猫の骨格と特徴的な動きの関係を知ろう!

猫の骨格と特徴的な動きの関係を知ろう!

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mofmo編集部

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「猫背」「猫足」「猫舌」「猫パンチ」「猫っ毛」など、猫の体の一部を使って、特定の動きや仕草を表現した言葉は日本にたくさんあります。今日は、そんな猫の特徴的な動きを可能にしている骨格について考えていきたいと思います。

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猫の骨格

特に猫の動きは、「しなやか」「身軽」「俊敏」という表現で言い表されることが多いですね。

壁などの高いところから飛び降りたり、狭いところを通り抜けたり、静止した状態から急にジャンプしたり、人間には到底できないような動きをして、私たちを驚かせることが多いからでしょう。

そんな猫ならではの動きを可能にしているのは、もちろん骨格です。

基本的な哺乳類の骨格の型をしてはいますが、肉食動物ならではの、狩をして獲物を捕獲するのに適した骨格と筋肉のつき方をしています。

猫が肉食動物と言われても、ペットとしてキャットフードを食べている猫しか見たことない人には想像しにくいと思いますが、猫は、獰猛なイメージのあるライオンやチーターと同じ種に部類されています。

ライオンやチーターは、大型のネコ科で、家猫は小型のネコ科だけの違いで、同じ身体的特徴や生活習慣を持っているのです。

ですから骨格のサイズも、大きいか小さいかの違いだけで、形や数は変わりはありません。

柔軟性に富んでいる

ネコ科の骨格の特徴は、柔軟性に富んでいることです。

肉食の動物は腸が短いので、骨格も内臓を支えるする役割が減り、その代わりに素早く走ることができるように、柔軟性が重視されているのです。

例えば、柔軟な脊柱だからこそ、「猫背」と言われる背中を丸める姿勢が可能で、その猫背によって、獲物を捕まえるために早く走ることも可能になるのです。

世界最速の動物であるチーターも、全速力で狩をする時には、背中を丸める走行フォームによって、スピードをだし、獲物に追いつくことができるよう加速していきます。

また「猫背」には、座った猫の背中が丸いという意味でも使われています。人間に「猫背になっているよ」といえば、背中が丸く内側にそっていることを指摘していることになりますよね。

このように、猫は柔軟性にとんだ骨格をしており、その特徴的な骨格が、猫らしい体を作り、優れた身体能力を引き出しているのです。

他にも、猫の骨格の最大の特徴である柔軟性を支えているのは、骨と骨をつないでいる靭帯や、背骨の間にある椎間板が非常に柔軟で、体を捻るなどの動きに見事に対応することです。

靭帯や椎間板は、骨格の中で、結合紐やクッションのような働きをする組織ですが、それらの結合部が柔らかかったり、伸縮性にとんでいるということは、形が変わらない骨の動きに合わせて柔軟に対応できるということになります。

猫が体を捻って体の至る所をグルーミングしたり、ありえないような姿勢でくつろいでいたりするのには、こんな秘密があったのですね。

このように猫の骨格は、骨自体に加え、骨同士を繋ぐパーツも柔軟であるという特徴があるのです。

だからこそ猫の動きは、しなやかでエレガントと言われるのでしょう。

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