
【獣医師監修】猫が手を伸ばす理由とは?理由と猫の気持ちを徹底解説!【2023年版】
猫の近くにいると、何か伝えたいことがあるかのように、猫が手を伸ばしてくることはありませんか?飼い主に向かって手を伸ばす仕草をする時、猫はどんな気持ちなのでしょうか?今回は、猫が手を伸ばしてくる理由を考えてみたいと思います。

猫が手を伸ばしているその他の理由

Alena Ozerova/shutterstock.com
猫たちが手を伸ばすのは、何かを触ろうとする時だけではありません。ただ手を伸ばすことが目的の場合もあるでしょう。猫が手を伸ばすその他の理由もいくつか紹介しますね。
リラックスしている
猫は手を前に伸ばしながら座っていることがありますよね。他にも、仰向けになってバンザイしていることもあります。また寝ころんだまま手を頭上に伸ばしていることもあります。
これらの仕草には特定の理由があるわけではありません。単純にリラックスしている証拠でしょう。
私たち人間も自宅でゆっくりダラダラしている時には、同様のポーズを取ることがありますよね。ベッドやソファーでゴロンと横になる時にも、いろんな方向に手を伸ばしたりするものです。
猫もリラックスしたいはずです。特に自分の縄張りであるお家の中では、リラックスしやすいのでしょう。家の中では敵もいませんし、丁度よい温度や湿度が保たれています。だらんと手を伸ばしてリラックスしたくなるのも分かりますね。
猫にとって、リラックスできる環境はとっても貴重です。飼い主さんは邪魔せずに見守ってあげるようにしましょう。
ストレッチしている
猫は一日の中でかなりの時間を睡眠に費やします。寝ていないとしても同じ体制で静かにしていることも多いです。当然身体が固まってしまうので、ストレッチしたくなるのでしょう。寝起きなどでもストレッチしている猫を見かけるはずです。
いわゆる「猫のポーズ」をしてストレッチします。手を前に伸ばして背中から腰に掛けてしっかりと反らせることで、身体を伸ばしているのです。気持ちよさそうに目を細めたりあくびをしたりすることも多いでしょう。
手を伸ばして寝るのはどうして?
猫と言えば、「丸くなって寝る」のが一般的ですよね。しかし、猫たちの中には手足を伸ばしたまま寝てしまう子もいるようです。もしかしたら、皆さんの愛猫もそのように寝ることがあるかもしれませんね。
猫が手や足を伸ばしたまま寝るのはどうしてでしょうか?主な理由は2つあります。警戒心と暑さです。
猫の弱点はお腹周りに集まっています。ですから周囲を警戒している状態ではお腹を隠すために丸くなって寝ます。
逆に警戒しなくてもよい場所であればお腹を隠す必要がありません。飼い猫としての生活に慣れてしまった猫は手足を伸ばして寝るようになるのですね。リラックスしている証拠です。
また暑さも関係しています。「猫はこたつで丸くなる」という表現があるように、寒い時には身体を丸めて寝るのが一般的です。気温が高くなり、暑くなると身体を伸ばして寝るようになります。できるだけ熱がこもらないようにしているのでしょう。
猫が夏の時期にクール―の効いたお部屋で、手足を伸ばしながら気持ちよさそうに寝ていることもあるでしょう。なんとも可愛らしく微笑ましい光景ですね。
まとめ
猫が手を伸ばしてくる理由をご紹介できました。その理由は様々ですが、大抵の場合はリラックスしていることが多いです。飼い主さんが良い環境を提供できている証拠ですね。これからも猫の気持ちを知って、猫との楽しい生活を送ってくださいね。