おしゃれで人気の「懐石zeppin　キャットフード」を解析！原材料や口コミ評判も

「懐石zeppin　キャットフード」の原材料と成分

Bogdan Sonjachnyj/shutterstock.com

では早速懐石zeppinの原材料と成分を見てみたいと思います。

今回は数あるラインナップの中から「懐石zeppin海の風味しらす添え」の原材料と成分を紹介します。

香り豊かなマグロ節を練りこんだ薄型の粒に、海の風味豊かな国産シラスがトッピングされています。

原材料は以下のとおりです。

穀類（とうもろこし、中白糠、コーングルテンミール、小麦粉、ホミニーフィード）、魚介類（フィッシュミール、フィッシュパウダー、しらす、まぐろ節）、肉類（ミートミール、チキンミール）、動物性油脂、大豆ミール、オリゴ糖、野菜類（キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー）、ミネラル類（カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素）、ビタミン類（A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン）、アミノ酸類（メチオニン、タウリン）、食用黄色5号、食用赤色3号、食用黄色4号、食用青色1号、食用赤色102号、酸化防止剤（ローズマリー抽出物）となっています。

では詳しく見ていきましょう。

穀物

原材料欄には多く使用している原料から順に記載されています。

懐石zeppinの原材料欄を見てみると、第一原材料に「穀物」が来てるため、穀物メインのキャットフードということがわかります。

使用されている穀物は「とうもろこし、中白糠、コーングルテンミール、小麦粉、ホミニーフィード」です。

これは大変残念なことです。

なぜなら猫は完全肉食動物なため、猫が一番必要としている栄養素は肉や魚から摂取できる動物性たんぱく質だからです。

ですから本当に猫のことを考えたフードでしたら、肉や魚がメインになっているキャットフードが理想的なのです。

しかし穀物は肉や魚よりも安く入手でき、加工も簡単なためかさ増しとして使用されます。

特に安いキャットフードになると必ずといってよいほど、穀物がメインに使用されています。

懐石zeppinもそんなキャットフードの一つといえるでしょう。

また穀物がキャットフードの原材料としてふさわしくないのには理由があります。

肉食動物の猫は肉や魚から摂取する動物性たんぱく質から栄養を摂取するため、穀物から摂取できる炭水化物は重要度が低い栄養素なのです。

そればかりか完全肉食動物である猫にとって、穀物は消化吸収が良くない食材です。

穀物を消化するためには、アミラーゼという酵素が必要なのですが、猫の唾液にはアミラーゼが含まれていません。

また穀物は腸内を進むとき、ゆっくりと消化しながら栄養素を吸収されます。

ところが猫の胃は小さく腸も短いため、穀物の消化には向いていないのです。

ですから穀物をたくさん摂取すると消化器官に負担をかけるため消化不良を起こし、アレルギーを起こすこともあります。

特に「トウモロコシ、小麦」は猫がアレルギーを起こしやすい食材と言われています。

懐石zeppinの原材料を見てみるとアレルゲンであるトウモロコシや小麦が使用されています。

コーングルテンミールやホミニーフィードも元はトウモロコシですのでとうもろこしの含有量はかなり多いことが予想できます。

ですから穀物アレルギーのある猫は食べることができませんし、今はアレルギーがなくても食べ続けることで、将来アレルギーを発症することもあります。

またこれら穀物は炭水化物が豊富ですので、体内に入ると糖質へと変化し、肥満の原因になるともいわれています。

魚介類、肉類

第二原材料、第三原材料には「魚介類、肉類」があげられています。

具体的には「フィッシュミール、フィッシュパウダー、しらす、まぐろ節、ミートミール、チキンミール」となっています。

完全肉食動物である猫にとって一番大切な栄養素は肉や魚から摂取できる動物性たんぱく質ですので、キャットフードには質の良い肉や魚を使用していることが望ましいといえます。

しかし残念なことに懐石zeppinでは、ミール系、パウダーとなっています。

ミール系というのは原料をすりつぶしたものという意味がありますが、一般的にミール系で使用している原料は粗悪なものを使用している可能性があります。

例えば人間の食用として取り除いた残りの部位である鶏のとさかやくちばし、骨、羽根、足、血液など、栄養分がなく消化にも良くない副産物を使用している可能性があります。

なかには長期間病気のため薬物投与された薬物汚染された家畜の肉や、病気や事故で死んで腐りかかった家畜の肉を使用している危険性も考えられます。

こういった粗悪な原料は、栄養価が低く、消化にもよくありません。

ですからミール系というのは愛猫家が避けたいとしている原材料の一つともいわれています。

本当に猫のことを考えた良質なフードは、粗悪な原材料を使用したミール系は使用していません。

それどころか「鶏肉、ターキー、サーモン」などどんな肉や魚を使用しているか明らかにしています。

大切な動物性たんぱく源である肉や魚は質の良いものを選びましょう。

油脂

懐石zeppinの第四原材料には「動物性油脂」があげられています。

動物性油脂は嗜好性を高める働きがあります。

猫の健康な毛並みや毛艶を維持するため、またエネルギー源としても大切な油脂ですが、動物性油脂というのも愛猫家が避けたいとする原材料の一つです。

なぜなら動物性油脂というのは、ただ動物からとったという油なだけで、実際にはどんな動物の脂なのかわからないからです。

もしかしたら複数の獣からとった脂をブレンドして使用しているかもしれませんし、上記であげたような腐った家畜の肉や病気で亡くなった家畜から搾り取った脂かもしれません。

品質や鮮度がわからないだけでも不安なのですが、動物性油脂は酸化が早く、加工段階から酸化が進みます。

そのため必ずといってよいほど保存料や酸化防止剤が使用されています。

酸化防止剤の中には発がん性やアレルギーなどのリスクがあるものもあり、大変危険です。

しかも動物性油脂の加工段階で使用される酸化防止剤等の添加物に関しては原材料欄への記載が義務ではないため、私たち消費者はどんな添加物がどれほど使用されているかわかりません。

ですから愛猫が知らないうちに危険な添加物を摂取している可能性があるのです。

品質の良いキャットフードは「鶏脂、キャノーラオイル、ヒマワリオイル」などどんなオイルを使用しているかはっきり記載していますし、どんな酸化防止剤を使用しているかも記載しています。

添加物

懐石zeppinではいくつかの添加物が使用されています。

気になるのは、カラフルでおいしそうに見せるために使用されている「着色料」です。

懐石zeppinでは「黄色5号、赤色3号、黄色4号、青色1号、赤色102号」が使用されています。

これらは石油からつくられたタール系合成着色料です。

着色料はカラフルな色付けで飼い主さんの購買意欲を高めるために使用されていますが、猫は色を識別することができないため、猫の嗜好性には全く関係ありません。

着色料は猫にとって不要どころか害にしかなりません。

なぜならこれら着色料は発がん性、じんましん、喘息、アレルギーといったリスクがあるからです。

海外では使用が禁止されているものもあります。

ですから本当に猫の健康を考えるなら、着色料等の添加物が含まれていないものが望ましいでしょう。

上記でも触れましたが、油脂は酸化するという問題点があるため、油脂を用いているキャットフードは酸化防止剤の使用が欠かせません。

懐石zeppinでは酸化防止剤として天然由来の安全性が高い「ローズマリー抽出物」が使用されているので安心です。

しかし上記でも見たように「動物性油脂」に危険な合成酸化防止剤が使用されている可能性もあり得ますし、合成着色料の使用などを考えても安全なフードとはいえません。

成分

Impact Photography/shutterstock.com

では懐石zeppinの成分を見てみましょう。

以下のとおりです。

たんぱく質27.0%以上、脂肪9.5%以上、繊維4.0%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、エネルギー340kcal/100gとなっています。

猫が必要なたんぱく質や脂肪はちゃんと摂取できるようになっていますが、メインの原材料が穀物であること、使用している肉や魚が粗悪な原料を使用している可能性の高いミール系であることなどを考えると、たんぱく質は動物性たんぱく質ではなく植物性たんぱく質が多いことが予想できます。

しかし肉食動物の猫が必要とする栄養素は動物性たんぱく質です。

本当に猫が必要としている栄養が取れているのか疑問が生じます。