猫がお腹を触られるのを嫌がる理由とは?それでもお腹を見せてくるのはどうして?

猫がお腹を触られるのを嫌がる理由とは?それでもお腹を見せてくるのはどうして?

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猫の柔らかそうなお腹、飼い主であれば思わず触ってみたいですよね。でもちょっと待った!いきなり触ると噛みついたり引っ掻かれたりすることがあります。猫は自分から飼い主にお腹を見せてくることもあるのに、触られるのを嫌がるのはなぜなんでしょうか。その理由の背後に隠された猫の気持ちに迫ります!

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猫がお腹を触られるのを嫌がる理由とは?

嫌がってる?

Yana Solovets/shutterstock.com

猫の柔らかそうなお腹、飼い主であれば思わず触ってみたいですよね。でもちょっと待った!いきなり触ると噛みついたり引っ掻かれたりすることがありますよ。猫のお腹を触ろうと思ったら嫌がって威嚇されたとか、お腹を触っていたらいきなり噛みつかれたり引っ掻かれたりしたという飼い主もいるようです。

自分からお腹を見せてるのにいきなり攻撃してくるとビックリすることもあるでしょう。猫は気まぐれでよくわからないと感じる人もいるかもしれませんね。猫がお腹を触られるのを嫌がるのはなぜでしょうか?理由が分かれば納得するかもしれませんよ。

猫が自分から飼い主にお腹を見せてくることもあります。その理由についても調べると、猫の気持ちを少しは理解できるようになるでしょう。さらに、どうしても愛猫のお腹を触りたいという人のために、注意点もいくつか解説します!愛猫との関係の向上のためにぜひ参考にしてくださいね!

ではまず、猫がお腹を触られるのを嫌がるのはなぜなのか、理由をいくつかご紹介しましょう。

お腹は猫の急所の1つだから

内蔵が集まっているお腹は猫にとって攻撃されると困る場所です。お腹にダメージを与えられると命にかかわります。ですから急所の1つであるお腹を守ろうとするのは、猫にとって本能的な行動であるということができます。基本的に猫がお腹を無防備に見せることはありませんし、触ろうとすると嫌がって威嚇することでしょう。

猫にはお腹だけでなく触ると嫌がる急所がほかにもあります。例えば様々な神経が集まっているしっぽの付け根もそうです。触ろうとすると嫌がることでしょう。とっさに逃げるときに力を発揮する筋肉質な後ろ足も、猫にとっては大切な体の部分です。また肉球もデリケートな部分なので、触れると嫌がる猫もいます。

急所の1つであるお腹は猫にとって大切な場所なので、いきなり触ろうとすると猫もビックリして反射的に攻撃的になることがあります。触ると絶対に噛みつかれたり引っ掻かれたりするわけではありませんが、いきなり触ることはしないでください。

信頼している相手ではないから

信頼している、または心を許した相手でない場合もお腹を触ると嫌がります。簡単な例として、野良猫のお腹を撫でることはできませんよね?そんなことをしようとしたら攻撃されてしまいます。人に慣れていませんし、見ず知らずの人ですから信頼関係は全くありません。

たまに野良猫に餌を与える人もいますが、猫を触ることができるようになるには相当の時間が必要です。餌を与えたからと言ってすぐに信頼関係が築かれるわけではないからです。飼い猫の場合でも、飼い主はお腹を触っても大丈夫なのに他の家族はダメだという場合もあります。猫に信頼されていない、心を許してもらえていないと考えることができます。

しつこいから

お腹を触ることを許してくれている猫でも、あまりにしつこく触っていると嫌がることがあります。触ってもらって満足したのでしょう、「もうこれ以上触らないで~!」というサインを出してきます。またはそそくさと立ち去ってしまう子もいますよ。

気持ちよさそうにしていたから触ってあげていたのに、ちょっと素っ気ない気がしますよね。だからと言ってそれ以上しつこくお腹を触り続けると、愛猫の攻撃を受けることになりかねません。嫌がるサインを見逃さないようにして、しつこく触り続けるのはやめましょう。サインに気づくのが遅くて愛猫に噛みつかれたという飼い主もいますよ。

猫が飼い主にお腹を見せる理由

お腹を見せる猫

Kutikova Ekaterina/shutterstock.com

お腹を触ると嫌がる理由が分かりましたが、それでも自分から飼い主に向かってお腹を見せてくることもありますよね。なんだか誘惑を受けているような気持ちになり、思わずお腹を触ってみたくなりますね。

猫はどのような心情でお腹を飼い主に向かって見せるのでしょうか、理由をいくつか挙げてみましょう。

信頼しているから

飼い主にお腹を見せる猫は、飼い主のことを信頼しているからだと言われています。急所の1つであるお腹を見せるわけですから、信頼感がなければ絶対にできない行動です。猫はもともと警戒心が強く用心深い動物ですから、お腹を触らせるどころか見せることすら滅多にしません。

野良猫がお腹を見せることを想像するのは難しいでしょう。いつも周囲に目を光らせて、すぐにでもダッシュで逃げられるように身構えていますよね。

飼い猫の場合はいつも一緒に暮らしていること、決まった時間に餌を与えてくれることなどが習慣になり、やがて信頼関係を築くことができます。それでも家族の中で信頼している人、していない人がいるくらいです。

信頼の証としてお腹を見せたとしても、必ずしも触っていいわけではないので注意が必要です。あまりのかわいさにお腹を触ろうとするといきなり引っ掻かれることもありますよ。信頼関係を壊さないようにして様子を見守ってくださいね。

リラックスしているから

リラックスしている猫がお腹を見せるということもあります。普段から警戒心を持って生きていると疲れてしまいますよね。落ち着いて過ごすことのできる場所を探すのも猫は得意です。安全な場所を見つけたらリラックスしてお腹を見せることがあります。地上で暮らす猫にとって高いところは比較的安全ですよね。高いところでは安心感も得られるのでしょう。

家の中が安全な場所だと認識すると、いろいろな場所でリラックスして過ごすことができるようになります。ベランダや窓際でゆっくりと過ごしているうちに、安心しきってお腹を見せてゴロンと寝転がることがあります。リラックスモードに入っているわけですから、できるだけそっとしておいてあげましょう。ここぞとばかりにお腹を触るのはやめてくださいね。

かまってほしいから

人に慣れている猫は、かまってほしい時にお腹を見せることがあります。「つまらないよ~」とか「遊んでよ~」と訴えかけているのでしょう。信頼している飼い主に撫でてほしいのかもしれませんし、おもちゃで遊んで欲しいのかもしれません。マイペースだと言われる猫が自分からかまってほしいという意思表示をしたら、少し時間を取ってあげてくださいね。

かまってほしいという意思表示でお腹を見せたからと言って、必ずしもお腹を触ってほしいというわけではありません。勘違いしていきなりお腹を触ろうとすると、猫はビックリして逃げてしまうかもしれませんよ。あくまでもかまってほしいということなので、猫が何をして欲しいのかを考えてあげましょうね。

「降参」しているだけだから

自然界において猫がお腹を見せる行為は降参を意味することがあります。猫同士のケンカの場面でも、負けを認めると相手にお腹を見せて、これ以上戦う意思はないことを伝えます。猫は無意味なケンカをしてケガをすることを嫌がる動物です。ケガをすると弱点を作ることになるからです。相手が降参したら、それ以上攻撃を加えることはありません。

人間と遊んでいる時も、相手の強さを認めて降参の合図のためにお腹を見せることがあります。お腹を見せたからと言って触ってほしいのではありません。降参後の攻撃だと勘違いして反撃を試みる可能性があります。降参の合図でお腹を見せた場合は、それ以上追い詰めてはいけません。いったん遊びを中断してクールダウンしましょう。

暑いから

ただ単に暑いのでゴロンとお腹を見せているという可能性もあります。お腹を床につけたままじっとしていると熱がたまってしまいますよね。この熱を発散させるためにお腹を上にしてゴロンとしているのです。この場合はお腹を触ってほしいわけではないので勘違いしないでくださいね。

夏の暑い日は室内にいても熱中症になることがあります。猫も例外ではありません。扇風機やエアコンを使って室内の温度調整をきちんと行うようにしましょう。猫がお腹を見せてゴロンとしていたらそっとしておいてあげましょうね。暑くてちょっとイライラしているかもしれませんよ。

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