犬の里親になりたい。保健所からの引き取りってどうするの？

■保健所の役割

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保健所は私達にとって、健康診断の相談や医療の情報を与えてくれる頼りになる存在ですね。 ですが保健所の役割はそれだけではありません。

私達市民を、病気や感染症から守るのも、保健所の大きな仕事のひとつなのです。 その病気のひとつに「狂犬病」があります。

狂犬病は犬の間で感染し、感染した犬に噛まれた人間は適切な処置をうけないと死に至る可能性があります。 そのため、野生の犬が放置されたままの状態はとても危険なのです。

また野生の犬・猫は人間に噛む・ひっかくなどの危害を与える可能性があるので、その危険から守るためにもやはり動物を捕獲することが義務づけられています。

保健所では飼い犬や飼い猫には予防接種を義務付けています。 こうすることで、動物の間で広がる感染症を未然に防いでいるのですね。

予防接種を受けることで鑑札をもらえますので、それが危険でない証拠・また飼い主のいるペットである証拠ともなります。 鑑札をつけていることで保護されても殺処分を免れたり、飼い主のところに連れ戻してもらえるきっかけにもなります。

ぜひ首輪などに鑑札をつけておきましょう。

道に野生と思われる動物がいて、近所の方から通報があった場合、保健所の職員が捕獲のために出向きます。 そのように捕獲された動物、また何らかの事情で飼えなくなった動物などが保健所に収容されます。

飼い主側の勝手な理由だったとしても、保健所に持ち込まれた動物は保健所で処分しなければなりません。 このように悲惨な最期を遂げようとしている動物を救う手はあるのでしょうか？