ねこにレタスは与えても大丈夫!?期待できる健康作用やあげる場合の注意点を解説していきます!

ねこにレタスは与えても大丈夫!?期待できる健康作用やあげる場合の注意点を解説していきます!

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レタスと言えばサラダによく使われるメジャーな野菜です。鮮やかな緑色で彩りも良く、みずみずしい歯ごたえが特徴的です。レタスが好きだという人はたくさんいますが、ねこの中にもレタスを食べる子は少なくないようです。今回はそんなレタスをあげるメリットやあげる際の注意点について書いていきたいと思います。

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ねこはレタスが好き?

レタスを食べようとしている猫

lola1960/shutterstock.com

レタスと言えばサラダによく使われるメジャーな野菜です。サラダは、生野菜にドレッシングやオリーブオイルなどをかけてそのままいただくという、とてもシンプルかつフレッシュなメニュー。トマトやキュウリ、ルッコラやスプラウトなど、食材も栄養価の高いものが好んで用いられていますね。

レタスは鮮やかな緑色で彩りも良く、みずみずしい歯ごたえが特徴的です。サラダを食べる機会の多い日本人に欠かせない食材ですね。サラダの主役とも言えるレタスは、わたしたちの食卓に華を添えてくれる大切な存在です。

さて今回はそんなサラダをテーマに、特にレタスにフォーカスをあてて猫ちゃんの食事について説明したいと思います。猫にレタスを与えても良いのでしょうか?それともダメなのでしょうか?

レタスは与えても大丈夫

結論から言って猫にレタスを与えても特に問題はありません。有害な物質は含まれていないからです。

実際レタスを口にする猫は珍しくありません。例えば我が家のねこは人間の食べ物にほとんど興味を示しませんが、カリカリとねこ草以外にも、唯一興味を示し、用意すると自ら近づき食べ始める食材が三つあります。それは、レタスとキャベツと食パンです。いまいち関連性がなさそうなこれらの食材ですが、我が家のねこは、この3つがお気に入りのようです。

レタスはキャベツより柔らかいので、少し食べにくそうですが、小さくちぎって生のまま与えると匂いを嗅いだ後に食べ始めます。といっても、大量に食べるわけではなく、ごく少量です。

やわらかなキャベツの葉を食べ難そうにハミハミする姿もとても愛しいのですが、我が家のねこさんの食べている様子を観察していても、特に美味しそうな様子はありません。とりあえずムシャムシャと食べています。

ここでふと疑問が湧いてきます。それ、本当に美味しいの?

レタスは水分を多く含んでいる野菜で、味もほとんどしません。一般に販売されているねこの総合栄養食と呼ばれているキャットフードは、食欲をそそる様に、かおりや見た目も考え抜かれて製造されています。

対して生のレタスはほぼ無味無臭と言ってもいいお野菜。ねこの気を大きくひく魅力があるともイマイチ思えません。

実際、我が家のねこさんは何を欲して生のレタスをムシャムシャと食べているのかは不明です。食べ終わった後も、満足しているのかしていないのか、よくわからない表情を浮かべています。

それでもなぜかレタスを積極的に食べようとします。もちろんその後健康上の問題は何も起きてはいません。

このようにレタスとねこの相性はそれなりに良いようですね。ところでレタスはねこにとって危険な食材ではないだけでなく、むしろメリットをもたらしてくれる野菜のようです。

レタスのメリット

新鮮なレタス

Gts/shutterstock.com

レタスがねこにとってどんなメリットをもたらしてくれる存在なのかを知るために、まずはレタスそのものの栄養素を見てみましょう。

レタスと言ってなんとなく頭に浮かぶキーワードはどんなものですか?水分、食物繊維、低カロリー、こんなところでしょうか。

確かにどれも正解ですが、レタスに含まれている栄養素はもちろん水と食物繊維だけではありません。その主要成分は、様々な種類のビタミン、ミネラル、食物繊維、塩分などからなっています。レタスにこれほどたくさんの栄養素が含まれていることに驚かれるかもしれません。

レタスの主要成分をもう少し詳しくご紹介しましょう。

ビタミン

レタスに含まれているビタミンは、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCなどです。このうち特にビタミンKとビタミンC、葉酸が多く含まれています。

ビタミンKは血管の健康に不可欠です。その働きには血液を固めるというものがあります。例えば怪我をした時、一時間後には自然と血が乾いてて固まっている、こんな経験を誰もがしたことがあるかもしれません。このようにビタミンKは止血する因子を活性化するというとても重要な働きをします。

他にも、ビタミンKにはたんぱく質を活性化して骨を丈夫にしてくれる働きもあります。このため、ビタミンKは骨粗しょう症にも効果的な栄養素と言えるでしょう。ビタミンKはさまざまな野菜に多く含まれていますが、特に緑黄色野菜や納豆に含まれています。

ビタミンCは美容と健康に欠かせない栄養素として有名ですね。風邪やインフルエンザ感染などの病気の予防のために、サプリメントなどで補っている方も多くおられるかもしろません。ビタミンCは、からだの免疫を高めたり、ストレスへの抵抗力を高めるのに効果的です。年齢と共に失われていくコラーゲンを生成する働きもあるので、美肌効果も期待できる栄養素です。

葉酸は脳の神経細胞の働きを維持する働きがあります。もし葉酸が足りていない場合、イライラしたり、集中できなかったり、マタニティーブルーになりやすいなどといった、良くない影響が及びます。水に溶ける水溶性ビタミンでのビタミンB群の仲間で、細胞の生産、再生を助けたり、体の発育も促すとても大切な栄養素です。

葉酸はレバーや納豆、モロヘイヤやほうれん草、ブロッコリーやいちごなどに多く含まれています。

ミネラル

レタスに含まれているミネラルは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素など。このうちレタスには、カリウムと銅が多く含まれています。

カリウムは体内の余分なナトリウムを汗や尿によって排出してくれます。しょっぱいものが大好き!という、普段の食生活が塩分のとりすぎ気味になってしまっている方は、食事にレタスを取り入れることで、むくみ防止を期待できるかもしれませんね。

ちなみに、カリウムは水溶性で水に溶けてしまう性質を持っています。ですから、レタスを食べるときは生野菜のままサラダで食べるのがオススメです。

銅は、食品で言えばレバーやナッツ、大豆やココアなどに多く含まれている栄養素で、血液をつくる助けをする働きがあります。血液は赤血球と白血球からなっていますが、銅の働きは鉄から赤血球がつくられるのを助けること。銅と鉄が力をあわせることではじめて赤血球がつくられるわけですね。

ねこの健康のためにレタス?

レタスのにおいを嗅いで食べようとしている猫

olls/shutterstock.com

さてここまでレタスに含まれる栄養素やその効能について見てきました。では肝心の猫ちゃんにはどのような健康効果が期待できるんでしょうか?以下のようなメリットを期待できます。

・ビタミンEによる効果 レタスに含まれるビタミンEは抗酸化作用を持つビタミンとしてよく知られています。抗酸化作用は老化を防ぐ働きを持つと考えられていますが、そのビタミンEを摂取することによって、脂肪の酸化を妨げたり、血行促進や毛艶が良くなるなどの効果が期待できます。

・水分補給 レタスはその大部分が水分なので、普段あまり水をあまり飲まないことで知られている猫ちゃんに水分補給させるには良い方法です。

・免疫力向上 レタスに含まれるビタミンAには免疫力を向上させる効果が期待できます。

このようにレタスには猫ちゃんにとってもうれしい健康効果がいろいろ期待できます。有害でないだけでなく、むしろポジティブな作用があるかもしれないと思うと飼い主としてもうれしいでしょう。

ただしこれらの健康効果はあくまで推測の域を出ません。やはり人間の体と猫の体とは異なりますから、計算通りの効果があるかは断言できません。

「レタスは良い野菜だから我が家のねこにも、毎日レタスを食べさせなくては!」などと思う必要はありません。

ありがたいことに現代は、ねこの総合栄養食と呼ばれる様々なタイプのフードが市販されています。このような総合栄養食は栄養価が大変高く、ねこの健康を第一に考えて作られています。

ですので、ねこの食事に関しては、それら総合栄養食と記載されているキャットフードを適量与えていればまずは安心して良いでしょう。

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