猫にキシリトールはNG!致死量ともしも食べたときの対処法!

猫にキシリトールはNG!致死量ともしも食べたときの対処法!

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mofmo編集部

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猫にキシリトールを絶対与えてはいけません。キシリトールは人口甘味料の一つです。猫がキシリトールを摂取するとインシュリンの量が極端に増加してしまい、低血糖などの危険から昏睡状態になることがあります。今回は、猫にキシリトールを与えてはいけない理由や、食べてしまった際の対処方法などをご紹介します。

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猫にキシリトールを与えてはいけない理由とは?

キシリトールガム

AnSk/shutterstock.com

キシリトールを猫が食べてしまうと、インシュリンが砂糖の6倍も増加します。余分に大量に出されたインシュリンは低血糖を引き起こします。嘔吐や歩行困難、最悪の場合は意識障害なども引き起こす可能性があります。

また、キシリトールは肝機能障害を引き起こす原因にもなります。重度になると血の凝固作用に異常が生じ、血が止まらなくなります。

人間にとっては虫歯予防にもなるキシリトールです。でも、猫にとってはとても有害で中毒症状を起こす危険があります。絶対に与えないでください。

猫がキシリトールを食べてしまった時の症状

  • 発作
  • 嘔吐
  • 痙攣
  • 沈うつ
  • 衰弱
  • 出血傾向(血が止まらない状態)

これらの症状が見られた場合はキシリトールを食べた可能性があります。

キシリトールは急速に消化器官から吸収され、インシュリンを大量に放出し低血糖を引き起こします。重度の低血糖になると死に至ることがあります。早い場合は食べた後30分ほどで症状が出ます。遅い場合は12時間後から30時間後に症状が出ることがあります。1日から2日は注意が必要です。

また、血液検査をすると低血糖の他にも低リン血症低カリウム血症を起こしていることがあります。他にも肝機能障害を引き起こすことがあります。重度の場合は2次的な血液凝固障害を起こすこともあります。こうなると、出血傾向で血が止まらない状態になります。

猫に危険が及ぶ致死量

いろんな猫

Kasefoto/shutterstock.com

猫の年齢や体重によってキシリトールによる致死量が変わってきます。消化器官の発達具合や、老化具合によっても変わってきます。ここでは年齢別の致死量をご紹介します。

子猫の場合

生後12ヵ月未満で体重が1kg未満の子猫の場合は、より注意が必要です。体重が1kgに対して0.1gのキシリトール摂取で重篤な症状を起こすことがあります。キシリトールガム1粒が1.37g~0.2gのキシリトール量なので、絶対に与えないでください。歯磨き粉にもキシリトールが含まれています。絶対に使用しないでください。

成猫の場合

生後12ヵ月から7歳までの成猫の場合、体重は平均で約3~5kgです。体重が1kgに対して0.1gのキシリトール摂取で重篤な症状を起こすことがあります。キシリトールガム1粒が1.37g~0.2gのキシリトール量なので絶対に与えないでください。歯磨き粉にもキシリトールが含まれています。絶対に使用しないでください。

老猫の場合

7歳以上の老猫の場合は消化器官が弱ってきています。より一層の注意が必要です。体重が1kgに対して0.1gのキシリトール摂取で重篤な症状を起こすことがあります。キシリトールガム1粒が1.37g~0.2gのキシリトール量なので絶対に与えないでください。歯磨き粉にもキシリトールが含まれています。絶対に使用しないでください。

猫がキシリトールを食べてしまった時の対処法

診察を受ける猫

JF4/shutterstock.com

食べた直後なら吐かせてください。すでに飲み込んでしまっているなら、すぐに動物病院に連れて行って獣医師の治療を受けてください。

キシリトールを食べてしまった後に、すでにフラフラな状態でグッタリしている場合は、ガムシロップや砂糖水などを飲ませてください。低血糖になっているので血糖値を上げる必要があります。練乳でもいいので、なにか糖分を取ってください。こちらの場合も、早急に動物病気で獣医師の治療を受けるようにしましょう。

いつ、どれくらいの量を食べてしまったかを確認してから動物病院に連れて行ってください。

ミントやハッカも与えてはダメ

ミントもキシリトールと同じくガムに使われる食材です。ミントは天然のハーブなので、猫に与えられるものと与えられないものがあります。例えばキャットミント、キャットニップ、ペニーロイヤルミントなどは猫に与えても問題ありません。でも、量には注意する必要があります。

ミントの成分にはメントールが含まれています。このメントールが猫には危険な成分です。なので、先ほど述べた種類のミントを猫が食べてしまった場合は、急いで獣医師の診察を受けてください。

猫にとって最も危険なのはミントのアロマ精油です。メントールが濃縮されているので、猫のいる部屋では絶対に使用しないでください。

ハッカもよく飴などに使われます。ハッカはペパーミントから抽水した成分です。ハッカ油も猫にとってとても危険な成分です。よく天然成分の虫除けに使用されていることがあります。猫を飼っている場合は、虫除けの成分を確認してハッカ油が入っていないことを確認してから使用してください。

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