ペット可のマンションの騒音は大丈夫?物件を決める前に知っておきたいトラブル防止策について。

ペット可のマンションの騒音は大丈夫?物件を決める前に知っておきたいトラブル防止策について。

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ここ最近ペット可能マンションの物件が増加しています。安心して契約をしたのに、住み始めてからトラブルが発生するという例が後を絶ちません。そうならないためにも物件を決める前に情報収集しておく必要がありそうです。

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■ペット可能マンションの現状

ペット 室内

Monika Wisniewska/shutterstock.com

元々ペット可能マンションとして建設されたのではない建物だと、構造上騒音対策がとられていないことが多いのが現状です。 そのような物件をリフォームしてペット可能マンションとしている場合は、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

近隣の方の部屋の扉の開閉音や、在宅時の足音や生活していて聞こえる音がどの程度であるかをきちんと確認した方がいいでしょう。自分が住むことになるなら、それと同じ音が近隣住民に聞こえるわけですから、重要なポイントとなります。

また先住の方々のマナーの程度も建物によって様々です。階段や廊下、玄関、エレベーターなどの共用部分に犬や猫の毛がどれくらいたまっているか、ペット臭がどれほど立ち込めているかよくチェックした方が良いでしょう。中には一世帯で多頭飼育しているところもあり、そう多くはないケースでしょうが、10頭以上のペットを飼っている居住者もいることがあります。ペットや家族の衛生面での環境も考慮に入れてマンションを選ぶようにすることが得策です。

築年数が浅い、居住者へのルールがしっかりしているマンションなら安心して住むことができるでしょう。物件は、清潔で快適に自分たち家族もペットも過ごすことができると判断できます。逆に地域の相場よりもリーズナブルで、築年数の古い物件だと、世帯あたりのペットの飼育数が多くなる傾向にあります。

ペットのオーナーの飼い方やマナーもまちまちですから、すべての居住者がみな清潔に、近隣居住者に配慮して飼育しているとは言えません。それに伴い居住環境や衛生環境も下がるのが妥当です。

■ペット可能マンションのルールの違いについて

犬 兄弟 吠える

pixabay.com

ペット可能マンションには、ペットの飼育に関して次の3つのタイプに分けることができます。

ペット共生型マンション

ペットコンセプトマンションとも呼ばれ、建設当初からペットを飼うことを前提としている物件です。建物の設備や物件の管理方法がペットオーナー向けとなっています。既にペットのいる家族やこれからペットを飼育する予定の方が居住しているので、ペットの鳴き声や騒音でトラブルになることはほとんどないと言えます。

ペット可マンション

ペットを飼育することが可能なマンションで、ペットの飼育が禁止されていない物件。

ただし、多くの物件で居住者向けのルールが定められています。たとえば、飼育可能なペットの頭数制限、ペットの種類の限定、庭やバルコニーには動物を出すことは禁止、マンション共用部分ではペットをだっこするかキャリーケースで持ち歩くことなど、厳しめの細かな規定を設けていることがあります。

そして、あくまでもペット可ということですから、ペットをもっていない居住者も物件には入居しているわけです。さらにその中にはペットを苦手とする方も含んでいる可能性が十分あります。ペットを飼育する人はペットのいない居住者への配慮を示して、ルールに従って飼育することが重要です。

ペット禁止マンション

ペットを飼うことでトラブルが発生するため、入居の時点からペットを全面的に禁止している物件。違反してペットを飼うなら、居住者とのトラブルや、義務違反として管理会社からペナルティや退去通告を受ける場合もあります。

■トラブル防止策

犬 室内 

Dmytro Zinkevych/shutterstock.com

ペット可物件ごとに設けられているペット飼育規約をきちんと守ることと、ペットの飼い主としてのマナーを守ることが大切です。ペットの問題の背後には飼い主のモラルの問題があります。

日頃から居住者との挨拶やコミュニケーションをしっかり保ち、感情的なストレスを与えないように配慮するなら、大きなトラブルへと発展することを未然に防ぐことができます。

玄関、庭やベランダ、またお隣りの部屋に面した壁際にペットのトイレやハウス、ベッドを設置しないようにしましょう。隣りの生活音でペットが反応して吠えたり騒ぐことを防げます。フローリングにマットを敷くと騒音を軽減できるので、階下の居住者への配慮にもなります。

ペット可マンションであっても、トラブル回避のためには近隣住民との共生が重要です。良いコミュニケーションとマナーを示すならマンションでも快適に過ごせるでしょう。

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5 名無しさん
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ペット可マンションと、ペット共生型マンションを一緒くたにして認識してしまってた!それぞれペットと住める点は同じだけど、それ以外のところが異なってるのね。全然違うから、それぞれの違いを知っておかないとダメね。

4 名無しさん
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普段からお隣さんなどとのコミュニケーションを取っておくことが大切かな。挨拶を自らして、顔見知りになっておくだけでも、騒音があった時の感じ方は多少は違ってきます。全く知らない人の部屋からの騒音とは受け止め方が変わります。

3 名無しさん
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ペットと一緒に住みたいのでペット可能なマンションやアパートを探す人もいますよね。ただ、そのマンション全員がペットを飼っているとは限らないので、トラブルにならないためにもフンのマナーや、無駄吠えのしつけなどが必要だと思うな。

2 名無しさん
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実家の母親が住んでるマンションは、エレベーターにペットが乗っている時だけ押す専用ボタンがあります。おそらくアレルギーの人などに配慮しているのでしょう。それに、玄関ロビーの手前くらいにワンちゃん用の足洗い場があります。このように設備が整っていれば安心してペットと一緒に暮らせますよね。

1 名無しさん
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私は実家でわんちゃんを飼ってるんだけど、マンションだと色々と気を使いそうだよね。ペット可のマンションってペットを飼ってない人もいるわけだから、エントランスとかエレベーターとかって住民が共有する部分だから毛がたまったりするとクレームにもなりそう。