シーバデュオキャットフードの原材料と口コミ評価

シーバデュオキャットフードの原材料と口コミ評価

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mofmo編集部

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シーバのキャットフードはテレビのコマーシャルでもよく放送され、ホームセンターやスーパーなどでも見かけるため人気のあるキャットフードです。 そんなシーバのキャットフードってどうなの? 今回は原材料や成分、口コミ評価などを調査しました。キャットフードを購入する上での参考になればと思います。

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シーバ デュオの原材料と成分

では早速、原材料を分析してみましょう。ここでは、一般的な「香りのまぐろ味セレクション」の原材料と成分をご紹介したいと思います。

原材料

肉類(チキンミール、豚副産物、チキンエキス、ささみエキス等)、穀類(とうもろこし、米、小麦等)、油脂類、酵母、魚介類(まぐろエキス、ずわいがにエキス、たいエキス、ほたてエキス等)、チーズパウダー、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、I、K、Mn、Na、Zn)、 アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、着色料(酸化鉄)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)

成分

たんぱく質30.0%以上、脂質17.0%以上、粗繊維5.0%以下、灰分10.0%以下、水分12.0%以下、エネルギー405kcal(100gあたり代謝エネルギー)、総合栄養食

※原材料と成分は『シーバ デュオ』の公式サイトに掲載されていませんでしたので大手ショッピングサイトAmazon より引用しました。

成分からわかること

エネルギーが405kcalと高めです。下記の口コミにもありますがとても「食いつきが良い」ので愛猫の気の済むまで食べさせていると肥満につながりますので、カロリー摂取の管理が必要かと感じます。

原材料のピックアップ

肉類(チキンミール、豚副産物、チキンエキス、ささみエキス等)

Raw chicken meat on wooden board. Healthy eating

bitt24/shutterstock.com

第一主原料として肉類がきているということは良いことではあるのですが、「質」という意味では素直に喜ぶことは難しいようです。チキンミールとは鶏の様々な部分を細かく紛糾したもののことです。全てが悪いものというわけではないのですが粗悪な「チキンミール」というものが多いことは事実であり、見分けることは難しいと言われています。

また豚副産物は人間が食べることができない内臓や骨、血などの部分を使ったものを粉々に紛糾し混ぜ込んだものが副産物やミールといったものに変わり、動物用のフードに使用されることになるのです。 こうしたものが「安心安全」と言い切ることは難しいかもしれませんね。

穀類(とうもろこし、米、小麦等)

穀類(穀物)

Biserka Stojanovic/shutterstock.com

猫はそもそも肉食動物ですから穀物の消化吸収が苦手な作りになっています。そんな猫ちゃんが穀物を多く含んだキャットフードを食べると『消化不良を起こす可能性』があります。

これには猫の体のつくりが関係していますが、猫は肉食動物ですから穀物をすりつぶす歯の構造にはなっていません。

加えて、猫の唾液にはアミラーゼというデンプン(炭水化物)の分解酵素が含まれていないので植物系のものを消化することが苦手な体になっています。

また穀物の消化には時間が必要ですが、猫の消化管のつくりに関しても、胃は小さく、腸は短いためゆっくり消化していく穀物類の消化吸収には適していないつくりになっています。

その結果、穀物を多く含んでいるキャットフードを食べると消化不良を起こしてしまう可能性があるということです。

もう一つの理由として「トウモロコシや小麦などの穀物」は猫の食物アレルギーの原因になりやすいといわれています。すでに穀物アレルギーがある猫ちゃんには食べさせないほうがよいですね。

穀物には食物繊維が多く含まれているので、腸内環境の改善に役立ち、便通が整い体内に溜まった毛をスムーズに排出することができるというメリットもありますから完全否定はしないものの、第二原材料にするほど多くは必要ないのではないでしょうか。

油脂類

非常にざっくりとした書き方ですね。これでは植物性なのか動物性なのかもわかりません。

ではこの油脂とはキャットフードにおいてどのような役割を果たしているのでしょうか。それは風味づけやコーティングです。

さまざまなキャットフードの原材料を見ると油脂類のところには「動物性油脂」、「植物性油脂」などと書かれているものや、良質なキャットフードであるならば「鶏油脂」、「サーモンオイル 」、「亜麻仁油」などと表記されているものもあります。

油脂としか表記されていない曖昧さを考えると質の良いものとは考えにくいのではないでしょうか。もしそのような油脂であるならば酸化や劣化がとても早くそのようなキャットフードを食べさせ続けると猫の体にはマイナスの影響しか及ばないのではと感じます。

このため酸化防止剤が必要になってきますが、油脂を製造する時に添加する酸化防止剤は原材料に記載する義務がありませんので強力な没食子酸プロピルやBHAが使われている可能性もあり、明確に把握することが難しくなっています。

いずれにして「油脂」という表記の仕方では動物性なのか、植物性なのか、動物性であるならば牛なのか豚なのか、小動物なのか植物性ならば何の植物なのかまるっきり正体不明の油脂であり、不安が残るものとなってしまいます。

この正体不明の油脂が原材料の三番目に記載されていますから相当の量が配合されていると思われます。これがカロリーが高めの原因かもしれません。

魚介類(まぐろエキス、ずわいがにエキス、たいエキス、ほたてエキス等)

多種多様なエキスは、猫の食いつきを良くするために使われているようですね。商品名は「香りのまぐろ味セレクション」ですのでまぐろが入っていると勘違いしてしまいそうですが、「香りの・・・・」とありますので「まぐろエキス」なんですね。

タウリン

「タウリン」とは栄養ドリンクにも含まれている疲労回復を促す成分です。人間や犬は体で作ることができますが、猫ちゃんはできないため配合されていることは良いことです。

着色料(酸化鉄)

化粧品やペンキにも含まれているもので、過剰に摂取すると害がありますが、腸で吸収されにくいため少量までならば害はないと言われています。しかし、猫にとってそもそも着色料とは必要のないものです。なぜならは色によって「おいしそ〜」と猫は判断するわけではないからです。

しかし残念なことに人間というものは見た目で判断してしまう傾向があり、赤や緑などの粒が入っているとお肉が入っていそうとか、お野菜たっぷりのイメージにつながり体に良さそうと勘違いしてしまうようです。

ですから着色料は飼い主さんの購買意欲を高めるためのもので猫ちゃんにとっては全く意味のないものと言えます。

酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)

酸化防止剤に関しては天然由来のものを使用していますので安心ですが、前述の「油脂」に使用する添加物は原材料の欄に記載義務がないので、強力な合成添加物を使用している可能性はあるかもしれません。

シーバデュオキャットフードの口コミ評判

ではここからは実際に購入した飼い主さんや猫ちゃんの反応はどのようなものなのでしょか。口コミレビューから一部抜粋してご紹介したいと思います。

食いつきは

「どんなキャットフードを出しても完食しないうちの子ですが、『シーバ デュオ』だけは、完食します」

「『シーバ デュオ』だけでは少ないのでほかのキャットフードの上にトッピングのようにおいていますが、『シーバ デュオ』だけ食べます」。

「色々なキャットフードをローテーションしてあげていますが、シーバは大好きなようで残さずに食べてくれます」。

「食が細い子で困っていましたが、シーバはよく食べてくれます。カロリーが結構あるのであまり食べないうちの子には助かります」。

「クオリティーの高いキャットフードだと思います。食べっぷりがすごくいいです」

「数匹いますが、食べる猫と全く食べない猫に分けられます」。

粒に関して

「結構大きいです」。

「大きくてびっくりしました。大型猫用みたいに感じます」。

着色料はどう思う?

「着色料が気になります」。

「着色料がすごいです。特に赤がきついです」。

小分けに関して

「小分けされているので、いつも新鮮で助かります」。

「おねだりされた時に封を切れば良いので新鮮です」。

「少しめんどくさいです。まぁその分新鮮なんでしょうけど」。

「小分けになっていて新鮮さを感じますが、全体の量は240gと少ないため何匹もいる我が家には不向きです」。

体調の変化は・・・

「これを食べさせ始めてから太りました」。

「下痢しました」

「吐きました」

「毛がごっそり抜けてしまいました」

「食べさせて数日後からかゆみが出てきたようです。かきむしっています」

『シーバ デュオ』口コミから感じたこと

『食いつき』は評判通り良いようです。やはり「外はカリカリ、中はクリーミー」という作りが猫ちゃんが気に入ったのでしょう。しかしその結果体調の変化として太ってしまう猫ちゃんもいます。

また、着色料に関しても心配している飼い主さんもおられますし、「下痢」、「嘔吐」、「脱毛」、「かゆみ」も気になります。初めて猫ちゃんに与える時には十分見守り、しばらくは観察する必要があるかもしれません。

粒に関しては「大きい」というものがありました。確かに他のキャットフードに比べると厚みや表面上の大きさもあります。しかしそれゆえに「外はカリカリ、中はクリーミー」というキャットフードができあがったのでしょう。

小分けに関しては新鮮さを保つことはできますが、200g〜240gと少量ですので多頭飼いには向いていないと思うようですね。

シーバ デュオの評価まとめ

嗜好

shutter_o/shutterstock.com

『シーバ デュオ』は全ての猫ちゃんとは言い切れないものの、ほとんどの猫ちゃんの嗜好を刺激するとても食いつきの良いキャットフードのようです。しかし原材料の曖昧な表記により多少の不安が残るものもあります。

愛猫の食べっぷりをそのまま放置してしまうと肥満、もしくは他の病気にかかり、療法食にならざるおえない時にあまりの美味しさゆえにキャットフードの移行が難しくなってくることが予想されます。現時点で「ほかのキャットフードと混ぜても『シーバ デュオ』だけ食べる」という猫ちゃんもいるようですので、まして療法食となると味気なさを感じ、食べてくれない可能性が考えられます。

総合栄養食という表記ゆえに主食として与えることはできますが、不安が残る原材料、カロリーの高さ、嗜好性の高さなど総合的に考えるとおやつ感覚、もしくはごほうび感覚であげる方が良いのではないのかと思います。

もちろん口コミにもありましたが食が細く『シーバ デュオ』なら食べてくれるという猫ちゃんには、食べさせてあげてください。

嗜好性が高く、食いつきの良いキャットフードは与え方次第では大いに役に立ちます。しかし、メインフードとして与えるのなら第一主原料が『チキン』、『サーモン』などと表記されているもの、油脂類に関しても曖昧な表記でないもの、合成添加物や着色料のないキャットフードの方が、価格も高くなってしまいますが愛猫の健康を考えるのなら良いのではないかと思います。

キャットフードの購入前にはぜひパッケージの裏の原材料を確認することや、また公式サイトなどを見てメーカーの姿勢に共感が持てるかどうか確認してみるのも良いですよ。

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5 名無しさん
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広く有名な商品は手に取りやすく、また利用するときの心理的ハードルが低いです。みんなが使っていると安心感があって使ってみてもいいかも、と思いますよね。実際の利用者の声を参考に聞いてみると、利用価値がより上がるかもしれませんね。

4 名無しさん
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テレビでよく宣伝しているようなドックフードやキャットフードは購入するときに安心感がありますよね。でもその成分や品質は本当に大丈夫なのでしょうか。有名な商品でも自分で一度調べてみると良いかもしれませんよ。

3 名無しさん
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ご飯は猫の健康に直接影響するので、慎重に選んであげたいですよね。シーバデュオキャットフードは高級感のあるパッケージが印象的ですが、かなり大きさも大きく食いつきがよくなるのでいいかもしれません。ただ着色料が気になりますよね。

2 名無しさん
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シーバは有名ですよね。テレビCMでよくお見かけしていますよ。CMに出ている猫ちゃんが美味しそうに食べてるから、うちの子も美味しいって思ってくれるかなぁ、なんて思ったりするんですが、お店に行ったのに買うのを忘れてしまいました。

1 名無しさん
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シーバデュオは私も愛用しています。うちの愛猫はキャットフードの食いつきがあんまりよくないんだけど、シーバデュオは食いつきがよくて助かっています。美味しいんだろうな。ただシーバデュオに限らずだけど、着色料は本当に控えてほしい。