
猫にまたたびって実は危険!?またたびの効果と使い方を知ろう!
巷でずいぶん怪しい情報が飛び交っていますが、キチンとした用法を守れば、原則的にマタタビを猫に与えても良いものです。実はマタタビは危険なの?それとも本当はどうなの?など素朴な疑問にお答えします。またたびの本当の効果を知って役立てましょう。

またたびの正体は媚薬!その理由とは?

Susan Schmitz/shutterstock.com
まずまたたびとは、つるになって木に絡みつく植物で、人間にも身近な漢方薬として昔から使われてきました。
前提として、毒素があるような植物ではなく、漢方薬では煎じて利尿薬や血行促進のために使われたり、強壮作用、つまりは元気の源として、民間治療で使われてきたものです。 しかも花は、おひたしで食べたり、山菜としてわりとポピュラーな食材としても有名なんですよ。
またたびの名は、江戸時代はその昔の人が、長旅の途中で疲れてしまっても、またたびの実を食べれば強壮剤となって元気になることから、「また旅ができる」ということから名づけられています。
人間にはちょうど良い活力剤でも猫は若干効きすぎる場合もあるので、そこがちょっと注意することなんですね。
なんで猫はまたたびで喜ぶの?

James Aloysius Mahan V/shutterstock.com
またたびは危険なのでしょうか?
「またたびを与えると、呼吸困難になって死ぬ」というのは根拠のないデマだと思いますが、恐らくそれはまたたびの生の実を与えたのではないでしょうか?
猫に効くのは、マタタビの葉や茎、果実に含まれる、2つの成分で、大脳と、脊髄、延髄を麻痺させ、全身が麻酔を受けた状態と同じになり、一種の陶酔効果があるからです。
それもずいぶん最近になって、日本の学者がその成分を突き止めました。
この主成分は、アルコールに近いといっても、香りが主成分であり、どちらかといえばエタノールとか、エーテルに近いもので、人間の飲むアルコールとは全く違うものです。 さらに、マタタビに含まれるアクチジンとよばれる物質は、昆虫が出す天然のフェロモンに近く、もう一つの成分は揮発性で、人間でも多量に食べれば嘔吐などの副作用があります。
フェロモンが関係するので、オス猫よりもメス猫のほうが強い反応を示しますが、子猫・去勢した猫には反応が鈍いので、効果のあるのは、去勢前のメスの成猫で去勢していない個体だけということになります。
またたびの与え方:どんな時に与えればよいの?

AltamashUrooj/shutterstock.com
またたびの与え方を知っておきましょう。 まず、またたびの木片では大きなものは与えないほうが無難ですね。危険を避けられます。
芳香は皮の周辺にあるため、麻痺が長いと覚醒まで時間がっかってしまいます。 勘違いしないでほしいのはまたたびの効果は「興奮」ではなく、「麻痺」である点です。
痺れて動けなくなるのと、興奮のショックで倒れるとは質が違うものだと理解できるでしょう。 誤解のないように、ご理解していただけたらと思います。
野生のキウイでも効果がある!

Peter Kotoff/shutterstock.com
食用として品種改良された市販のキウイは無関係ですが、もともと中国原産のキウイはまたたびに属する植物です。
野生のキウイの木の根は、マタタビと似たような成分が含まれるので、田舎のキウイ畑などは、根を掘り起こす作業になると野良猫がやたらと集まって、ゴロゴロと喉を鳴らしたり、クネクネと陶酔した様子が見られることがあるそうです。
敏感な個体は、市販のキウイの実でも若干反応するそうですが、だからって実を与える必要はありません。
【またたびの使い方】どうやって使うの?

zossia/shutterstock.com
すべての猫が反応を示すわけではありませんし、芳香で酔うため持続性は低いのです。
したがって、あくまでも”奥の手”として取っておくのが賢明ではないでしょうか?
-
- 犬用シャンプーって?おすすめをランキング5つ比較します!
- 犬用シャンプーの品揃えがどんどん充実してきていますね。愛犬のシャンプー選びに困るほどです。食べ物や気候、環境などの影響でかゆみと闘う愛犬が増えているので、できるだけ犬の健康にいいものを選んであげたいものです。選び方と人気のシャンプーを取り上げます。
- 犬用品
- 6790
-
- 【愛猫の寿命に大きな影響が!】毛並もかわる実は大切なキャットフードの選び方!
- ペットショップにはたくさんの種類のフードが並んでいるので、どれがいいのか悩んでしまいます。 ただ、そのキャットフードの選び方が愛猫の病気・健康、さらには寿命にまで大きな影響を与えるんです。 今回は粗悪なキャットフードの見極め方、そして良い餌の選び方をご紹介したいと思います。
- 猫の食べ物
- 1165
-
- 犬の安全なドッグフードの選び方!安全で合う餌を選ぼう!
- 犬を飼い始めて一番気になることは、やはり餌のことではないでしょうか?大型犬ではコストパフォーマンスが気になるでしょうし、最近人気の小型犬では肥満や内臓疾患の心配もあると思います。そこで安全なドッグフードとは何か?選び方についてご説明します。
- 犬の食べ物
- 2064
-
- 犬の肥満の原因はドッグフードかもしれない?ドッグフードの中身を見直そう!
- きちんとドッグフードに記載の量を守っているのに、なぜか犬が太ってしまう!そんなお悩みを抱えた飼い主さんは多いようです。実はその原因は犬のドッグフードそのものにあるかもしれません!気付かず続けていると危険!犬のドッグフードの選び方についてまとめてみました。
- 犬の健康
- 1703
-
- 野良猫は何を食べて生きているの?野良猫の食べ物について解説
- 野生の中で自由に暮らしている野良猫たち。特定の飼い主がいるわけでもないのに、彼らがどうやって生き抜いているのか、気になりませんか?今回は、野良猫が何を食べて生きているのかご紹介します。きっとワイルドさに驚くはずです。
- 猫の食べ物
- 2047
- コメント
末代まで祟られろ
-
- 外出していたら部屋が大変なことに!猫が部屋を散らかすのはどうしたらいい!?
- 猫はとても可愛く私達を癒やしてくれる存在ですが、いたずらっ子な一面を持っている生き物でもあります。飼い主が外出しているのを良いことに部屋を散らかし放題にしてしまう子もいます。なぜ猫は部屋を散らかしてしまうのでしょうか?一体どうすれば部屋をあらされずに済むのでしょうか?
- 猫のしつけ
- 4387
-
- 猫にとって安全な観葉植物と危険な観葉植物
- 猫を飼っているから、室内に観葉植物は控えた方が猫のためかな?と躊躇している方もいるのではないでしょうか?毎日過ごすお部屋は快適にしたいけれど、可愛い愛猫のためには我慢だね、なんてもったいないことです。猫にとって安全な観葉植物と危険な観葉植物をきちんと知ることで、お部屋の中でもグリーンを楽しめます。そ
- 猫の健康
- 5943
- コメント
猫に危険とされる植物には700種以上あるとか。ですが同じリュウゼツランの類でもユッカは餌などに消臭成分として含まれているようなものもあるようですね。 うちでは、猫の出入りできる部屋は椰子類、猫草、ユッカしか飾ってないですね。 豆科や羊歯類も危険みたいですし。
-
- 猫がキャベツを好きなのは大丈夫?食べる方法と気をつけたい結石について。
- 猫がキャベツ大好きなのだけど、食べさせても大丈夫でしょうか。答えは、あげすぎに注意すれば大丈夫です。キャベツを食べるときに気をつけるのは、繊維質によって下痢しないようにすること。キャベツやホウレン草に多いシュウ酸は尿結石(尿路結石)に関連しますが、猫の尿結石の原因や対策についても解説します。
- 猫の食べ物
- 1834
- コメント
適量でしたらキャベツは良いということですね。猫がキャベツを食べるイメージがないので、キャベツを食べているのを見るとびっくりするというのは確かにそうですね。イメージと違うことをしているのを見ると驚くのは仕方ないことだと思います。
-
- 猫は煮干しを食べても大丈夫?実は危険な食べ物なんです!
- 猫に煮干しを食べさせていい?と質問するとほとんどは大丈夫と答えると思います。しかし意外なのですが煮干しは猫の体には合わないようです。ではなぜ煮干しがダメなのかを解説していきます。猫に煮干しを与えるならどのくらいの量なら大丈夫でしょうか?
- 猫の食べ物
- 1662
- コメント
自分で釣った小アジを焼き干しにして与えるのもダメですか?塩を振ることも無く素焼きして干したものなんです、、、
ペットに関する考え方は、立場によってポジティブなもの、ネガティブなものまでたくさんあります。mofmoではご意見含め、出来る限り削除等はしない方針ですが、誹謗中傷や荒らし行為、公序良俗に反する内容など、他の利用者が不快に感じる投稿は削除させて頂く場合がございますのでご注意ください。
猫と言えばマタタビってイメージがあるけど、実は危険なんて全然知らなかった。実際に使ったことは一回もないから良いんだけど、麻酔をかけられた状態と同じになると聞くと恐ろしい。使ってなくて本当に良かったって思う。
マタタビを与えると、事後処理が大変なのでもう使わないことにしてます。今うちにいる子は老猫なのでマタタビは必要ないですし
野生のキウイでも、マタタビを与えた時のような効果が現れるそうですが、日常生活の中で野生のキウイを手に入れられる機会なんて滅多にないように思います。そもそも、野生のキウイってどんな感じなんでしょう。食べることはできないんですよね?
マタタビが漢方としても用いられているのは知りませんでした。マタタビ=猫って感じでした。マタタビについてよく知らなくて、使い方もわかりません。「どうやって使うの?」の章を読んでも使い方が全くもって私には、わからなかったです。
うちの猫は、一匹は平気でしたが、もう一匹がまたたびが原因と思われるおそらく中枢麻痺からの呼吸困難と心不全で亡くなりました。与えてしばらくしてショック状態や急性アレルギーに近い症状が出て、まず連れていった動物病院では、またたびが原因かもと伝えたのに、獣医はそんなことはないはずと言って点滴と吐き気止めのみで様子見をされ、しかしその後容態は悪化して呼吸停止、血管も細くなり多血状態となり亡くなってしまいました。嗜好品ですから、あえて与えないことを強くおすすめします。呼吸困難の死亡例は、決してデマではありません。
またたびって猫にとっては麻薬みたいなものだよね。初めてまたたびを上げたときにはあんまりにも猫がぐでんぐでんになるもんだから凄く怖かったよ。今はたまーーにあげるけど、少量だけですね。あげすぎるのはあの様子を見ると怖くて怖くて。
マタタビを猫に出すと、すごく喜ぶんですが、あれは麻酔のような感覚に陥っている訳なんですか。これを知っちゃうとすごく怖いですよ。麻痺させているだなんて怖い、怖すぎですよ本当に。喜んでいると、むやみにあげたくなりますが、これを知ったからにはあげません!!
マタタビは何度か耳にしたことがありますが、そもそも何だろうと感じていました。植物だったんですか、初耳でびっくりしてます。ツルになって木に絡みつくと聞くと、どのように生えているのか気になってしょうがないです。大きさとかが気になりました。
またたび、大好きですね。初めて与えたときにはその効果の高さにびっくりしました。時々指先にちょっと塗ってかがせてあげるけど、幸せそうにうっとりしていますね。ただ効果が高すぎるので、飼い主が様子を見ながら少量ずつ与えなきゃって思います。
注意ばかりで与え方が大きい木片はやめてしかない件
またたびって、猫を興奮させるんじゃなくて、麻痺させるんですね!与え方によっては、大変なことになってしまいそうだから、気を付けて与える必要がありますね。
またたびによる効果が、興奮ではなくて麻痺であるって知ると、ちょっとびっくりしますね。頻繁に与えるのは控えたいと思いますね。
結局使い方は教えてはもらえないんですね。
猫にマタタビを与えるとどのような反応を示すのかは知らないのですが、記事を読む限りでは与えないのが賢明ですね。麻痺すると聞いて、そんなもの与えたらダメだなという判断に繋がりました。日常生活の中で使う場面があるのか疑問です。
猫でもメスにマタタビを与えるのは興味本位でもやめてあげた方がいいと思います。ヨダレ出してヘロヘロになっているのを面白そうに笑ってみているのはいい趣味だと思えません。要するに酩酊状態になっているのと同じですから、無理やりそんなことをする必要ってないでしょ。
また旅ができるっていう滋養強壮の意味合いがあったんですね。猫にとってはそれは、興奮作用でなくて麻酔の効果が強いのも初めて知りました。ちょっと怖いですね。使い方には十分気を付けたいと思いました。
猫の好きなまたたびは、よく聞きますが、意味は知りませんでした。こんな意味があるなんて!!また良い成分が含まれているものの与え方を間違えると問題があることも知りました。よく知らないであげてしまうと大変なことになってしまいますね。注意します!
マタタビの名前の由来、面白いですね!!人間も使っていたなんて知らなかったです。うちの猫にはマタタビは与えていませんが、使うことで何かネコにとって良いことがあるんでしょうか?よくわからないので使ってないです。使い方も書かれていたらよかったと思いました。
またたびを猫に与えたことが一度もないので、興味深くこの記事を拝見しました。陶酔効果があると言われると、またたびは猫に与えない方が良いのかもしれないなと思いました。またたびを与えることはありませんが、どのように使うのか、知りたくなりました。
猫にまたたびを与えたときのあの反応ってすごいよね。ヨダレたらしながらグッダグダになってるのを見ると猫の弱点をまじまじと見せつけられてる気分になります。ただ与えすぎが問題なのは言うまでもなく、面白がって使っちゃダメだよね。