イビザンハウンドってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ! 

イビザンハウンドってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ! 

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たまにイビザンハウンドと散歩をしている方をみかけますね。 その姿は、カッコイイの一言がぴったりです。 日本ではあまり見かけないイビザンハウンドはどんな犬でしょうか? それではイビザンハウンドの性格や特徴、飼い方やしつけ方法について見てみましょう!

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イビザンハウンドの特徴

イビザンハウンド

shutterstock.com

イビザンハウンドは、地中海のスペイン領バレアス諸島に属するイビサ島が原産の犬種です。

その姿は優雅な鹿のようで、ぴんと立った大きな耳が印象的な大型犬です。

ほっそりとしたスタイルに、すらりとした足でしなやかに歩く姿は、この犬種特有の優雅さを醸し出しています。

イビサ島では野ウサギ狩りをしていた狩猟犬だったので、非常に俊敏でジャンプ力が優れており、助走なしの垂直飛びでもかなりの高さを飛べることが知られています。

狩猟犬として非常に優秀なイビザンハウンドは、嗅覚と聴覚も非常に優れているので、昼夜を問わず狩りをすることができるほどの高い能力を持っています。

また狩猟犬以外にも、その美しさが高く評価されており、ドッグショーでも活躍しています。

日本でなかなか見かけることができないのが残念なほど、気品溢れるとても美しい犬ですよ。

イビザンハウンドの外見的特徴

イビザンハウンドは、優美な弓形を描く長い首と大きく直立した耳が特徴で、その美しさとスマートな体型から「鹿のようだ」と言われることもしばしばあります。

つぶらな瞳は琥珀色をしていて、スッと通った鼻筋に、ローズカラーまたはキャラメルカラーの鼻は、西洋的な美しさを持つ顔立ちです。

どんな地形にも対応できる運動神経を持つイビザンハウンドは、すらりと長くウサギのような足をしており、高く飛び跳ねることと動いているものも素早く追いかけることを得意としています。

人間でいう親指部分に狼爪(デュークロウ)が生えるタイプの犬種で、昔は子犬の頃に切除していましたが、最近は動物愛護の観点から切除せず残すことが多くなっています。

細長いしっぽは普段は下がっていますが、警戒する時にはピンと持ち上がります。

イビザンハウンドの寿命・体型

イビザンハウンドの平均的な寿命は、12歳くらいと大型犬の中では長生きな寿命です。

体高は、オスが60~75センチくらい、メスが55~65センチくらいですので、大人の太ももから腰近くになる大きさですね。

体重は、オスが20~30キロくらい、メスが20~30キロくらいです。

同じ犬種の中でも少し大きさに幅があるようですね。

イビザンハウンドの歴史

Ibizan Hound dog

DragoNika/shutterstock.com

イビザンハウンドは、西暦前8世紀にエジプトと地中海とを往復していたフェニキア商人が、スペイン領のイビサ島に持ち込んだ犬種と言われています。

数千年前、古代エジプトのファラオ達が連れていた猟犬「ファラオハウンド」を祖先に持っており、とてもよく似た両者は共に気品ある姿をしていますが、イビザンハウンドの方が体が大きく、被毛もファラオハウンドが単色なのに対して、イビザンハウンドは単色のほかにツートンカラーがあります。

イビザンハウンドが持ち込まれた当時のイビサ島は、食糧が少なくてかなり過酷な生活環境でした。

生き残るために、イビザンハウンドは有能な狩猟犬に必要な能力である視覚や聴覚、嗅覚や狩猟能力を向上させていきました。

さらに能力が高まっていくよう優秀な個体同士を交配させていったため、より嗅覚と聴覚も研ぎ澄まされ、昼夜問わず狩りをできるほどの能力を身に着けました。

この犬種が世界で知られるきっかけとなったのは、イビサ島の近くにあるマジョルカ島在住のドッグショー審査員がイビザンハウンドに興味を抱いたことが始まりだったと言われています。

この審査員が熱心に繁殖計画を進めた結果、イビザンハウンドは1950年頃にはヨーロッパや北アメリカに広がって知られるようになりました。

ちなみにアメリカにいるイビザンハウンドは、1956年にアメリカに渡った1組のペアが生んだ4匹の子犬を基盤としているそうですよ。

1979年にAKC(アメリカンケネルクラブ)に正式に公認され、狩猟犬以外に、ルアーコーシング(疑似餌を追いかけるショー)や家庭犬としても活躍するようになりました。

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