どうして猫は二足立ちするの?その理由と二足立ちしやすい猫種を紹介!

どうして猫は二足立ちするの?その理由と二足立ちしやすい猫種を紹介!

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普段四足歩行している猫ですが、どういうわけか二足立ちすることがあります。普段とは違う姿はかわいらしいものですが、一体どうして猫は二足立ちをするのでしょうか?また、本来四足歩行をしている猫が二足立ちをして体に影響はないのでしょうか?ここでは猫の二足立ちについて取り上げます。

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猫は二足歩行はできるのか

立つ子猫

Andrey_Kuzmin/shutterstock.com

ここまで猫の二足立ちについてみてきましたが、では「二足歩行」は可能でしょうか?愛猫が二足立ちしている様子を見ると、そのまま歩くのではないか?と思いたくなりますよね。またそれを期待したくなります。たしかに猫が二足歩行しているところを想像しただけでかわいいですね。

ところが結論から言って、猫は二足走行はできません。二足立ちはできるのにどうして歩けないのでしょうか?それは「背骨周りの硬さ」が関係しているようです。

猫は全身にしなやかな筋肉を持っておりジャンプもできますし、素早く走ることもできます。非常に柔らかく狭いところにも入ることができますし、体を小さく丸めることもできます。

ところが猫には背骨を支えるじん帯がないので、長時間立つことはできません。上記で見たように筋肉はあるので短い時間でしたらしっかり立つこともできますが、その姿勢から歩くという段階までは難しいようです。

とはいえ、おもちゃで遊んでいるときに少し高い位置で振って好奇心をあおったら、興奮してそのまま2,3歩歩くことがあるかもしれません。猫同士のけんか中に興奮して猫パンチをするときに数歩歩くこともあるかもしれませんね。

二足立ちする猫種

スコティッシュフォールド

Andrey Tairov/shutterstock.com

どんな猫種も二足立ちすることはありますが、そんな中でも特に二足立ちすることが多い猫種がいると言われています。特に「マンチカン」「スコティッシュフォールド」は立つことが多いようです。SNSなどでも、マンチカンやスコティッシュフォールドが立つ写真や動画が人気です。

マンチカンは手足が短く小柄という身体的特徴がありますが、マンチカンのこの短足ゆえに立っても安定しやすいのでしょう。他の猫は二足立ちするとき前足を何かに掛けたりしてバランスを取りますが、マンチカンは後ろ脚だけでしっかり立つことができます。

まるでその姿がカンガルーの様なため、「カンガルーキャット」とも呼ばれています。普通は長時間立っていることはできませんが、マンチカンの中には長時間立った状態をキープできる子もいるようです。

スコティッシュフォールドは関節が非常に柔らかい猫種です。そのために耳が折れたり関節炎を患いやすかったりすることがありますが、その関節の柔らかさゆえに立つことが得意なようです。

マンチカンが二足立ちするときの注意点

マンチカンは短足なので二足立ちしやすいのですが、そもそも短足というのは遺伝疾患です。そのためマンチカンは足腰が弱く、成長期には「変形性関節炎」「骨軟骨異形成」といった病気を発症しやすいようです。

また手足が短い分、ジャンプをすると足腰や関節にかかる負担が多く、「椎間板ヘルニア」にかかりやすくなります。

二足立ちが得意なマンチカンではありますが、後ろ足だけで体を支えるのは体に負担がかかります。二足立ちが好きなマンチカンの身体のために、定期的に病院で見てもらうと良いでしょう。

まとめ

二足立ちする猫

Sofi photo/shutterstock.com

今回は猫が二足立ちする理由についてみてきました。猫が二足立ちする様子は非常に可愛く、そんな姿でおねだりされたら飼い主としては何でも言うことを聞きたくなってしまいますよね。

しかし無理な二足立ちは体への負担が全くないわけではありません。若い時はよくても、後々足腰に負担がかかって動きに制限がかかってしまいかねません。そして二足立ちできないことが猫のストレスともなりかねません。

ですからただ二足立ちが見たいからという理由だけで、しょっちゅう無理に立たせることは控えたいですね。

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