猫のするまばたき、それには意味があるの?

猫のするまばたき、それには意味があるの?

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今日は、動物の中でも滅多に鳴かないことで有名かつ、私たちにとっても身近な動物である猫の目は、私たちに何を語りかけているかを見ていきたいと思います。特に、まばたきすることにはどんな意味があるのかを掘り下げていきましょう。

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猫のまばたきに意味はあるの?

まばたき

rukxstockphoto/shutterstock.com

「目は口ほどに物を言う」ということわざがありますが、言葉に出さなくても、相手を見つめて目の表情だけで気持ちを伝えたり、話している人の目を見ることによって、語っている言葉が本心から出ているかどうかがわかることがありますね。

このように、言語でコミュニケーションが取れる人間同士でも、「アイコンタクト」をとって、目の表情を観察することは、意思を汲み取るための大きな要素になっています。

まして、共通の言語を持たない動物の気持ちを読もうとする時には、目の表情や仕草を観察することは、その動物が今どんな気持ちでいるか、何をして欲しいと思っているのかを理解する助けになります。

一緒に暮らしているペットと、より強い絆を築き、心の交流を図るために、仕草や表情からペットの気持ちを知ろうと努めておられる方は多いと思います。

今日は、動物の中でも滅多に鳴かないことで有名かつ、私たちにとっても身近な動物である猫の目は、私たちに何を語りかけているかを見ていきたいと思います。

特に、まばたきすることにはどんな意味があるのかを掘り下げていきましょう。

猫の目の構造

吸い込まれそうなほど大きくて、綺麗なアーモンド型の猫の瞳は綺麗ですよね。 夜にはキラリと光ったり、明るさに合わせて瞳孔が変化したり、素早く動くものを追ってめまぐるしく眼球を動かすなど、猫の目はとても魅力的であると同時に謎めいてもいます。

だからこそ、猫といえば「目」と、一番のチャームポイントに挙げられますし、猫好きの人はもちろん、そうでない人にとっても、猫の目には引きつけられるのではないでしょうか?

では、そんな特徴的な猫の目は、どんな構造になっているのでしょうか?簡単にご紹介したいと思います。

視力

人間に比べて猫の視力は低く、10文の1ほどしかないそうです。

それは、夜狩をするので、少ない光を少しでも多く取り入れるために、レンズ部分に当たる水晶体を大きくしたり、角膜を発達させたからだと言われています。

角膜は、眼球の眼球の30%をしめるほどのサイズだそうです。

その大きさゆえに、近視傾向にもなってしまっていますが、ちょうど狩の時にターゲットを仕留めやすい75cmが一番鮮明に見えるようになっているそうです。

ですから近視と言っても、むしろ猫にとっては都合の良い状態なのです。

視力が良いか悪いかの判断は、ただ遠くがよく見えるか、全てが鮮明に見えているかというよりも、いきていくためにベストな視力を持っているかで考えた方が良いかもしれませんね。

「動体視力」については、猫はとても優れた動物です。 動体視力とは、動いているものを認識する視力のことで、動きの識別能力は「フリッカー融合頻度」と呼ばれています。

フリッカー融合頻度は、目が1秒間に取り組むことのできるスナップショットの数のことで、この度数が高いほど、高速で点滅する光の間にある暗闇を認識することができるそうです。

人間のフリッカー融合頻度は、1秒につき60程度だそうですが、具体的な数値はまだわかっていませんが、猫の場合は人間よりもはるかに優れていて、蛍光灯の光でさえ、猫には点滅しているように見えていると言われています。

猫の動体視力に戻りますが、1秒間に25~60度移動するなど高速の場合の方が、1秒間に1~3度しか動かないゆっくりしたスピードの時よりも効力を発揮するそうです。

1秒間に25~60度というのも、ちょうど猫の餌となる、ネズミや鳥などの小動物の移動速度ですので、やはり生き抜くな目に必要な能力が備わるように作られていることがわかりますね。

素早く動くものを眼球で追うことを「サッケード」と言いますが、猫はこれも得意としています。垂直運動では1秒間に250度、水平運動では1秒間に150度というスピードで眼球を動かすことができます。

飼い猫と、猫じゃらしなどのおもちゃで遊んだりすると、眼球をカチカチと素早く、おもちゃの動きに合わせて動かすのがよくわかりますよね。 このようにサッケードが得意になったのも、俊敏な小動物を捕獲するために、目で追う能力が発達したとされています。

網膜

人間と猫の網膜には明らかな違いがあります。人間の網膜には3種類の錐状体があり、虹の7色に代表される色を識別することができ、食事やファッション、花などの自然を含め生活のあらゆる分野で色彩を楽しんでいます。

一方猫の網膜は、2種類の錐状体だけで、赤や緑などをはっきりと識別することができません。 ですから、赤みの強い美味しそうなお肉の色も、猫にとってはただの薄黒い肉の塊にしか見えません。大好きな食事でも、色彩が乏しいので目で楽しむことはありません。

その代わり、白黒を判別ずつ桿状体は人間よりも圧倒的に多く、ちょっとした明暗の違いも見分けることができます。 ですから、暗がりでも物にぶつかることなく歩くことができるのです。

猫と人間では見えている景色が全く異なるのですね。 猫の目の仕組みを知ることによって、キャットフードを選ぶ基準を色よりも匂いにしたり、飼育のためのグッズ選びをする際にも、猫が居心地よくする工夫ができるでしょう。

瞳孔

猫の目

Rebecca L. Bolam/shutterstock.com

瞳孔はカメラの絞りのような働きをするところで、眼球に入ってくる光の量を微調整する器官です。

人間や犬の瞳孔は、丸く閉会しますが、猫の場合は、長円瞳孔と呼ばれる構造をしており、縦に細長く閉会します。

それは瞳孔括約筋という上下に長い特殊な筋肉があるためです。 その筋肉のおかげで、幅にすると最大で14mm、最小で1mmまで調整可能だそうです。

この瞳孔の変動するのは、二つの理由からです。 一つは、外界の明るさで、目に入ってくる光の量に合わせて自動的に調整します。外が明るいと細くし、外がくらいと広げます。

二つ目は、感情で、リッラクスしていたり、安心している副交感神経が優位な時には、瞳孔を細くし、緊張したり興奮しているような交感神経が優位の時には、瞳孔が大きく開いています。

副交感神経と交感神経は、自律神経によってコントロールされているので、手や足を動かすような自分で意識的にコントロールできるわけではありません。

ですから、普段から猫の目をよく観察して、平常心の時がどれくらいかを知っておくと、猫の瞳孔がどれくらい開いているかによって、リラックスしているか緊張しているかをある程度判断することができます。

瞬膜

瞬膜とは第三眼瞼とも呼ばれる、目頭に見える半透明の膜のようなもので、内側からせり出して、水平方向に開閉します。閉じた状態だと、白目を向いているように見えることもあります。 一応確認として述べますが、瞼とは全く異なるものです。

瞬膜は、爬虫類・両生類・鳥類・サメなどについていますが、哺乳類で完全な瞬膜を有しているのは、ラクダ・ホッキョクグマ・アザラシなどの限られた動物のみです。

瞬膜の役割は、眼球を異物から保護したり、涙を眼球表見に塗りつけて乾燥を防ぐことです。 また、目に入ってしまったゴミを目尻の方に集めて、涙とともに眼球の外に流すという役割もあります。

基本的に瞬膜は、リラックスしている時に出るそうですが、異物混入や、体調不良など何かしらの健康上のトラブルがある時にも出ますので、愛猫の異変を感じた時には、瞬膜をチェックしてみることをお勧めします。

タペタム層

タペタム層とは、網膜の裏にある細胞層で、少量の光を反射して視神経に伝える役割があります。 ですから、わずかな光を利用する必要のある、夜に狩をする肉食動物や、深海に生息している生物に備わっています。

猫のタペタム層は、0.002mmと動物の中では比較的厚く、12~15層からでなっており、人間の6分の1ほどの光量でも物体を見分けることができるそうです。

今はペットのイマージが強い猫ですが、本来の姿は、夜に自分で獲物を仕留めるために活発に活動する肉食動物ですから、これも必要な機能なのですね。

このように猫の目は、野生猫として、厳しい自然界を生き抜く上で必要とされる能力が揃った構造になっています。 身近な動物ではありますが、目一つ取っても、非常に奥が深く、知らなかったことも多いのではないでしょうか?

猫の目の基本的なことを見てきましたが、これからは、猫がまばたきをするのはどんな意味があるのかについて考えて生きたいと思います。

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