがり屋なところがあるため、ひとりでの長時間の留守番はあまり得意ではありません。
ストレスにならないように、気の合う猫をもう一匹飼うなど工夫しましょう。
キンカローのしつけのコツ
キンカローは賢い猫なので、まるで犬のようだという人もいます。
しつけを覚えるのもはやく、物を投げて取ってこさせることも可能です。
もちろん犬ではなくて猫なので、多くを期待しすぎることはできませんが、根気強く愛情を込めて接すればそれほどしつけに苦労することはないでしょう。