ヨーロピアンバーミーズってどんな猫?性格と特徴からわかる飼い方のコツとは?

ヨーロピアンバーミーズってどんな猫?性格と特徴からわかる飼い方のコツとは?

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mofmo編集部

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バーミーズ(Burmese)と言われる猫種の中には、アメリカンバーミーズと、ヨーロピアンバーミーズがいます。そのうち、シャム猫に似た顔をしているのが、ヨーロピアンバーミーズです。穏やかで、人懐っこい性格をしているきれい好きな猫種です。そんなヨーロピアンバーミーズの特徴や飼育方法などを紹介します。

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ヨーロピアンバーミーズの特徴

breed of European Burmese cat, gray, sitting on a brown wooden background

fotoliza/shutterstock.com

ヨーロピアンバーミーズ(european burmese)は、ミャンマーが原産の猫種です。

穏やかで観察力に優れた、賢い猫です。

それでしつけにも苦労しないようです。

人懐っこく、先住猫とも仲良くできる友好的な性格をしているので、飼育しやすいとも言われています。

アメリカのキャットショーでは、シャム猫やペルシャ猫に次ぐ人気をもっています。

ただ、日本ではアメリカンバーニーズのほうが人気で、よく知られています。

それで、日本においては希少な猫種ということができるでしょう。

身体的な特徴

ヨーロピアンバーミーズも、アメリカンバーニーズと同じく、短毛種です。

光沢のある被毛が密生して生えています。

被毛のカラーが、アメリカンバーニーズよりも多いことも特徴の一つです。

アメリカンバーニーズの毛色は4種類が公認されていますが、一方のヨーロピアンバーミーズは11種類となっています。

身体の大きさも同じくらいですが、より筋肉質なので同じ体格だとしても、ヨーロピアンバーミーズのほうが体重が重いことも多いです。

頭は丸みを帯びていて、顎が少しだけ尖っているので顔の形は、短いV字型となっています。

鼻も、目も丸いですが、目はややつりめとなっています。

瞳の色はイエロー、ゴールド、アンバーです。

シャム猫に似ている顔をしていますね。

バーミーズってどんな猫?性格と特徴から分かる飼い方とは?

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寿命や体型

体型は、筋肉質でずんぐりむっくりとしたコビータイプと言われています。

ただ、頭が逆三角形をしていて胴と四肢が細長いしなやかなオリエンタルタイプと、コビータイプの中間といった感じでもあり、セミフォーリンタイプと言われることがあります。

少し小さく細い体型をしていますが、フォーリンタイプよりも重量感のある体型です、

体重は約3~7kgほどになるようです。

前足よりも後ろ足が長いです。

すらりとした外見ですが、重量感があり、筋肉質な体つきをしているという感じですね。

平均寿命ですが、13〜15歳となっています。

甘えん坊で寂しがりやの性格をしているので、毎日たくさんスキンシップをとったり、遊んだりしてストレスを与えないように飼育し、良質なフードを与えることや、定期的にお手入れをしてあげるなどの健康管理をしてあげることで、平均以上長生きしてくれることもあるかもしれません。

ヨーロピアンバーミーズの歴史は?

An European Burmese cat

Sel_Sanders/shutterstock.com

ヨーロピアンバーミーズとアメリカンバーニーズは、それぞれ別の国で育種されてきました。

容姿も違いますし、別々の猫種として認定されています。

とはいえ原産国はミャンマーと同じです。

バーミーズの原種となっている猫は、ミャンマーなどの東南アジアにいたようです。

アユタヤ王朝時代のタイの高僧がつくった詩のなかにその猫が登場していて、その存在が確認されています。

そんなミャンマー(当時はビルマ)から、1930年代にアメリカのサンフランシスコに住んでいたジョセフ・トンプソンという人が1匹の猫を入手します。

そしてそのメス猫が個性的な茶色の被毛を持っていたことから、トンプソン氏はそのメス猫の生んだ子猫を交配して、魅力的で個性的な茶色の被毛の再現に取り組んだようです。

これが、アメリカンバーミーズの育種のスタートだと言われています。

そしてアメリカでバーミーズが人気猫となっていく中、イギリスでも茶色い魅力的な被毛を持つ猫に注目が高まる様になりました。

それで、アメリカからバーミーズを輸入して、イギリスでも育種がスタートすることとなります。

アメリカでの育種は、品種の固定化を進めることを目的として多様性は受け入れませんでした。

しかし、イギリスでは遺伝子プールを広げることを考えて、いろいろな毛色を認めて育種を行ったようです。

そのような育種の違いから、アメリカンバーミーズの毛色の種類とヨーロピアンバーミーズの毛の色の種類に大きな違いが生まれたんですね。

1952年頃、イギリスの猫血統登録団体(GCCF)はバーミーズを新しい猫種として認めました。

そして、イギリスではスタンダードが作られるようになります。

1955年、それまではブラウンの毛色とそれに類するバリエーションしかないバーミーズから、なんとブルーの毛色を持つ個体が誕生したようです。

その毛色というのは、なんと何年も前にアメリカから来たバーミーズの血統の中に存在していた遺伝子だったようです。

1960年以降には、さらに他の毛色のバリエーション、パターンも認められるようになります。

アメリカンバーミーズも、1959年にスタンダードが作られました。

しかし、イギリスのGCCFはアメリカンバーミーズは、イギリスのバーミーズとは別の猫種だと考えました。

それで、アメリカで育種されたバーミーズとイギリスのバーミーズを交配した場合は、それはヨーロピアンバーミーズの純血とは認めないと発表しました。

そのような経緯があって、同じバーミーズとはいえ、アメリカで育種されたバーミーズと、イギリスで育種されたバーミーズというのは、違いがあるのです。

それぞれ異なった基準から育種をして、そのスタンダードを作ってきたわけですね。

とはいえ、短毛であることや、性格などはとても良く似ていますよ。

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