ノルウェージャンフォレストキャットはどんな猫?ブラッシング方法や抜け毛対策を解説

ノルウェージャンフォレストキャットはどんな猫?ブラッシング方法や抜け毛対策を解説

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大きな身体にゴージャスな被毛を持つノルウェージャンフォレストキャットは、とても魅力のある猫種として近年日本でも注目を集めています。しかし、抜け毛が多い猫種でもあるため家族として迎えることを躊躇してしまう方もいるようです。そこで今回は、抜け毛対策やブラッシングの仕方について解説したいと思います。

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ノルウェージャンフォレストキャットのブラッシングのコツとは?

かわいい顔で後ろを振り向くノルウェージャンフォレストキャット

Eric Isselee/shutterstock.com

ブラッシングは手っとり早く簡単にできるので、誰でもできる抜け毛対策と言えるでしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットは長毛種なので、スリッカーやコーム、ピンブラシなどを使い分けてブラッシングすることがポイントです。

また、いきなりブラッシングをすると驚いて怖がる子もいるので、ストレスにならないように最初は背中だけ、お腹だけ・・などと特定の部位からはじめて、少しずつ慣らしていくようにしましょう。そして可能であれば、順応性の高い子猫のときからブラッシングを習慣にするようにしましょう。

次のような手順でやさしく、ゆったりとブラッシングを行っていきましょう。

1、まずは愛猫の身体をやさしく撫でて、リラックスさせましょう。

2、ブラッシングは、猫が嫌がりづらい首回りからはじめるのがポイントです。首から背中、背中から腰に向かってブラッシングをしましょう。

3、続いて、背中から脇腹、お腹の順にとかします。毛を引っ張ることは絶対にNGです。毛玉ができやすい部位なので念入りにとかしたくなりますが、皮膚がとてもやわらかくてデリケートな部位なので、手で皮膚を抑えながら少しずつ丁寧にとかしていきましょう。

4、最後に足と尻尾、顔周りを毛の流れにそってとかしていきます。尻尾はとても敏感な部位なので、嫌がるようならやめましょう。

ブラッシングをする際、毛の流れに逆らうのではなく、流れに沿って行うことがコツです。そして、1日1回、換毛期の春と秋には1日2回ブラッシングをすることで普段の抜け毛の量が軽減されるでしょう。

完全室内飼いのノルウェージャンフォレストキャットには明確な換毛期がない?!

基本的に猫は、季節に対応するため夏と冬の前、つまり、春と秋に毛が抜けて生え変わります。

しかし、ノルウェージャンフォレストキャットだけに限らず完全室内飼いをしている猫の場合、寒暖の差を感じることが少ないため季節感を感じとることができず、年間を通じてケガ生え変わっていることもあると言われています。

つまり、完全室内飼いの場合は換毛期が当てはまらないことがあります。

飼育環境によって換毛期のサイクルは変化しますし、個体差も関係してきます。ですから、普段から愛猫の状態をチェックし、抜け毛が増えていると感じるならブラッシングの回数を増やしてあげましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットのシャンプーは?

ノルウェージャンフォレストキャットは、何度も触れているように、一般的な猫よりも毛の量がとても多い猫種です。

ですから、抜け毛を一気に取り除くことができるシャンプーをすることは抜け毛対策に有効です。

「猫は基本的に水に濡れることを苦手としているのでシャンプーを無理やり行う必要はない」と言われていますが、長毛種の場合は毛球症予防のためにも定期的なシャンプーは欠かせません。

また特にノルウェージャンフォレストキャットの場合、被毛が防寒防水になっており、薄い皮脂の上に被毛が覆われていますもしシャンプーをしなければ、皮脂に汚れがたまり、菌が繁殖して皮膚炎を起こす可能性もあります。

ですから、可能であれば、月に1回シャンプーをするようにしましょう。

そして、シャンプーをする際には、シャンプー前に丁寧にブラッシングをして毛玉を取り除くことと、シャンプー後も毛玉にならないようしっかり乾かすことを忘れないようにしましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットをサマーカットするのもアリ!

ノルウェージャンフォレストキャットはたっぷりの被毛を備えているので寒さに強いですが、暑さにはとても弱いです。

そのため夏の暑さ対策として、サマーカットをしてあげるのもひとつの方法です。サマーカットをすれば抜け毛も軽減されますし、通気性もよくなって身軽になるので、猫自身も喜んでくれることでしょう。

ただし、個体差によってはバリカンを嫌がる子もいるので、ストレスにならないよう注意しましょう。

抜け毛が多い場合は病気の可能性も!?

毛が長く体が大きいノルウェージャンフォレストキャット

Eric Isselee/shutterstock.com

上記でも触れましたが、猫はセルフグルーミングをする際に自分の抜け毛を舌に絡めて飲み込んでいるため、それが上手に体外へ排出できないと毛球症になってしまう可能性があります。

毛球症予防には飼い主さんのブラッシングが欠かせません。それに加え、換毛期ではないのに抜け毛が多い場合は、次の病気の疑いがあるので注意が必要です。

皮膚炎

換毛期ではないのに抜け毛が多い場合は、皮膚炎を発症している可能性があります。脱毛している部位があるかどうか確認してみましょう。

また、猫が頻繁に痒がっていないかどうかもしっかり観察するようにしましょう。

ストレス

猫も人間のようにストレスを抱えると、脱毛症を招くことがあります。ストレスの原因を見極め、それを取り除いてあげれば、症状は改善されるでしょう。

その他の病気

さまざまな病気の症状のひとつに脱毛が挙げられます。愛猫の脱毛が異常に多いようなら、動物病院を受診されることをおすすめします。

成長期が長いノルウェージャンフォレストキャット!

生後5ヵ月のノルウェージャンフォレストキャット

Eric Isselee/shutterstock.com

ノルウェージャンフォレストキャットはほかの猫と比較すると、成長がとてもゆっくりです。

一般的な猫の場合、生まれてから1年ほどで成猫へと成長しますが、ノルウェージャンフォレストキャットの場合は、成猫の身体に成長するまで3~4年を必要とします。つまり、成長期が長いのです。

どの猫種でも成長期はよく動き回り、遊び盛りの時期です。ノルウェージャンフォレストキャットは遊び盛りの時期が3~4年もあるので、子どもならではの可愛さを存分に楽しめるという魅力があります。

しかし、成長速度がゆっくりと言っても、身体が急激に成長するのは最初の1年ですので、生後1年が丈夫な身体を作るための重要な時期と言えるでしょう。

子どもらしい時期を長く楽しみながら、立派なノルウェージャンフォレストキャットに育ててみませんか?是非、ノルウェージャンフォレストキャットを家族として迎えることを検討してみてくださいね。

まとめ

ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛対策やブラッシング方法についてみてきましたが、いかがでしたか?

ノルウェージャンフォレストキャットはとても魅力的な猫ですが、抜け毛の量が多いので家族として迎えることを躊躇してしまう方もいるようです。

しかし、個体差によって毛質が異なりますし、飼い主さんが毎日ブラッシングをして日頃からお手入れをしていれば、特に問題なく飼うことができます。

ノルウェージャンフォレストキャットを家族として迎えることを躊躇している方は、この機会にもう一度検討してみるのはどうでしょうか?

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