アメリカンボブテイルの基礎知識とおすすめキャットフード2選!

アメリカンボブテイルの基礎知識とおすすめキャットフード2選!

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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アメリカで人気のずんぐりむっくりで野生味あふれるアメリカンボブテイル。日本のペットショップではあまり見かけることはありませんが、愛すべき特質をたくさんもっているかわいい猫ちゃんです。今回はそんな「アメリカンボブテイルの基本情報とおすすめキャットフードをご紹介したいと思います。

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アメリカンボブテイルと生活する上での注意点

室内飼い

とても基本的なことと言えますがアメリカンボブテイルを病気や交通事故から守るためにも室内飼育をおすすめします。なぜなら性格のところで「好奇心旺盛」とお伝えしましたがその性格ゆえに一度でも外に出たら帰ってこない可能性があるからです。しかし、室内にもアメリカンボブテイルの好奇心を満たすものはたくさんあります。人間の生活にとっては当たりまえのものであってもアメリカンボブテイルにとって興味津々になって事故につながってしまうこともあります。安全管理には気をつけてあげてください。

運動

また、アメリカンボブテイルの性格で「活発」という点についてもふれましたが、子猫から成猫くらいの若い時には運動が必要ですので十分なスペースを準備してあげてください。また高いところに登ることも好きなのでキャットタワーやキャットウォークなどがあると喜ぶことでしょう。また狩猟本能を刺激するようなおもちゃなどで共に遊んであげると良いでしょう。

シニア期に入ると運動量が落ちてきますので今までと同じように食べていると太ってしまうのでカロリーコントロールをして体重管理をしてあげてください。

ブラッシング

アメリカンボブテイルは換毛期は毛がよく抜けます。できれば毎日ブラッシングかコーミングをしてあげると良いでしょう。しかしそこまで出来ないという方でも週に2〜3回はコミュニケーションを兼ねてしてあげてください。

アメリカンボブテイルのかかりやすい病気

アメリカンボブテイルは交配の問題で遺伝性疾患が起きたということを「アメリカンボブテイルの歴史」のところでお伝えしましたが、ブリーダーたちの努力によって遺伝疾患は少なくなりました。

しかし全く病気をしないというわけではもちろんありません。他の猫種と同様に膀胱炎や尿路結石には気をつけなければなりません。膀胱炎や尿結石になると、トイレの出入りが多くなったり、トイレで難しい顔をしていたりします。また血尿が出たりすることもありますので、日頃からよく観察し、おかしいなと感じたら早めに動物病院に連れて行ってください。

アメリカンボブテイルのまとめ

野性味あふれる外見とは対照的に、性格は温和で、人懐っこい猫。

また、運動神経も良く、好奇心旺盛で遊ぶのも大好きなのでかまってあげると喜びます。

一方、体調が悪い飼い主さんに対しては、傍に寄り添うなどして献身的な癒し系猫。

こんな猫ちゃんがそばにいてくれたら幸せでしょうね。残念ながらアメリカンボブテイルはこの日本において珍しい猫ちゃんです。

共に生活できるようになったら固い絆で結ばれる猫ちゃんになるのでしょう。

アメリカンボブテイルにおすすめのキャットフードを選ぶポイント

dry pet food in bowl on white background top view

279photo Studio/shutterstock.com

遺伝的な病気が少ないといえアメリカンボブテイルにとって良い食材で作られているキャットフードを与えたいと思います。あまりにも格安なキャットフードは猫の体に良いと言うよりも、人間の購買意欲を高めるために作られているものが多いので避けた方が良いでしょう。

ポイントとして以下の点をあげてみました。

①猫の成長に必要なタンパク質が豊富に含まれていること。

②消化が悪くアレルギーの原因になるかもしれない穀物は使用していないグレインフリーであること。

③泌尿器疾患や低GI食品など健康面に配慮されていること。

④発癌性のある「BHA、BHT」などが含まれていないこと。

アメリカンボブテイルにおすすめのキャットフード 『カナガン』

カナガン キャットフード チキン

栄養価の高い、ヒューマングレードの原材料使用のキャットフード

カナガンはイギリス産のキャットフードです。カナガンキャットフードは上記にあげたアメリカンボブテイルにおすすめなキャットフードの条件を全て満たしています。

①猫の成長に必要なタンパク質が豊富に含まれていること

第一主原料は乾燥チキン35.5%、第二原材料は骨抜きチキン生肉25%も入っていて、猫ちゃんが大好きなチキンが主原料となっています。それもイギリス産の高級「平飼いチキン」で、余分なストレスをかけることなく育てられたチキンを使用しています。消化に良いチキンのミンチを蒸し焼きにして、高タンパクな乾燥チキンがブレンドされています。

イギリス産のチキンが60%以上も使用されていて粗タンパク質の成分値は37.0%です。

タンパク質は筋肉質な体型を維持していくためにはもちろん必要ですし、しっかりとした骨、健康的な皮膚、またホルモンを作るのに必要な土台とも言えるものです。十分なタンパク質が配合されていますので、比較的大きな体をしたアメリカンボブテイルの健康的な体づくりに最適かと思われます。

② 消化が悪くアレルギーの原因になるかもしれない穀物は使用していないグレインフリーであること

猫ちゃんは穀物がほとんど消化できない作りになっていますので、穀物が入っているキャットフードを与えると体に余計な負担がかかってしまいます。また穀物アレルギーの猫ちゃんもたくさんいます。軽度の場合、飼い主さんですら気がつかないこともあるようです。グレインフリー(穀物不使用)にすることによって穀物アレルギーは回避することができます。

③低GI食品、泌尿器疾患など健康面に配慮されている

グレインフリー(穀物不使用)ということは、急激に上がる高血糖を避けることができます。穀物の代わりに炭水化物源は「さつまいも」を使用しています。さつまいもは他の穀類や芋類に比べて血糖値の上昇がゆるやかな低GI値ですから、肥満対策にふさわしい食材といえるでしょう。

泌尿器疾患のトラブル予防については

「クランベリー」が配合されています。クランベリーにはアルカリ性から酸性にpHをコントロールする効果があります。だからと言って「クランベリー」を過信しないでくださいね。膀胱炎や尿結石になると、トイレの出入りが多くなったり、トイレで難しい顔をしていたりします。また血尿が出たりすることもありますので、日頃からよく観察し、おかしいなと感じたら早めに動物病院に連れて行ってください。

④発癌性のある「BHA、BHT」などが含まれていないこと

原材料は全て人間が口にする食材と同じ水準のもの(ヒューマングレード)を使用していますし、無添加、無着色が最大の魅力になっているカナガンは危険性のある「エトキシン」や「BHA」、「BHT」といったものは使用していません。使用している保存料は、自然由来のミックストコフェロール(ビタミンE)です。小さな体をした愛猫に危険なものは摂取させないという徹底さと感じます。

ここまででカナガンキャットフードはアメリカンボブテイルにおすすめの①〜④の条件を満たしていることがわかりました。

ではその他の理由でアメリカンボブテイルにおすすめしたい点をご紹介したいと思います。

その他の理由で「カナガン」がオススメな点

オメガ3脂肪酸

カナガンには『サーモンオイル』が含まれています。『サーモンオイル』にはEPA・DHAなどのオメガ3脂肪酸という毛艶を艶やかにし、毛並みをきれいにする効果や健康的な皮膚を保つ栄養が配合されています。野生味あふれるアメリカンボブテイルの美しい被毛を維持していくには、とても重要な栄養素と言えます。

こうした効果以外にもガンの予防や進行を遅らせる効果、ボケ防止、関節炎の症状の緩和、免疫力の向上など猫ちゃんにとってとても良い成分と言われています。

良い成分であるにもかかわらず猫ちゃんはオメガ3脂肪酸を自分の体の中で作り出すことができないため、意識的に取り入れるためにはオメガ3脂肪酸が配合されているキャットフードを飼い主さんが積極的に食べさせてあげなければならないのです。その点カナガンは『サーモンオイル』が入っているので安心です。

オメガ3 脂肪酸の成分値は0.82%です。ぜひアメリカンボブテイルに食べさせてあげたいキャットフードです。

食物繊維

ジャガイモ、サツマイモ、アルファルファ、ニンジン、オオバコに含まれる可溶性食物繊維と不溶性食物繊維が消化を助けてくれます。2種類の食物繊維がバランスよく配合されていますので消化運動が向上し、オリゴ糖によって腸内環境が整い免疫力が高まります。

タウリン2,200mg/kg配合

またタウリンに関してですがタウリンとは目、心臓、肝臓など様々なところで必要とされる成分です。そのような大切な栄養素であるにもかかわらず、猫ちゃんの体内で合成することができないため食事で摂取しなければなりません。アメリカンボブテイルに限らず全ての猫ちゃんに言えることですがタウリンがたっぷり配合されているカナガンはおすすめです。

以上のような理由からアメリカンボブテイルには『カナガン』をおすすめしたいと思います。しかし鶏肉よりもお魚が好きというアメリカンボブテイルもいることでしょう。

そんなアメリカンボブテイルには『モグニャン』をおすすめします。

アメリカンボブテイルにもう一つのおすすめキャットフード『モグニャン』

モグニャン キャットフード

食いつき抜群の栄養補給に!

カナガンと同様にイギリス産です。グレインフリー(穀物不使用)であること、穀物の代わりに『サツマイモ』、を使っていること、結石予防に『クランベリー』が配合されていること、人工添加物不使用でヒューマングレードということも同じです。

オメガ3脂肪酸についてはカナガン同様『サーモンオイル』を使用していますが、成分値は2.08%も配合してあります。カナガンの0.82%に比べるとかなり多く感じます。

モグニャンとカナガンの大きな違いは主原料です。

・カナガンのイギリス産の高級「平飼いチキン」 ・モグニャン「白身魚」

第一主原料は『白身魚』が63%です。しかもその白身魚は赤ちゃんの離乳食にも使われるほど安全で上質なものを使っています。モグニャンの粗タンパク質の成分値は30%です。

食物繊維に関してはカナガン同様に『サツマイモ』が使われていますがモグニャンには『カボチャ』や『ひよこ豆』なども使われています。『ひよこ豆』の食物繊維には特徴があり、野菜や穀物に含まれる食物繊維と違い、血液中の脂肪をコントロールしたり、腸内に溜まった有害物質や糖質の吸収を阻害し排出を促す働きもしてくれます

加えて『ひよこ豆』は糖質や脂質の代謝を促し疲労回復を助けてくれる「ビタミンB1」、骨の成長や強化に役立つ「カルシウム」、体内の余分なナトリウムを排出促進してくれる「カリウム」、細胞の生まれ変わりを助ける「亜鉛」など豊富な栄養が含まれています。ひよこ豆に関してはカナガンには配合されていませんので大きな違いの一つと言えるでしょう。

カロリーはモグニャンは100gあたり374kcal、カナガンは100gあたり約390kcalと違いがあります。肥満対策だけを考えるのならもちろんカロリーが控えめなモグニャンになりますが、キャットフード選びはその他のことも考慮して総合的に見て判断してください。

またタウリンに関してですが、カナガンにはタウリン2,200mg/kgと記載があるのですがモグニャンには記載がありませんでした。配合されていないことはないと思うのですが量が記載されていなかったのが残念です。

おすすめキャットフードのまとめ

おすすめのキャットフードをカナガンとモグニャンを、大まかではありますが違いを考慮しながらご紹介してきました。

どちらのフードも厳しい基準をクリアした工場で最高品質の原材料を使用して作られたヒューマングレードのキャットフードです。

違いはあるもののどちらもアメリカンボブテイルにとっては良いキャットフードです。チキンが好きな猫ちゃんもいればお魚が好きな猫ちゃんもいますので、愛猫ちゃんの好みを見ながら選んであげてください。

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https://mofmo.jp/article/4239

【お願い】キャットフードは食いつきやアレルギー、ねこちゃんのライフステージなどで必要なものは変わっていきます。特定のキャットフードが愛猫にぴったりということはありませんので、必ず飼い主さん、場合によっては獣医師さんの判断によって、少しずついろんなタイプのフードを試してあげてください(=^・ω・^=)

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1 名無しさん
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猫ちゃんでも好奇心旺盛とかあるんだぁ。確かに1回外に出しちゃったら楽しいの覚えて外に出たがったりしちゃうのも危ないよね。それで事故に遭ったりしても嫌だし。ってことは広めのおうちじゃなきゃ猫ちゃんって可愛そうかも?基本おうちで飼うものだから狭いとつまんなくなりそう。