パーソンラッセルテリアってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

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mofmo編集部

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ジャックラッセルテリアのような外見が特徴のパーソンラッセルテリア。 ジャックラッセルテリアよりもスラっとした手足が特徴的で、あまり知られていない犬種ですが、とても飼いやすい性格をしています。 パーソンラッセルテリアの特徴や性格、それに合わせたしつけ方や飼い方のコツをご説明いたします!

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パーソンラッセルテリアの特徴

Parson Jack Russell Terrier standing in a park

godrick/shutterstock.com

イギリス原産のパーソンラッセルテリアは運動量が非常に多いテリア犬種です。

同じく運動量が非常に多いとされているジャックラッセルテリアにそっくりだと言われますが、それもそのはずです。

パーソンラッセルテリアとジャックラッセルテリアはもともと同じ犬種だったんです。

そんなパーソンラッセルテリアの体型や外見的特徴、寿命などについて説明します。

パーソンラッセルテリアの体型や外見的特徴

パーソンラッセルテリアの理想的な体高はオスが32cm~37cmでメスが30cm~35cmです。

そして理想的な体重はオスが6kg~7kg、メスが5kg~6kgで、小型犬に分類されています。

ジャックラッセルテリアよりも長い手足が特徴で、かなりのスピードで走ることが出来ます。

馬のような走力を持つとも言われていますが、これは長い前足と筋肉質な後ろ足によります。

小さいですが、骨太で筋肉質な体型をしており、体長よりも体高のほうがやや長めです。

短い尻尾も特徴的ですが、これはパーソンラッセルテリアが穴に潜って出られなくなった際、犬の尻尾を引っ張って引きずり出すことが出来るように断尾すると言われています。

また、ちょこんとV字に垂れた耳と硬くて粗い被毛も特徴です。

パーソンラッセルテリアの寿命

パーソンラッセルテリアの寿命は13歳から15歳くらいとされています。

小型犬としては平均的な寿命ということが分かります。

かかりやすい病気があるので、それらに特に注意しつつ、健康管理などをしっかりとすれば、平均よりも長く生きることができるでしょう。

もちろん個体によって寿命は違ってきますが、できるだけ愛情をたくさん注いで育てることによって、長く健やかに生きてほしいものです。

ジャックラッセルテリアとの違い

あまりにもそっくりなため、ジャックラッセルテリアと間違えてしまいそうなパーソンラッセルテリア。

もともとは同じ犬種だったので仕方がないですよね。

この2犬種を分ける主な基準となっているのは、サイズの違いと毛色の規定の違いです。

規定によると、ジャックラッセルに比べてパーソンラッセルテリアのほうがサイズが大きく足が長いとされています。

また、毛色はパーソンラッセルテリアのほうが白い部分が多いとされています。

ただどちらの犬種も個体差があるため、実際のところ見た目で判別するのは難しいともされています。

日本ではサイズの違いだけでパーソンラッセルテリアとジャックラッセルテリアが別々に公認されていますが、イギリスではパーソンラッセルテリアのみが公認されています。

そしてアメリカのAKCではジャックラッセルテリアとしていたものを現在ではパーソンラッセルテリアとして公認しています。

もとをただせば同一犬種だったということもあり、公認に当たってはいろいろと複雑なことになっているみたいですね。

パーソンラッセルテリアの歴史

もともとはジャックラッセルテリアと同一犬種だったパーソンラッセルテリアですが、作出者はジャック・ラッセルという名の牧師でした。

ジャック・ラッセル牧師はイングリッシュケネルクラブの創立メンバーの一人で、理想的なテリア種の作成に専念していました。

キツネやタヌキ、小獣類などの狩猟能力に優れており、小型ですばしっこくて勇気のある犬種が理想だったため、容姿にはそれほどこだわりを持っていませんでした。

ベースとなったのはフォックステリアで、狩猟能力を高めるためにビーグルやボーダーテリアなどと交配しました。

また勇気のある犬種を作るために、強い気質を持つブルテリアなども交配されました。

作業能力を優先したため、外見のスタンダードが定まらず、「公認された雑種」と呼ばれるようになりました。

さて、1887年にジャック・ラッセル牧師が亡くなると、この犬種は一時期忘れ去られるようになりました。

しかし第二次世界大戦が終わるころにヨーロッパ大陸で、特に狩猟家や乗馬愛好家の間で人気を取り戻すようになりました。

1990年にイギリスのケネルクラブによってパーソンジャックラッセルテリアという名で公認暫定のスタンダードを発行しました。

それに続いて国際畜犬連盟(FCI)もパーソンジャックラッセルテリアとしてスタンダードを発行し、その後2001年にパーソンラッセルテリアとして公認しました。

イギリスにおいて、スタンダードについての意見の相違などがありましたが、このいきさつは他の国にも影響を与えました。

アメリカンケネルクラブ(AKC)では1998年にジャックラッセルテリアを公認し、パーソンラッセルテリアをジャックラッセルテリアの一種として扱っていました。

しかし2003年になると、名称をパーソンラッセルテリアと変更しました。

ジャパンケネルクラブ(JKC)では主にサイズの違いを区別して、パーソンラッセルテリアとジャックラッセルテリアを別々の犬種として公認しています。

作業能力を優先して改良されてきた犬種ですが、最近ではペットとして飼育されることが増えたため、攻撃性が低くて友好的な血統が多く繁殖されるようになっています。

とはいえ今日においても日本では飼育頭数が少なく、希少犬とされています。

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4 新ドラマ
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この犬は、たっぷり褒めてあげることが正しいしつけ方なんですね。犬の種類によって、叱るよりも褒める方がいいとか、そういうのがあるのは知らなかったので。知れたことを嬉しく思いました。誤ったしつけはしたくないので、もっと勉強です。

3 名無しさん
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かなりのスピードってどれくらいの速さなのか気になる。すごく早いのかな。走ってる最中の動画でもあるとわかりやすいかも。探してくるかなぁ。

3 ぼたん
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パーソンラッセルテリアはすらっとした手足が素敵ですね。ジャックラッセルテリアよりもほっそりしてるのは、好みの問題だと思うけど、私はこちらの犬種のほうが好きですね。運動量が多いのは飼育するのが大変そうだけど…お散歩とか体力勝負だよね。

3 名無しさん
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パーソンラッセルテリアって私は見かけたことが無いですが、すごいスタイリッシュっていうかカッコイイですね。シュッってしてる感じがいいですね。運動量が多いっていうのも筋肉の付き方とか見たらわかる気がします。たれ耳も可愛いなぁ