猫の肥満予防方法！食欲旺盛な猫を太らせないために飼い主がやるべきこと

■食欲旺盛な猫が太る前ににできる対策について。理由も含め解説

Africa Studio/shutterstock.com

猫が急に食欲旺盛になり、餌をよく食べるようになった！ 飼い主としては、健康な証拠でもあるので嬉しいことですよね。

でも、その反面少しずつ体重増加も気になるのではないでしょうか？ 猫は小さな体ですので、１キロの体重増加でも体に大きな影響を与えることがあります。

猫が食欲旺盛になって、太るのを心配する場合はどんな対策方法があるでしょうか？ 食欲旺盛な猫が太らないように、餌を変えたほうがいいのでしょうか？ 餌以外にも、食欲旺盛な猫が太らないようにできる対策方法はあるのでしょうか？

食欲旺盛な猫ちゃんにお悩みの飼い主さんにぜひ見て頂きたい情報を集めました。

■食欲旺盛な猫、その食欲旺盛の理由とは？

猫が急に食欲旺盛になった場合、どんな理由が考えられるでしょうか？

急に猫が食欲旺盛になった場合、まれに病気の心配もあるので気をつけましょう。 猫が以前に比べて明らかに食欲旺盛になった場合、そしてそれが老猫である場合、甲状腺の病気が潜んでいる可能性もあります。

猫が甲状腺機能亢進症になっている場合、急に元気になる、急に食欲が出てくる、などの症状が起こります。 これは甲状腺ホルモンが異常に活発になることにより起こる症状です。 この症状が起きている場合、食欲がありたくさん餌を食べるのに体重が減っていく、という現象が起こります。

食欲旺盛な猫が体重は食欲と反比例に減っていく、という場合は、早めにお医者さんに相談しましょう。

■食欲旺盛な猫が太らないための対策方法は？

Jaromir Chalabala/shutterstock.com

では、食欲がありたくさん餌を食べ元気な猫の場合は、太る前にどんな対策ができるのでしょうか？

まず、猫の餌を変えてみるという方法があります。

最近はペットショップやホームセンターでも、猫の肥満対策用のキャットフードが売っていることでしょう。 減量用のキャットフードは摂取カロリーを大幅に抑えているために、猫が満足するまで食べたとしても普通のキャットフードよりカロリーを抑えることができます。

また肥満対策用のキャットフードは脂肪分をカットしてあります。 同じ量食べたとしても、良質な栄養素と腹持ちの良い素材で作られているために、肥満になりにくいのです。

食事により太る前の対策をする他には、運動により対策をすることがオススメです。 最近はリードをつけて道をお散歩する猫も多く見かけるようになりましたね。 楽しく運動量を増やすなら、外をお散歩しても良いかもしれません。

またお部屋の中にキャットタワーなどの障害物を作っても、猫が楽しく運動量を増やすことができます。 キャットタワーの上に低カロリーのおやつを置いたり、障害物の向こう側に餌を置いたりすることもできますね。

■猫の肥満の恐ろしい害

でも食欲旺盛なのは良いことですし、無理に痩せさせようとしないほうがいのでは？そう思っておられるかもしれません。 なぜ太る前に対策したほうが良いのでしょうか？

猫が肥満を起こすと、生活習慣病にかかるリスクが高くなります。 肥満の猫ほど、糖尿病や心筋梗塞などを引き起こす可能性が高いのです。

猫の種類によっては、もともと心臓の疾患を抱えやすい猫ちゃんもいます。 それに加えて肥満気味ならば、血管が細くなり、血液や酸素をうまく送ることもできなくなるのでより発症率・死亡率が高くなってしまいます。 肥満で見た目が悪くなる事よりも、そうした目に見えない恐怖のほうが恐ろしいのです。

自分の飼っている猫が食欲旺盛になったならば、太る前にぜひ早めに対策方法を実践しましょう。

飼い主として、猫の命を守るためにできることをしてあげるのが最大の愛情表現です。