猫の品種別平均寿命と早死にさせないための対策

猫の品種別平均寿命と早死にさせないための対策

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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誰しも自分の飼っている猫には長生きしてほしいと思うものです。大好きな猫ちゃんと少しでも長くいられるように気を付けていただきたいことがあります。

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猫の品種による平均寿命

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Nitikorn Poonsiri/shutterstock.com

猫は品種によって平均寿命が異なるのでしょうか。アニコムが発表した「家庭どうぶつ白書2017」では、猫の契約頭数上位10品種の平均寿命が以下のようになっています。

順位 品種 平均寿命(歳) 1 混血猫 14.3 2 スコティッシュ・フォールド 13.4 3 アメリカン・ショートヘア 13.5 4 日本猫 14.3 5 マンチカン 11.2 6 ロシアンブルー 13.1 7 ノルウェージャン・フォレスト・キャット 12.6 8 ペルシャ(チンチラ) 13.9 9 メイン・クーン 12.5 10 ラグドール 13.5

純血種ではなく混血種のほうが平均寿命が長いのが分かります。人気のスコティッシュフォールドやアメリカン・ショートヘア、マンチカンなどが上位になっています。犬の場合は小型犬のほうが大型犬よりも寿命が長いですが、猫の場合は体格と寿命はあまり関係がないことがわかります。また猫の場合は品種による特異な疾患が寿命に影響している可能性があります。

猫の寿命はのびている?

Ginger cat in jumping on green grass or dancing cat

Vikafoto33/shutterstock.com

アニコムの過去のデータによると、猫の寿命は過去と比べると伸びていることがわかります。 しかもここ数十年で飛躍的に伸びているようです。 この理由としては、猫の飼育方法の変化があげられるでしょう。

契約者の9割近くは猫を完全屋内飼育していますが、これは以前の放し飼いの方法とは異なります。 江戸時代ころには放し飼いが普通でしたが、近年では交通事故やほかの猫との争いによるケガや病気のリスクが高いため、最近では屋内飼育が主流になってきています。 その結果リスクが下がって平均寿命が延びているのです。しかしアニコムによると長寿命化は必ずしも歓迎されることではないようです。 寿命が延びた分、加齢による疾患リスクが高まるという側面があるからです。

例えば腎不全や腫瘍などがあげられます。病気になって苦しむのを見るのは飼い主にとっては辛いことです。 長生きしてほしいと思うものの、病気で苦しむくらいなら早死にしたほうが良いと考える人も少なくないでしょう。

猫の早死はなぜ起こる

Beautiful young woman with cute cat resting at home

Africa Studio/shutterstock.com

猫の平均寿命が上がっている一方で、逆に早死する猫も少なくありません。かわいがっていた猫が平均寿命に届かずになくなると辛いですが、早死する原因はいくつかあるようです。例えば以下のような問題点が指摘できます。

1予防接種されていない 2キャットフードがよくない 3ストレスが多い 4愛情不足や遊び不足

ではそれぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

1予防接種されていない

まずは予防接種の問題です。完全室内飼育をしている場合は病気のリスクが少ない、と考えている人がいるかもしれません。しかしそれは間違いです。人間が出入りしているので、部屋の中にもウイルスリスクは当然あります。服や靴にこびりついている雑菌、あるいは風にのってウイルスがやってくるかもしれません。そのため室内飼育だからといって油断できないわけです。

2キャットフードがよくない(与え方も含む)

猫にも栄養が必要です。とにかく安いキャットフードを与えていれば良いわけではありません。

ちゃんと不要物がはじかれたもの、そして猫に必要な栄養素が入ったものを与えないと、体の中から調子を崩してしまうかもしれません。 またフードは適量与えることも大事です。かわいいからといって大量にあげすぎて肥満体になるのは健康上良くありません。 そうなると例えば糖尿病のリスクが出てしまうでしょう。 完全室内飼育ともなると、動ける範囲に限界が出てくるかもしれません。そうなると運動不足でより肥満リスクがあがる可能性があります。

3ストレスが多い

人間に関してもそうですが、ストレス過多は体調不良の大きな要因の一つです。

ストレスがたまって、その上それを発散させる環境がなければ大きな問題になります。 猫はストレスを感じやすい動物とも呼ばれているため、余計に心配です。 猫同士が仲が悪かったり、引っ越しによって環境が変化したり、長い時間留守番させられるといった要素が災いしてストレスが蓄積する恐れがあります。他には騒音による問題もあります。 猫は聴覚が発達しているので、うるさい音が続くとストレスになるのです。

4愛情不足や遊び不足

猫は自由奔放に生きているように思えるかもしれませんが、実際は愛情や関心を必要としています。一緒に遊んであげる時間を持たずにずっと家に一匹にするなどすると、暇で暇で仕方ありません。このような状態ではストレスが溜まってしまって早死リスクが高まるかもしれません。

早死しないための対策

Close-up of beard man in icelandic sweater who is holding and kissing his cute purring Devon Rex cat. Muzzle of a cat and a mans face. Love cats and humans. Relationship, weasel.

Veera/shutterstock.com

ではここからは猫が早死しないためにできる対策について考えてみましょう。上で取り上げた早死する理由に対応した対策をそれぞれご紹介したいと思います。

予防接種に関して

これについては対策はただ一つ、予防接種をすることです。 確かに予防接種で痛い思いをさせたくないという気持ちはわかりますが、結果的に病気になると長い間苦しむことになるでしょう。 それよりはましです。また予防接種後は一時的に元気がなくなることがありますが、それでも時間がたてば回復します。 また去勢や避妊手術を施すことによっても猫の早死にリスクを防いであげられるでしょう。 猫は発情するとホルモン分泌によって乳腺が刺激されて乳腺腫瘍ができることがあります。また喧嘩が少なくなるため猫エイズへの感染リスクが低下したり、前立腺系の病気のリスクが減ります。

キャットフードや与え方の対策

フードが原因となっている場合は、多少値段が高くても質の良いものを選ぶようにしましょう。タンパク質と脂質が豊富なもの、BHTやBHA、エトキシキンなどの有害添加物が入っていないものなどを選んであげましょう。またかわいいからといって必要以上にエサをあげないことで肥満防止になります。またおやつに関してですが、実は猫にはおやつはあまり必要ありません。

ストレスの問題

もし騒音がストレスの原因になっている場合は、できるだけ静かな環境にトイレを置いたり寝床を確保するようにしましょう。 またあまりに狭いスペースに閉じ込めたりなどはしないことが大事です。 また一日10分ほどでも遊んであげる時間を確保しましょう。 猫はわりと飽きっぽいため、そんなに長く遊ばなくても大丈夫です。 今は様々なグッズが売られているので、それを駆使して毎日時間を取り分けてあげましょう。

長時間留守にする場合は、ほかの猫を飼うという方法もありです。もちろん相性が悪くてけんかばかりしている場合は逆にストレスを与えてしまいますが、慎重に選べば大丈夫です。

まとめ

いかがでしたか?

猫の寿命についてお話してきました。 猫にはストレスがかかりやすく、早死にもつながりやすいです。 普段からかけないように注意するようにしましょう。

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1 名無しさん
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「日本猫」とは何でしょう?誤植でしょうか。

そのような品種は存在せず、意味のある個体群を指す用語でもありません。