猫にキャベツをあげても良い?メリットや注意点すべて解説します!

猫にキャベツをあげても良い?メリットや注意点すべて解説します!

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私たちにとって身近な野菜の中に「キャベツ」があります。キャベツは様々な料理に用いられている身近な食材の一つです。猫の中にはキャベツをかじる子もいるようですが、果たして猫にキャベツを食べさせても大丈夫なんでしょうか?猫にキャベツを与えるメリットや注意点について解説していきたいと思います!

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キャベツに含まれている栄養素とは?

紫キャベツ

Olga Guchek/shutterstock.com

ネコちゃんのためにキャベツを上手に用いるにどうすれば良いでしょうか?キャベツに含まれている栄養をしっかりと把握することが大切です。それで、これからキャベツの特徴的な栄養素をいくつか紹介したいと思います。

食物繊維

キャベツにはたくさんの食物繊維が含まれています。人間であればキャベツを食べることで、腸内環境を改善することができるでしょう。しかしネコちゃんに与える場合は注意が必要です。便秘などにも効果的だと思われている食物繊維ですが、ネコちゃんに対しては良い効果ばかりではありません。

食物繊維をネコちゃんに与える時、少量であればネコちゃんの便秘は改善されるでしょう。しかし量が多かったり、身体にあわなかったりすると、逆に便秘が悪化してしまうこともあります。また、軟便や下痢に繋がることもあるので注意が必要です。

ネコちゃんにキャベツを与える際には、少しずつ量を増やしていって、その都度様子を見るようにしましょう。

ビタミンC

キャベツにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCには病気の予防や、皮膚や粘膜の保護など、様々な良い働きを期待できます。

ネコちゃんたちはビタミンCを自分の体内で生成することができます。それで、基本的には体外から摂取する必要はありません。野菜の特徴はビタミンCですが、ネコちゃんが野菜を必要としない理由が分かりますね。

体内で生成できるので基本的には必要ないのですが、状況によっては変わってきます。ビタミンCの消費量が大きくなれば、当然生成量を上回ることでしょう。特に成長期や妊娠期のネコちゃんたちにはたくさんのビタミンCが必要になります。

また年齢と共にビタミンCの生成量は少なくなっていきます。この場合も体外からビタミンCを取り入れることで、より健康に過ごすことができるようになります。

ビタミンCは水溶性ビタミンなので、摂取しすぎても過剰症になりづらい点が良いですね。余分なビタミンCは体外におしっことして排出されるので、与えすぎることを心配しなくても良いでしょう。

キャベツなどで上手にビタミンCを補給できると良いですね。

ビタミンK

キャベツにはビタミンKもたくさん含まれています。ビタミンKは主に肉類やレバー、ホウレンソウなどに含まれている成分でもあります。ネコちゃんは体内(腸内細菌)によってビタミンKを合成することができます。

しかし、合成量だけでは1日に必要なビタミンKを作り出せないことが多いそうです。それで、食事によって体外から摂取する必要があります。肉食なので、肉やレバーから摂取することが多いでしょう。野菜を与える場合はその補助的な役割を果たしてくれますね。

ビタミンKには様々な働きが期待できます。多くの酵素の補助因子として働くので、酵素の活動には欠かせません。また血液凝固の役割も担ってくれます。

ビタミンU

キャベツから発見されたビタミンです。そのことからビタミンUをキャベジンとも呼びます。胃酸の分泌抑制、胃粘膜の新陳代謝の促進などの効果があります。

それで、胃潰瘍や胃炎などの回復に効果が認められています。ビタミンUは熱に弱く、ビタミンUを活かすためには短時間の加熱にとどめる必要があります。キャベツのほかにもパセリやレタス、セロリなどに含まれます。

ネコちゃんに与えることができる量は少ないですが、胃の健康を考えていつものごはんに混ぜても良いかもしれませんね。

ジアスターゼ

キャベツにはジアスターゼも含まれています。これは大根にも含まれる成分ですが、キャベツの方が効率的に摂取できます。ジアスターゼはデンプンを分解する酵素です。消化を助け、胃酸過多や胃もたれなどに効果があります。

デンプン分解酵素なので、穀物や芋類などのデンプンを与える時に組み合わせると良いかもしれません。もちろん、それらもネコちゃんにはたくさん与えるべきではないので、お互い少量ずつ含めることによって消化に気を配ることができるでしょう。

猫にキャベツを与えるメリットとは?

美味しそうに食べる猫

Irina Kozorog/shutterstock.com

ネコちゃんにキャベツを与えるメリットにはどんなものがあるのでしょうか?以下の情報を上手に活用してください。もちろんたくさん与えることはできないので、メリットに関して過度な期待はすべきではありません。

水分補給に

キャベツの90%以上は水分です。ですから、キャベツを食べることによって水分補給することになるのです。水を飲みたがらないネコちゃんに上手に活用することで、水分不足のフォローをしてあげることができます。

もちろん与えることのできる量は多くないので、本格的な脱水症状などには対応できません。他の方法で水分補給してあげてください。

おなかのために

キャベツにはおなかをサポートする成分がいくつか含まれています。ビタミンUやジアスターゼ、食物繊維などがそうです。

日々の食事で少量ずつ与えているなら、お腹の日々のメンテナンスをしてくれるでしょう。胃が弱ったり、消化不良を起こしたり、便秘になったりすることが無いようフォローできるでしょう。

元気のないネコちゃんは、調べてみるとおなかの調子が良くないことがあります。言葉が通じないので、トラブルの発見が遅れることもあります。ですから、日ごろの食事でおなかのメンテナンスができる栄養素が大切になってきます。

ダイエットのために

肥満のネコちゃんにはダイエットが必要ですね。丸々と太ったネコちゃんは可愛いですが、健康は悪くなるばかりです。大きな病気を抱える前にしっかりとダイエットしましょう。

食事の量を減らすことが一番簡単な方法です。しかし、いきなり量が減ってしまうとネコちゃんたちからブーイングが来るかもしれません(笑)。そんな時には、低カロリーであるキャベツを上手に活用しましょう。

たくさんは含めることができませんが、刻んだキャベツをいつものごはんに混ぜてあげると、カロリーを抑えながら、なおかつ量を増やすことができます。

猫にキャベツを与える時に注意すべきこと

注意しよう

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メリットもありますが、注意することもいくらかあります。キャベツを与える際の注意すべき点をご紹介しますね。

与えすぎに注意しよう

何度も言及していますが、キャベツの与えすぎには注意しましょう。本来与える必要はないものですから、与える際にはしっかりと様子を観察してくださいね。

ネコちゃんが野菜を消化しづらい身体であることを十分意識しましょう。キャベツには効果的な栄養が含まれていますが、それも、消化吸収できてこそ意味があります。あまり消化できないので、それ以上に与えても害しか残りません。

尿路結石

キャベツをたくさん与えてしまうなら、尿路結石になってしまう可能性もあります。

もちろんこれは非常にたくさん与えてしまった場合であって、通常どおり少量与える分には尿路結石の危険はありません。もちろん、尿路結石症になりやすいネコちゃんもいることでしょう。その場合はもう少し注意が必要ですね。

食べやすく調理しよう

キャベツを当たるのであれば、食べやすくする必要があります。もともと消化が苦手なので、消化しづらい形で胃の中に入るとさらに効率が悪くなります。それで「少量であること」と「細かくカットすること」は必須です。

栄養を考えて生で与えることもできますが、加熱するならさらに食べやすく提供できるでしょう。

猫にキャベツを与えるならどんな方法がいいの?

キャベツスープ

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ネコちゃんにキャベツを与えるのであれば、調理法も工夫しましょう。

キャベツのスープ

お肉などのスープに細かく刻んだキャベツを入れましょう。十分煮込むならキャベツも柔らかくなるでしょう。冷ましてから与えてくださいね。あまり水を飲まない子にもおすすめのごはんです。

いつものごはんに刻みキャベツをプラス

生、もしくは加熱したキャベツを細かく刻みましょう。少量の刻んだキャベツをいつものキャットフードや手作りごはんに混ぜてみてください。量が増えるので、ダイエットには向いているでしょう。

与えた後はネコちゃんの様子を確認してあげてくださいね。お腹を壊すようであれば、与えるのは止めたほうが良いです。

まとめ

ネコちゃんはキャベツを食べても良いのでしょうか?

少量であれば問題ありません。しかし消化することが大変苦手なので、与えるとしても少量にしましょう。

キャベツの特徴を上手にいかすなら、手作りごはんに加えることでメリットを作り出せるかもしれません。いずれにせよ、ネコちゃんの健康を第一として与えるようにしてくださいね。

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