猫のするまばたき、それには意味があるの?

猫のするまばたき、それには意味があるの?

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mofmo編集部

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今日は、動物の中でも滅多に鳴かないことで有名かつ、私たちにとっても身近な動物である猫の目は、私たちに何を語りかけているかを見ていきたいと思います。特に、まばたきすることにはどんな意味があるのかを掘り下げていきましょう。

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猫のまばたき

「猫のまばたき」と聞いてみなさん映像がクリアに浮かぶでしょうか? 正直なところ、すぐに思い描ける人はあまりいないかもしれません。

むしろ、日向ぼっこをしながら、気持ち良さそうに目を細めていたり、興味のあるものを見つけて、目を見開いているような状況の方が、私たちには馴染みがありますよね。

それもそのはずで、猫はまばたきをする回数がとても少ないのです。 人間は1分間に15~20回はまばたきをしますが、猫は1分間に3~4回ほどしかしません。

当然まばたきの回数が少なければ、見かける機会も減ってしまいます。

しかも、見かけたとしてもまばたきだと思わないことも多いのです。なぜなら、猫のまばたきはかなりスローペースなので、単に目をつぶろうとしているように見えるからです。

人間のまばたきの速さは、1秒に100~150mmという素早さで行われますが、猫は動物の中でもかなり遅いそうです。

猫をペットとして飼育されている方は、愛猫と目があったと思うとゆっくり閉じて、そのまま見ていると、またゆっくりと開いたりして、もしかしてまばたきしているのかな?と思うこともあるでしょう。

猫のまばたきは、まさにそのようなゆっくりとしたスピードで、時々行われるだけなのです。

まばたきの種類と役割

まばたきとは、人間を含む動物が目を開けたり閉じたりする運動のことですが、通常、私たちは無意識で行っていますよね? 1日に何回したと数えることもありません。

しかし、まばたきをすることによって、たくさんの身体的保護を得ていますし、もしまばたきができなくなってしまうなら、目だけでなく、体全体に深刻な問題が生じてしまうほど、大切な役割を担っています。

まず、まばたきに種類があるのをご存知ですか? 実は3種類もあるのです。

一つ目は、「周期性まばたき」と呼ばれる、常日頃自然に行っているまばたきです。

この周期性まばたきが、先ほどご紹介した、人間の場合は1分間に20回ほどで、猫の場合は4回ほど、無意識で行うまばたきに当たります。

二つ目は、目に光が差し込んだ時などに反射的に目を閉じる「反射性まばたき」です。 最後の三つ目は、ウィンクのような、私たちが意識的に行う「随意的まばたき」です。

では、それぞれのまばたきにはどんな役割があるのでしょうか? まず周期性まばたきには、目を乾燥から守る働きがあります。

目は涙によって守られていますが、外の空気にさらされているので、時間の経過と共に乾燥してきます。

つまり、まばたきをしないとドライアイになってしまうのです。 ですから、まぶたを閉じて、涙腺から出ている涙を目の表面に運んで、涙の幕を定期的に作る必要があるのです。

他にも、涙を運ぶことにより、角膜を洗浄し清潔に保ったり、角膜と水晶体の間を満たしている房水の流れを良くすることにも貢献しています。

反射性まばたきは、強い光から目を保護したり、物体の像のボケを修正したりする役割があります。

そして、人間の場合は、意識的に行う随意的まばたきによって、自分の気持ちを表現することができます。 これを理解するために、ウィンクしたり、されたりする時のことをイメージして見てください。

気になる異性にこっそりウィンクすると、相手に関心があることを伝えていることになりますし、友達同士でいたずらっぽくすることによって、話しているジョークだと表したり、することもできます。

状況に合わせてウィンクすることによって、「あとでね」「わかっているよ」「気にしないでね」「好きだよ」「冗談だよ」など、様々な感情を伝えることができるのです。

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1 名無しさん
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あんなにまんまるのきれいな目をしてるのに人間の視力の10分の1ってビックリですね。瞳孔の大きさでリラックスしているかがわかるのはとても便利。目を見れば今どんな状態かがわかるんですもんね。体調悪いときとかも目を見てあげようと思います。