猫の動体視力はどれくらい?猫の視力に秘められた驚くべき能力を紹介!

猫の動体視力はどれくらい?猫の視力に秘められた驚くべき能力を紹介!

update

猫ちゃんたちと暮らしていると、ハンティング能力に驚かされることが多々あります。素早い動きの虫を的確に捕らえたり、おもちゃを速く動かして遊んでいても動きに付いて来られたりするので、彼らの動体視力についても気になるところです。今回の記事では、猫ちゃんたちの驚くべき動体視力の秘密に迫りたいと思います。

update

動体視力の良さを配慮に入れた生活環境作りをしよう

たくさん並んだ蛍光灯

WSW1985/shutterstock.com

猫ちゃんたちのずば抜けた動体視力や、悪そうに思える視力に秘められた驚きの能力についても取り上げました。

暗い中で行動するために特化した視覚と、獲物を捕らえるために細かな動きも感知できる能力で猫ちゃんたちは生き延びてきたことがわかります。しかし、イエネコとして人間と暮らすようになった今では、その能力が問題になってしまうこともあるようです。

ここからは、動体視力が良いために猫ちゃんにとってストレスとなってしまう要因についても取り上げていきます。確かな知識に基づいた快適な環境づくりで猫ちゃんのストレスを軽減してあげられるよう、ぜひ参考になさってください。

蛍光灯は猫ちゃんのストレスの原因になることも

先ほども述べたように、猫ちゃんの動体視力は、人間の4倍ほど優れているとされています。

短い時間に素早く動くものでもしっかりと目で追うことができるということは、人間の目が取り入れる情報量よりも多くのコマ数を視認しているということです。

動画が静止画の連続であるのと同じように、人間の目も1秒間に何度も情報を取り入れ、連続的に映し出すことによって動きを滑らかにとらえることができます。

パラパラ漫画の例えで考えてみましょう。1秒間に10枚の絵を使ったパラパラ漫画と1秒間に40枚の絵を使ったパラパラ漫画なら、どちらのほうが滑らかな動きになるでしょうか?

絵の枚数が多いほど、動きは滑らかになり、細かな動きも見えるのではないでしょうか。同じように、猫ちゃんにとっては、人間の視認できない動きや電子機器の点滅などがはっきり視認できるのです。

人間が取り入れるコマ数は1秒間に60コマとされています。そのため、高速で点滅を繰り返している蛍光灯の光や液晶画面の光は人間にとっては一定の明るさを保っているように見えます。

しかし、猫ちゃんはその光が点灯する瞬間と電気が消える瞬間を見分けることができるため、高速で明かりをつけたり消したりしている状態に見えるのです。

誰かが電気を高速でつけたり消したりしている部屋に居たら、集中力がそがれたり、イライラしたりしますよね。猫ちゃんにとってもそれは同じです。

蛍光灯の光では猫ちゃんにストレスが溜まってしまうためどこかに隠れがちになってしまうこともあります。これは蛍光灯だけではなくLED電球にも起こることです。

試してみたい方は携帯のカメラで電球を映してみたり、スローモーション撮影機能を使って撮影してみましょう。点滅していることがわかるはずです。

蛍光灯ではなく白熱球を使うなら、明るさの波はあっても消灯と点灯が繰り返されるわけではないので、ストレスを軽減することができるでしょう。また、LED電球の中にも点滅の激しさを抑えたものがあるようです。

そのような電灯を使うことによって猫ちゃんたちのストレスを減らしてあげましょう。

ゆっくり動くものには気付きにくい

インターネットの動画投稿サイトなどで話題になった、キュウリを猫のそばにそっと置く動画を覚えているかもしれません。猫ちゃんがキュウリの存在に気付くと飛び上がって驚くのが面白いと話題になりました。

猫ちゃんは動体視力が優れているため、ゆっくりと動く対象は止まっているように見えてしまいます。そのため、そっと置くと突然に現れたキュウリにびっくりするのです。

猫ちゃんが驚くということはその分大きなストレスを抱えることになるので、面白がって驚かせるような行為は避けましょう。

まとめ

猫ちゃんの優れた動体視力と、夜間に発揮される特殊な視力について紹介してきましたが、いかがでしたか。

猫ちゃんは動いているものを目で追うのが得意なので、良く動くおもちゃを使って猫ちゃんを楽しませてあげてくださいね。

また、身の回りの物が猫ちゃんからはどう映っているのかを考えて、ストレスのない生活をさせてあげるようにしましょう。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板