【2023年版】三毛猫のオスが希少なのはどうして?理由を詳しく解説!

【2023年版】三毛猫のオスが希少なのはどうして?理由を詳しく解説!

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典型的な日本の猫としておなじみの、三毛猫。実は三毛猫には、圧倒的にメス猫が多いって知っていましたか? オスの三毛猫というのは滅多に生まれず、とても値段が高いんです! でも、一体なぜなのでしょうか? 理由を科学的に解説します!

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三毛猫のオスが生まれにくい理由は?

Calico cat asleep in front of a sunny window

Sari ONeal/shutterstock.com

染色体の配列に理由があった!

三毛猫のオスって、どうしてそんなに生まれにくいんでしょうか?

その理由は、遺伝情報を伝達する「染色体」にありました。

性別を決定する「性染色体」にはXとYがあり、「女性=XX」「男性=XY」になります。

子猫は生まれてくる時に、両親から1つずつカラーの遺伝子をもらい、その組み合わせで毛色が決まるわけですが、三毛猫の毛色になるには「A遺伝子」と「a遺伝子」が必要。

そして、その2つの遺伝子はX染色体上にしか存在できないため、X染色体を1つしか持っていないオスの猫は、三毛猫にはなれないのです。

これが、オスの三毛猫がとても生まれにくい理由です。

オスの三毛猫が生まれる理由は、突然変異!

では、なぜ確率が低いとはいえ、オスの三毛猫が誕生するのでしょうか?

その理由は、親から染色体を1本多くもらい、「XXY」の配列になる場合がまれにあるからです。

この染色体の突然変異は「クラインフェルター症候群」と呼ばれ、猫だけでなく人間や、他の動物にも見られます。

その現象が、猫の場合は「三毛猫のオス」として現れるというわけですね。

ただし、オスの三毛猫にはリスクもつきまとう…

オスの三毛猫は貴重で価値や値段も高いですが、遺伝子の突然変異で生まれるため、それが理由で体に異常が出やすいのもまた宿命といえます。

病気にかかりやすかったり、寿命が短かったり、生殖機能を持たずに生まれる、という確率も高いのだとか。

もしも、オスの三毛猫と暮らすことになった場合は、そういったリスクも覚悟しなければいけないでしょう。

三毛猫のオスがとても少なくて値段が高い理由、理解していただけたでしょうか?

それにしても、猫の毛色って意外な秘密があるんですね! なぜその色になったのか理由も考えて、気をつけながら見てみると面白いかもしれませんね♪

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三毛猫がこたつで眠っている様子は、まさに「古き良き時代の日本」ですね。 招き猫のモチーフとなったり、小説や絵画にも古くから登場している三毛猫は日本の猫の象徴でもあります。 日本人に愛され続けている“和猫代表”三毛猫の特徴や性格、そこからわかる飼い方のポイントを見てみましょう。

https://mofmo.jp/article/2972

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mofmo掲示板

3 名無しさん
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三毛猫には、ほぼメス猫しかいないという事実にびっくりしました。だからこそ、三毛猫のオスは希少性が高く、高値でやり取りされているということなんですね。あまり猫ちゃんの性別をよく考えたことがなかったので、衝撃的でした。

2 名無しさん
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三毛猫のオスがすごく希少なのは知っていたけど、販売されているものなんですね。これは意図的に産ませてるのかな?三毛猫って昔から馴染みのある猫だから雑種だと思ってたけど、もはや三毛猫っていう系統ですね。

1 海鮮丼
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三毛猫にオスがあまり生まれないのは、染色体・遺伝子が関係してのことという事ですね。メスが多く生まれる理由に関心を持っていたので、理由を知ってスッキリしました。染色体の話は少し難しい気がしますが、知れて今はもう気分爽快です。