ネコは何を見てる?「フェレンゲルシュターデン現象」ってなに?

ネコは何を見てる?「フェレンゲルシュターデン現象」ってなに?

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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「フェレンゲルシュターデン現象」について聞かれたことがある方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか?ネコ好きの方にとってはポピュラーな話かもしれませんね。今日は、嘘なのそれとも本当なの?と世間を騒がせている、このフェレンゲルシュターデン現象の真実についてお話したいいと思います。

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ただボーっとしている

猫 見る

Ekaterina Kolomeets/shutterstock.com

ネコには怒られてしまうかもしれませんが、人間が深読みしすぎているだけで、ただ何も考えずにボーっとしているのでは・・・というのが3番目の理由です。

人間は非常に繊細な生き物で、過去を振り返ったり、今現在起きていることに悩んだり、状況を改善するための方法を思い巡らしたり、将来の計画を立てたりと頭と心をフル回転していますよね。

だからこそ、人が一点を見つめていると「何か悩んでいるのかな?」と思ったり、考え深げな表情で宙を仰いでいると「大丈夫かな?助けになれるかな?」などと、あれこれと想像し、実際に手を差し伸べようとするかもしれません。

同じことを動物がするでしょうか?答えは、しません。本能だけで生きている動物は、根本的に人間が考えているようなことも考えませんし、心が揺れ動くようなこともありません。

考えることは主に、「餌」「飼い主」「遊ぶこと」と非常にシンプルです。 ですから、一点を見つめているときも、何か匂ったり聞こえたりしたわけでなければ、頭の中は空っぽの可能性が高いです。

眠くてボーッとしていることもあるでしょう。 ジーとどこかを見つめているので観察していたら、すっと目を閉じて居眠りを始めることもよくあります。

動物は、人間と比べるとはるかに単純ですので、あまり勘ぐらずに「ボーッと幸せな時間を過ごしているのね?」くらいに考えましょう。そうできるのも、あなたと一緒にいて安心しているからこそですので、ポジティブに考えることができます。

ストレス

空間を見つめることは、ネコが強いストレスを感じている時に現れる症状の一つでもあります。

しかしその場合は、以下の症状や行動と一緒に現れますので、当てはまることはないか確認してみることをお勧めします。

強いストレスを感じていると、「よく鳴くようになる」「グルーミングを長時間する」「下痢や便秘になる」という兆候が見られます。

何もないのに大声で鳴き続け、以前と比較すると、明らかに鳴く頻度が増しているような場合は、スキンシップや縄張りの環境など、ネコがストレスを感じるようになった原因はないか見直してあげましょう。

ネコがストレスを感じるのは主に環境だと言われています。 よくあるのが、飼いネコを時々外に連れて行くので、家の外まで縄張り意識を持ち出してしまって、警戒心が増したり、外に連れて行くように要求して鳴くようになってしまう場合です。

こうなると外に出れないことが、ネコにとってストレスとなるのできちんと対応してあげる必要があります。 また、トイレが汚れていたり、狭い場所にずっといることなどもネコにとっては辛い環境です。

もともとネコは、イライラしたり不安を感じた時にグルーミングをしますが、それが長時間している場合は、要注意です。 音に敏感なネコだけに、工事の音や、人の大きな声などが頻発していないが気にしてあげてください。

引っ越しや、見知らぬ人の来客、多頭飼いなどもネコとってストレスになるので、心当たりがある場合は、飼いネコが静かな時間を過ごせるように環境を整えてあげましょう。

餌の栄養のバランスが悪ければ、もちろん体調に悪影響を及ぼしますが、しつこく触られたり、飼い主が構ってあげなすぎることも体に出ることがあります。

動物の場合は、糞の状態で健康状態がわかりますので、病気や怪我をしているわけでも、餌を変えたわけでもなのに下痢や便秘を起こしているなら、心のケアなサインかもしれません。

このように、ネコがストレスを感じると、いくつかの兆候が現れるので、ジー何かを見つめているような行動と、これらの兆候のいずれかが観察されたのなら、迅速に対処するようにしてください。

ストレスとなっている原因が浮かぶならそれを改善するようにできますし、はっきりしないのなら、信頼できる獣医さんに相談することもできるでしょう。

紫外線を見ているのかも?

ネコの視力は決して良くなく、人間の十分の一ほどだと先ほどお話ししましたが、私たちに見えないものが見えている可能性が最近囁かれています。と言っても、霊やおばけではありませんよ。

最近の研究によると、動物の中には、紫外線が見えているものが多く、ネコも、もしかしたら紫外線が見えているのではないかと言われています。

まだはっきりと確証されているわけではないので、フェレンゲルシュターデン現象のように、デマの情報を広めて、人々に混乱を招かないように気をつけなければなりません。

現段階でわかっていることは、チョウゲンボウというはハヤブサの一種が、獲物であるハタネズミのおしっこが紫外線に反射して紫に光ることを利用して、居場所を突き止めていることと、ミツバチや何種類かの昆虫も紫外線を感受しているということです。

以前は、ネコは色を識別できないと言われていましたが、研究が進むにつれ、ある程度の色は認識できていることもわかっています。

そこで、ネコももしかしたら紫外線が見えているのかもという説が出てきているのです。

ただ、あくまでもまだ仮説の段階で、これから真実を確かめるために、専門家によって研究が掘り下げられる必要があります。

そもそも人間に見えない紫外線に関することなので、私たちでは確かめようがありませんし、真実がわかることは一体いつになるやらですが、はっきりと解明されるのを辛抱強く待ちましょう。

まとめ

猫

Rrraum/shutterstock.com

最もらしく語られてきた、フェレンゲルシュターデン現象が真っ赤な嘘であるように、世の中には嘘やデマが多く出回っています。ですから、人に伝える前に、慎重に事実かどうかを確かめるのは懸命なことでしょう。

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3 名無しさん
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現象と言うより行動に付けられた名称なのだから嘘ではない

2 名無しさん
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嘘をつくのが得意で、人を騙すことを楽しむ人が作り上げたフィクションです。

と書いてありますが、途中まで信じてました。冒頭に嘘ということを書いておいた方がいいのでは?

1 名無しさん
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この記事では

本当に猫は何も見ていないという

証明をはたしていない思います

もし飼主が飼猫と一緒になって

その正体を目で追ってしまうことがあったらどう説明されますか

同時にえ?と思う

初めてみる物体らしきものが二体

死期間近と思える飼猫の

目の前にあるのを同時に認識してサッと消えた瞬間を共有した感覚

ま、幻覚と言ってしまえばそうなのかもしれませんが

その時、飼猫が見ているものを私も同時に見えたのかもしれないと

そう納得するようにしてますが

幽霊などといったものでもなく

初めて見る不思議な物体をいつか絵などに描いて精神科医に診てもらおうかなと思ってます