「猫にも飼い主にも嬉しいキャットウォーク」

「猫にも飼い主にも嬉しいキャットウォーク」

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室内で飼われている猫も、本棚の隙間や家具の上など、お気に入りの場所は高い所ではないでしょうか?これには、猫ならではの習性が関係しています。今日は、そんな猫の習性を生かした、飼い主さんにとっても猫にとっても快適で、実用的な居住空間作りのコツをご紹介したいと思います。

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猫の居住空間作りのコツ

猫

Aynur_sib/shutterstock.com

塀の上や木の上、車のボンネットや屋根の上など、外にいる猫は大抵高いところでくつろいでいますよね。

室内で飼われている猫も、本棚の隙間や家具の上など、お気に入りの場所は高い所ではないでしょうか?

これには、猫ならではの習性が関係しています。

今日は、そんな猫の習性を生かした、飼い主さんにとっても猫にとっても快適で、実用的な居住空間作りのコツをご紹介したいと思います。

また、日本の居住環境は、ペットを飼育するには厳しいものが多いです。 多くの賃貸では、スペースが限られており、家賃も高く、穴を開けてはいけないなどの細かい規定もあります。

持ち家であったとしても、ペットが自由に動き回れるようなスペースを平面的に確保できる人はごく僅かでしょう。

さらに、改装の自由度は高いとはいえ、家を傷つけたくないという思いは賃貸の人よりも強いことでしょう。

そんな日本の厳しい住宅事情も考慮した、家を傷つけないようにしながらも、おしゃれで経済的、かつ十分なスペースを確保できるようなアイデアをご紹介致します。

猫の習性

猫

thanongsak kongtong/shutterstock.com

生き物には種ごとにそれぞれ習性や特徴があります。猫の習性としては、明け方や夕方などの薄暗い時間に活動的になったり、毛づくろい(グルーミング)をすることなどが有名ですよね。

それぞれの習性には全て意味があって、野生の時代に生き抜くために必要なことだったり、自分の健康を守るために、本能にインプットされていると言われています。

例えば、猫がナイトタイムクレイジーと呼ばれるほど、薄暗い時間にテンションが上がって動き回るのは、猫の目に備わっている特殊な層によって、獲物である鳥などの小動物を捕らえ安いので、狩猟本能が目覚めるからだそうです。

またグルーミングをするのは、体温調節やノミなどの害虫の駆除、高まった気分を沈めるなど、猫が健康にいきていくために必要な様々な役割があります。

このように、猫が決まって取る行動には意味があるわけですが、グルーミングやナイトクレイジーの他にも、特徴的な猫の習性は「高いところに登る」ことをあげることができるでしょう。

ふと気がつくと、木の上や棚の上に登っている猫は、なぜそんなに高いところが好きなのでしょうか? それは、外敵に襲われる危険性が少なく、視野を広く保てるので、危険をいち早く見つけて対処できるからだと言われています。

弱肉強食の厳しい世界を生き抜くためには、常に警戒を怠らず、できるだけ確実な方法で自分の身を守る必要があるのです。 そんな野生の本能が作用して、飼い猫になっているものでも、高い所にいることが心地よいと感じるのです。

また、高い場所にはノミやダニが少ないというメリットや、他の猫に対して、自分の優位性を見せつけるという目的もあるそうです。

ですから、高い場所にいることは猫の精神衛生上とても大切なことで、室内でペットとして飼うときにも、自由に登ってくつろげるような高所があると、猫は安心感を抱き、ストレスを感じることも少ないのです。

他にも猫の習性としては、「狭くて暗い場所が好き」というものもあります。 ダンボール箱の中に隠れていたり、押入れやタンスの中に入ろうとするのを見たことはないですか?

頭しか入らないようなティッシュケースにダイブする、有名な猫の動画もありますよね。 それらの行動の理由は、小動物の巣穴のようなイメージで、中に獲物が隠れているのではと狩猟本能が騒ぐからだそうです。

野生の猫は、ネズミやイタチなど、小さな穴を寝床にしている小動物を餌にしていますので、人間から餌をもらうようになっている猫であっても、暗くて狭い場所を見ると、猫本来のハンターとしても習性が呼び起こされるのでしょう。

狭くて暗い場所が好きな他の理由は、自分にとって安全基地のような隠れ場所となるので、安心感を抱けることも関係しています。

野良猫たちは、自分で家を作るのではなく、鳥やうさぎの巣穴や、木の洞、倒木でできた隙間、茂みの陰など、自然にできた狭い空間を住みかとしています。

都会の野良猫は、廃墟ビルや下水溝、家の床下などに住み着くことも多いです。

何れにしても、雨風がしのげる、狭くて暗い場所に住み着くのです。 そのような所にいることが外敵の攻撃をかわし、平穏な暮らしをするのにベストだと本能で感じるのです。

暗くて狭い場所が猫にとって安心感を与えることは、実験によっても証明されています。 2014年にオランダのユトレヒト大学で、隠れ家のある環境と、隠れ家のない環境にそれぞれ10匹ほどの猫を入れました。

その結果、隠れ家ありの環境に置かれた猫たちは、到着から3日目には環境に慣れ始めましたが、隠れ家なしのグループは環境に慣れるまでに14日間ほどかかったそうです。

この結果からも、猫がここなら安全だと思えるような、箱の中や狭いスペースを作ってあげることは、猫のストレスを軽減するために非常に大切であることがわかります。

私たち人間も、家の中でも特にくつろげるお気に入りの場所というものがありますよね?

ソファやお気に入りの椅子、部屋の特定の位置、狭い書斎などそれぞれ好みがあると思いますが、そこにいると心が落ち着いたり、気持ちをリセットできるのではないでしょうか。

自分の落ち着くスペースやお気に入りの家具がなく、ただガランとした空間に長時間いなければならなかったり、自分の家が他人の好みによって模様替えされると、なんか落ち着かず、必要なものが揃っていたとしても、精神的に大きな負担になりますよね。

ですから、猫を家に迎えようと考えておられる方、または既にペットとして猫を飼っているがより快適な環境を作ってあげようと思われている方は、ぜひ自分だけの快適さではなく、猫がくつろげる空間とは何かを考えて見てください。

その際、今考えた、猫は高い所に登ることが好きで、高い所にいると気持ちが落ち着くことや、狭くて暗い場所にいるとストレスを感じることが少なく、安心感を抱けるという習性があることを参考にしてくださればと思います。

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