エリザベスカラー、猫にとってはストレス?嫌がる際の対策を紹介。
怪我や病気の猫は、動物病院での処置後、状態や治療法によってはエリザベスカラーを付けられることがあります。しかし、嫌がる猫も多く、どう対処してよいか分からない飼い主も多いです。今回は、エリザベスカラーのストレスの原因と対策を紹介します。
エリザベスカラーの特徴と猫にとってのストレスの原因
Tyler Olson/shutterstock.com
エリザベスカラーとは、皮膚炎や手術や怪我による外傷を持った猫が、患部を舐めたり引っ掻いたりして悪化させないようにする保護具のことです。 形状は円錐状で、エリマキトカゲのように首につけて使用します。
一般的にはプラスチック素材の物が多いですが、最近では、柔らかいポリエステル素材の物も増えてきています。
エリザベスカラーを付ける目的は、外傷や病気、炎症の手術・処置の後、猫が患部を触れないようにすることです。 手術や処置を行うと、その患部には、縫合糸や点滴の管や器具など、手術前には無かったものが付いているため、かゆみなどの違和感から、患部を舐めようとする猫が多いです。 その他、顔周辺に患部がある場合も、エリザベスカラーを装着し、患部を引っ掻かないようにします。
しかし、エリザベスカラー自体も手術・処置前には無かったものですので、猫にとっては不自由でストレスで、猫によっては嫌がるものです。
エリザベスカラー装着による着け心地の悪さもそうですが、視野が狭くなり歩きづらくなりあちこちにぶつかる、食事の際にエリザベスカラーが床に当たってしまい餌が食べにくいなどの日常生活の違和感から、さらに嫌がることとなりストレスを感じてしまう猫も少なくありません。
あまりにストレスが溜まると、患部の痛み・皮膚のかゆみ以上にエリザベスカラーが気になってしまいパニックを起こして、さらなる怪我をしてしまう猫もいます。
猫がエリザベスカラーを嫌がるときの対策
Dalibor Valek/shutterstock.com
猫がエリザベスカラーを嫌がる時、最も良い対策はエリザベスカラーを付けないようにすることです。
手術の傷や外傷の場合、傷口に直接触れないようにテープを貼ったり、傷口が隠れる服を着せたりするなど、エリザベスカラー自体を付けないような対策もあります。
動物病院によりますが、傷口が隠れる服で対策しているところもありますので、一度、相談してみてもいいでしょう。
しかし、患部の状況や猫の性格により、エリザベスカラーはやむを得ない場合があります。
そのような場合の対策を紹介していきます。
気にならない着け心地の物に変更
上でも述べましたが、エリザベスカラーにストレスを感じ、嫌がる一つ目の要因は、普段着けていないものに対する着け心地の悪さです。
これをできるだけ取り除いてあげるために、ポリエステルなどの柔らかい素材のものや浮き輪のようなクッションタイプのものに変えてあげましょう。
生活環境を整える
着け心地の悪さが少なくても、エリザベスカラーによる歩きにくさ、食事の摂りにくさなど日常生活のストレスがあるためりますので、エリザベスカラーを付けても生活しやすいように生活環境を整えることが大切です。
まずは歩きやすさの改善ですが、通路の物は片づけて猫が歩きやすいようにし、普段、猫扉を通って部屋間を移動しているのであればドアは開きっぱなしにしておくなど、通路をきちんと確保しましょう。
食事のしさすさの改善ですが、餌は台の上に載せた状態にし、食事中エリザベスカラーが床に当たらないようにするなどの方法があります。
睡眠時は、寝床が固いとエリザベスカラーが首を圧迫しますので、柔らかい寝床に変えてあげるなどしてあげてください。
どうしても嫌がる場合の対策
上2つの対策でも、やはり嫌がる猫もいます。 そういう時は、短時間のみエリザベスカラーを付け、徐々に慣れさせていく方法があります。
エリザベスカラーの装着は、まずは睡眠時のみで、起きているときはエリザベスカラーを外してあげます。 このとき、患部を舐めたり引っ掻いたりしないように飼い主がしっかり見てあげる必要があります。 少しずつエリザベスカラーを付ける時間を長くし、慣れさせるようにしましょう。
エリザベスカラーも、病気の治療も、猫にとっては普段と違うことであり、ストレスになってしまいます。
早く猫の元気な姿を見るために、飼い主は、猫のストレスをできるだけ少なくできる最善の方法を選んであげることが大切です。
※表示価格は記事公開時点の価格です。
-
- 【2023年版】おすすめの犬映画20選!感動映画から笑える作品までご紹介!
- 犬好きの方のために映画を20本厳選しました。感動できる映画から笑える作品、ファミリー向けまで、犬の名作映画を邦画7本,洋画7本,アニメ6本を紹介します。それぞれの映画の魅力やあらすじを短い文章で簡潔に紹介しています。映画選びの参考にしていただければと思います。
- 犬と暮らしたい
-
- 【2023年版】東京都内の犬と入れる人気ドッグカフェ一覧をご紹介!【63店舗】
- 愛犬と一緒に楽しめる東京都内のドッグカフェを紹介しています。わんことのお出かけ中、乗り換えのついでに立ち寄るのにピッタリのお店や、遠くからでもわざわざ訪れたくなる魅力的で新しいカフェで愛犬と一緒にまったり過ごしましょう!
- 犬のお出かけ
-
- ミキ亜生(芸人)/第1回 「犬派だった僕が、3匹も猫を飼うなんて夢にも思ってなかったです」
- お笑いコンビ・ミキの亜生さんは、自身が保護した3匹の猫ちゃん「助六(メス)」「銀次郎(オス)」「藤(メス)」と生活をしています。芸人として活躍する傍らで、街で見つけた猫を保護し、里親を見つける活動を行っている亜生さんに、保護猫活動や猫たちとの生活についてインタビューしました。
- お笑いタレント
-
- ペット同伴できる会社がある!?『ペットフレンドリーオフィス』があるマース ジャパンに行ってきた!
- 「カルカン」「シーバ」等のペットフードや「スニッカーズ」「M&M'S」のお菓子でも知られているマース インコーポレイテッド。日本の拠点であるマース ジャパンでは「ペットフレンドリーオフィス」というペット同伴出社が可能な制度があるんです。
- 犬と暮らしたい
-
- 猫の術後服はいつまで着せたら良い?術後服の選び方や注意点も合わせて紹介します!
- 猫にも術後服というものがあります。そもそも猫に術後服は必要なのでしょうか?今回は猫の術後服について詳しく解説していきたいと思います!どこで購入すればいいのか、選び方、いつまで着せればよいかについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 猫用品
-
- 猫がエリザベスカラー付けているときのトイレはどうするべき?ポイントを紹介
- 猫が手術などでエリザベスカラーを付けなければいけない場合、色々と不都合が生じることがあります。例えば「トイレに入りにくい」といった点です。今回はエリザベスカラーの装着時に飼い主ができる工夫について解説します。エリザベスウェアという便利なツールについても紹介します。
- 猫用品
-
- 猫にエリザベスカラーを付ける時の注意点は何?サイズや注意点について解説!
- 手術後などに猫にエリザベスカラーを装着させることがあります。猫にとっては邪魔でしかないエリザベスカラーですが、傷を治すには重要なツールです。今回はおすすめのエリザベスカラーを紹介するとともに、装着時に注意したいポイントをご紹介します。
- 猫用品
-
- 猫にお酒は絶対NG!猫にお酒を与えてはダメな理由と飲んでしまった時の対処法を解説していきます!
- 猫は飼い主が口にするものに何でも興味を示します。アルコールもその一つです。少しくらいなら猫にお酒をあげても大丈夫と勘違いしている人もいるようですが、猫にお酒は危険ですので軽い気持ちで与えたり面白半分で与えることは絶対しないでください!お酒を与えてはダメな理由と誤飲してしまった時の対処法を解説します。
- 猫の食べ物
-
- 猫のエリザベスカラーをDIY!手作りするための方法をご紹介!
- 動物病院で、猫に取り付けられたエリザベスカラーにガッカリしたことはありませんか?味気ないプラスチックの堅い円錐状のものが多いエリザベスカラーですが、DIYして見た目も楽しむという方が増えています。実用的でちょっと可愛いエリザベスカラーの作り方をご紹介します。
- 猫のお手入れ
- コメント
エリザベスカラーってやっぱりエリザベス女王から来てるネーミングだったんですね。その名の通りすぎて、やっぱりかー!って行っちゃいましたよwww
mofmo掲示板
-
- フェレット飼いたい!けど子供がいるうちは諦めるべきかな?
- フェレットが飼いたくて仕方がないのですが、子供が三人います。一番下はまだ幼稚園です。犬を実家で飼っていましたが、フェレットは初です。
- コメント
買うなら、がんばれ
-
- 犬って歯磨き必要なのですか??
- 歯磨き効果のあるガムやおもちゃの存在はしっていましたが、犬は歯磨きが必要なのですか? うちは歯磨きまでしていないので、するべきなのか、ふとおもいました。
- コメント
してますよ~。小さい頃からやってるからか、うちの子は歯磨き嫌がりませんね。口臭しなくなるし、口の中が雑菌だらけだと、その雑菌が体内に入ることにもなるので、健康のためには絶対にしたほうがいいですよ。
-
- 犬の飛行機移動。不安でいっぱいです。
- 転勤が決まり、飛行機に乗らなくてはいけません。我が家の愛犬を飛行機移動させるべきか、悩んでます。 いろいろとリスクがあると聞いて・・・体験談をきかせてください! ちなみにうちの子は柴犬5歳メスで避妊済みです!
- コメント
パグなんかはそもそも飛行機に乗せられない犬種ですし、飛行機での移動にはリスクが伴う事は仕方ないですよ。柴犬で若いってこともあるので大丈夫だと思いますが、心配ごとがあるなら新幹線を利用することも考えてはどうですか?
3ヶ月で、去勢手術をしました。病院のエリザベスカラーは、うちの子には大きすぎ、硬すぎ、着ける事もままなりませんでした。そこで、トレーナーの袖口とクリアファイルを縫い合わせ、袖口にボタンとヘアゴムをつけて、着脱可能にしました。着けたら、ご飯をあげるようにしたら、ちゃんと着けてくれてます。
つけざるを得なくて付けました。手足が長くて患部が前足。大きいカラーでもなめてしまうので足しましたが、本当に苦痛。
今も再発でカラーを付けたくないのですが、またなめてしまって困っています。
もしも自分が首にあれをつけて生活しないといけないってなったらというのを想像してみると、日常生活が不便そうでイライラしてストレス溜まりそうって感じるから、猫もやっぱ嫌だろうなって思わずにはいられないです。
だから、ちょっとでも不便さや不快さを軽減してあげれるように、あれこれ工夫をしたいです。
青いエリザベスカラーをつけてる子、いかにも嫌そうな顔してますね。早く外してちょうだいって言いたげな顔だね。特に目元に感じる。もう方法は慣れてもらうのみですね。嫌なのはわかるけど、怪我を早く治すためにも、慣れてもらわないとってところです。
ストレスになるかならないかって言ったらストレスになるに決まってるよね。人間だってあんなのつけられたら当然イライラするし邪魔に感じるよ。ギブスだって鬱陶しくてたまらないし。できればエリザベスカラーなんかつけないほうがいいんですよね。
エリザベスカラー、猫の目線に立って想像してみると、首回りがきつく顔を自由に動かすこともできず、動きも制限されて、、、ってこれは本当に精神的に辛いだろうと思います。付けないといけないのは理解できますが、少しでも不快感を和らげてあげられるように、工夫ができれば。
エリザベスカラーって今でも付けることがあるんですね。今まで避妊手術などで何度かうちの猫達も手術を受けましたが傷口を覆うテープで対応でエリザベスカラーはつけなかったですね。でもどうしようもない場合には嫌がっても付ける しかないのかなぁ。
エリザベスカラーはおしゃれで付けるわけではありませんし、外傷や病気で手術を受けたあとに必要だからつけているんだし、ある程度は仕方ない部分がありますよね。あんまり嫌がってストレスになるのはかわいそうだけど、数日のことですしね…。
エリザベスカラー以外で傷口を保護できる方法があるなら、そのほうがいいですよね。だってあんなの人間だったら耐えられるわけないよ~。言葉で説明されたって理解できないんだもん、言葉が分からない猫がパニックになるのも当然だよ。
術後だから仕方ないとはいえ、エリザベスカラーはかわいそうですよね。ストレス溜まりそう。。 前にうちの猫にもこれが必要になった時、寝るときは仕方ないから着けてて、なるべく私の目の届く範囲にいるときは、外してあげるようにしてましたー。そうすれば、少しだけだけど、ストレス感じる時間が少なくなりますよね。
前は見えないし、つけ心地も悪いし…嫌だよね〜。しっかりつけてても、上手に取る子もいるんですよね〜。うちの子もいつの間にか外してて、傷口も結局開いちゃったから病院に駆け込んだことがあったもんな〜。気持ちはわかるけどね、飼い主は焦ります。
エリザベスカラーは猫にとってストレス以外はありません。人間が同じよなことされたら、頭がおかしくなってしまうと思いませんか?だって傷があって気になるのに、自分で見ることすらできないんですよ。嫌がらないほうがどうかしていると思います。
けがしているのにより一層ストレスのたまるエリザベスカラーを付けるとなると猫は大変だろうな。早死にしないのかな。。手術痕とか舐めたりしないようにだけど、そこから菌が入っても結局また治療しなきゃいけないからな。かわいそうに。
エリザベスカラーが物凄く嫌そうな猫の写真にちょっと笑っちゃった。でもあんなのあったら動きにくいし視界入ってイライラするし、嫌に決まってるよねぇ。手術のあととか必要なのは分かるけど、そりゃストレスだろうな。
エリザベスカラーはいつもしているものではないのでそりゃ嫌がること間違いないでしょ。でも傷口の為だもんね。仕方ないとしてあきらめるしかないんじゃない!服でもいいかもしれないけど、結局触っちゃってダメだと思いますよ。
そりゃ、エリザベスカラーなんて嫌ですよね。本人はなんの為にやってるか分からないし、何をするにしても邪魔だし。でも、傷口が開いちゃったり、怪我がそれ以上酷くならない為にも心を鬼にしていつもつけてます。エリザベスカラーが取れた時の、本人もそうですが飼い主にとっても開放感はすごいですよね。
エリザベスカラーは嫌ですよね。人間だってあんなものつけられたら、相当鬱陶しいと思います。皮膚炎を起こしている時とか傷口を触らないようにってするのは仕方ないことだけど、嫌な気持ちになるのもわかるし……できるだけ快適なようにしてあげたいですね。