猫にデコポンはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

猫にデコポンはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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猫にデコポンを与えても問題はありません。デコポンは全体の80パーセントが水分でできており、カロリーが低いのが特徴なので、おやつとして少量与えることができます。この記事では、猫にデコポンを与えるメリットや、与える場合の注意点をご紹介します。

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猫にデコポンを与えても問題ない?

ざるの上に置かれたデコポン

kai keisuke/shutterstock.com

デコポンを猫に与える際は、いくつかの注意点があります。注意点を守れば与えても問題ありません。デコポンには、ビタミンやミネラルが多く含まれており、カロリーが少ないので、おやつや記念日の特別なご飯として与えるのに最適です。ビタミンAが豊富なので、白内障の予防や角膜の健康維持に役立ちます。

ただし一点大きな注意点があります。詳しくは後述しますが、皮の部分には猫に有害な成分が含まれているので、絶対に与えてはいけません。そもそも猫は酸味を好まないので、酸味のあるデコポンをあえて与える必要はありません。ビタミンAを摂取させようとして、無理に食べさせることはやめましょう。

猫にデコポンを与えてもいい量

ごはんを食べている猫

Nektarstock/shutterstock.com

基本的にデコポンの果実は少しなら与えても大丈夫です。ただ、猫の年齢や体重によっては、消化器官の発達具合や老化具合が異なるので、与えてもいい量が変わってきます。ここでは年齢別にデコポンを与えてもいい量を紹介します。

子猫の場合

生後12ヶ月未満で、体重1kg未満の子猫は、消化器官機能が未発達です。そのため、与えるのは控えた方がいいでしょう。特に、デコポンに含まれているβカロチンは、人間の場合はビタミンAを生成するのに役立ちますが、猫の場合は、カロテノイドからビタミンAを生成することができず、血液中に留まったままになってしまいます。

成猫の場合

生後12ヶ月から7歳で、体重3~5kgの成猫の場合は、薄皮をむいた1/2程度の果肉を与えるのが適量です。デコポンは糖分が多いので、与えすぎると肥満リスクがあります。

老猫の場合

7歳以上の老猫の場合は、消化器官機能が低下しているので、老猫に与えることはあまりおすすめしません。デコポンは猫にとって必須の栄養が含まれているわけではないので、老猫に無理に与える必要はありません。

猫にデコポンを与えることで期待できる効果

新鮮なデコポン

Zeeking/shutterstock.com

デコポンには「ビタミンA」が多く含まれており、白内障の予防や角膜の健康維持という効果を期待できます。また皮膚や毛並みを整える効果も期待できます。その他にも「ビタミンE」「ビタミンC」などの栄養素が豊富なので、抗酸化作用でガンや消火器疾患を抑える作用も期待できます。

デコポンに含まれる「カリウム」には、塩分を排出し血圧を維持する効果があります。利尿効果もあるので、水分量が調節され新陳代謝が良くなります。

猫にデコポンを与える時の注意点

デコポンの果肉は猫に与えても問題ないですが、糖分が多く含まれているので、与える量に注意する必要があります。猫にとって糖分の取りすぎは肥満の原因になります。肥満を防ぐために、猫に与える際は少量だけにとどめてください。また、薄皮は必ず剥いてから与えるようにしましょう。

皮の部分は絶対猫に与えてはいけません。デコポンの皮には「リモネン」という成分が含まれており、このリモネンが猫にとってはとても危険な成分です。猫はもともと肉食なので、猫の肝臓にはリモネンを分解する成分がありません。誤って食べてしまうと、中毒症状を起こす危険があり、最悪の場合は死に至ります。もし、皮を誤って食べてしまった場合には、早急に獣医師に相談してください。ちなみにリモネンは柑橘類の皮全般に含まれているので、デコポン以外でも、柑橘系の皮は猫には与えてはいけません。

リモネンは日用品にも含まれているので、注意が必要です。アロマオイルや芳香剤、食器洗剤にも含まれていることがあります。特にアロマオイルは濃縮していて危険性が高くなるので、猫がいる部屋では使用しないほうがいいでしょう。猫は嗅覚に優れているので、ストレスを感じてしまうことがあります。

デコポンに含まれているカリウムは、少量なら猫にとって有益な成分ですが、大量に摂取すると、カリウム中毒になる危険があるので、与える量は注意してください。

デコポンジュースなどの加工品やグレープフルーツは与えても問題ない?

フレッシュなグレープフルーツ

Amero/shutterstock.com

デコポンジュースなどの加工品には、大量の糖分が含まれている為、猫に与えることはおすすめできません。猫が糖分を取りすぎると、肥満や糖尿などの疾患をかかえるリスクが高まります。ただし、自家製の砂糖を加えていないジュースであれば、少量与えても問題ありません。

グレープフルーツもデコポンと同じで、皮の部分にリモネンが含まれているので、皮の部分は絶対に与えてはいけません。果肉の部分は与えても大丈夫ですが、アレルギー症状を起こすこともあるので少量だけにしてください。繰り返しますが、基本的に、猫は柑橘系を好まない傾向があるので、無理して与える必要はありません。

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