犬が留守番中に物を壊す理由とは?その対処法もご紹介!

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mofmo編集部

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普段はいたずらをしないおとなしい子なのに、留守番の時だけ、家具を壊したり、部屋を荒らすなどの問題行動をとるペット犬は意外と多いです。そこで今日は、犬が留守番中に物を壊してしまう心理状態と、留守番中に壊しがちなものや対処方法などをご紹介したいと思います。

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留守番中に破壊行動をする犬の心理

A tiny Boston terrier puppy chews a hole in the bathroom door in an attempt to escape

Helioscribe/shutterstock.com

人間でも構って欲しくてわざと困らせてみたり、イライラして物に当たってしまうことがあるように、犬の問題行動の裏にも、何かしらの感情や理由があります。

ですから、行動の裏にある感情を理解せずに、問題行動だけをやめさせようとしても、お互いにストレスが溜まりうまくいきません。

それよりもまず、”どうしてそんなことをするのか”、”どんな気持ちなのか”、”何を訴えているのか”を理解してあげようとするなら、根本的な解決のヒントが見えてくるでしょう。

分離不安

留守番中に犬が物を壊す原因で一番多いのは、この分離不安、つまり、飼い主の姿が見えない時に不安になったり、寂しさで耐えられなくなることだと言われています。

一匹で家にいることに極度のストレスを感じてしまい、吠え続けたり、物を破壊したり、自傷行為をしたり、様々な問題行動をとってしまうのです。

犬は社会的な動物で、数頭の犬でグループを構成し、その中で自分の位置を定め、群れに属することによって心身ともに守られてきました。

犬の本能は野生時代とは変わっておらず、人間と暮らすようになってからも、飼い主やその家族を自分が属する群れと認識し、一緒にいることによって安心感を得ています。

ですから、飼い犬が、自分を守ってくれる絶対的な存在で、自分のボスと認めている飼い主さんと一緒にいたがることや、長時間離れていることを心細く感じるのは当然のことなのです。

飼い主にとっては、職場の人間関係や友人など、家や愛犬以外の繋がりがありますが、犬にとっては飼い主さんとの世界が全てで、心身ともに全てを飼い主に依存している状態なのです。

ただ、全ての犬が分離不安になるわけではなく、過保護に育った犬や、社会性を身につけられていないワンちゃん、留守番中に怖い思いをしたことがある子などが発症することが多いです。

ですからまずは、自分の愛犬が、一匹になったことによる不安感や緊張によって、耐えられないほどのストレスを感じている可能性があるかどうかを観察してみましょう。

分離不安症になっているかどうかを判断するのは、あなたがいない時にどのような行動をとるかがポイントになります。

普段からストーカーのようにあなたにまとわりついてきたり、気を引こうと物を壊すのは分離不安ではなく、ただの甘えん坊だったり、しつけの問題です。

統計によると、分離不安症の犬は、飼い主の姿が見えなくなってから10分?15分で、吠えたり、物を壊すなどの問題行動をとりだすことがわかっています。

他の部屋に行ったり、トイレに入って、あなたが愛犬の前から姿を隠す時に、どんな行動をするかをチェックしてみて、留守番中の破壊行動が、分離不安によるものかを調べることができるでしょう。

退屈

留守番中にいたずらをする他の理由は、ただ単純に”暇だったから”という場合もあります。

分離不安のような大きなストレスが原因ではなく、退屈して、目の前にある面白そうなものを手当たり次第に触ったり、おもちゃとして遊んでみた結果、部屋が荒れてしまったという状態です。

普段から噛んで良いものとそうでないものを教えているとは思いますが、いたずらっこはダメと言われるものほど触りたくなるらしく、暇を持て余し怒る人もいないと、今がチャンスとばかりに遊んでみるのです。

しかも犬の遊び方は、狩をする本能的な行動から、歯を立てて噛みつき、くわえたまま首を振って揺らすというものです。

ですから、犬は悪気なく遊んでいるのですが、おもちゃとみなされた物がボロボロになってしまうのです。

このようなケースは、破壊されると困るものを片付けて、犬が飽きずに遊べるようなおもちゃを用意してあげると良いでしょう。

飼い主の反応を楽しんでいる

荒れ果てた部屋に足を踏み入れた途端、「こら?ダメでしょ」「何やってるの」と愛犬を叱っても、構ってもらっていると勘違いしている可能性があります。

また、遊んではいけない物をくわえている時に、なんども名前を呼んだり、追いかけて取ろうとしたりすると、飼い主さんが遊んでくれていると思い込んでしまうこともあります。

そのように飼い主さんは怒っているのにもかかわらず、犬の行動に反応しているので”破壊行動をすれば、飼い主さんが構ってくれる”とインプットしてしまい、留守番時に物を壊す子もいます。

そのような子は、破壊行動をしたのにもかかわらず、”飼い主さんは喜んでくれるかな””今日はどんな反応をするかな”とワクワクしながら留守番をしているのです。

全くもって、自分のしていることがいけないことだと認識できていないケースです。

歯がかゆい

これは乳歯から永久歯に歯が生え変わる時期の子犬にのみ当てはまるケースですが、歯が生え変わる時はとにかく痒くて、気を紛らわせるために手当たり次第に物を噛もうとします。

また子犬は、ありとあらゆるものを噛んで、どんなものかを確かめていきます。成長段階のこの時期は、しつけの途中でもありますし、様々な物に噛み付くことはある程度仕方がないと諦めて、留守番をさせる時にはそれなりの対処をしましょう。

物が壊されて困るというよりは、誤飲や窒息の危険もあり、犬の命を守るために思いつく全ての危険物を遠ざけるようにしてください。

それでも子犬は、私たちが想像できないものにも興味を示すので、できればゲージに入れて、お水とトイレ、安全なおもちゃだけをあたえておく方が無難かもしれません。

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