猫は歳をとってもかわいい!老猫の魅力とその理由を詳しく解説!

猫は歳をとってもかわいい!老猫の魅力とその理由を詳しく解説!

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猫は歳を取って老猫になると、若いころとは違った立ち振る舞いをするようになります。しかし老猫になったからといって猫の魅力が薄れるわけではありません。老猫には老猫の可愛さや魅力があります。この記事では老猫がみせてくれる様々なチャーミングポイントについて詳しく解説したいと思います。

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老猫には老猫のかわいさがある

気持ちよさそうに寝ている老猫

Suphaksorn Thongwongboot/shutterstock.com

猫を飼っていますか?もしかしたら長年猫を飼育してきたかもしれませんね。若かった猫も高齢になり老猫となります。老猫と過ごしていると気付く点があります。それは「老猫には老猫の可愛さがある」と言うことです。

若い猫も可愛いですが、老猫も劣ることない可愛さがあります。今回は老猫の可愛さの秘密をお伝えしますね。

若い猫と老猫の違いは?

子猫の時からずっと愛情深くお世話し続けている飼い主さんは多いものです。成長段階に応じて様々な特徴があります。若いころの猫と老猫にも違いがあるものです。日常の様々な出来事で、老猫へと変化していく様を実感するのではないでしょうか?

年を重ねていくにつれてどのような変化が生じるものなのでしょうか?いちばん分かりやすい変化は「身体機能の低下」です。

若いころには身体全体を使って動き回っていたのではないでしょうか?猫の特徴はなんと言っても、その身軽さです。

お家の中でも外でも高いところへ簡単に上ってしまいます。離れた場所へもジャンプして移動することさえできるのです。時には音もなく忍び寄ることができたり、静かだと思ったなら急に走り出したりと、身体の機能を十分に活用してきたに違いありません。

老猫へと年を重ねるにつれて、そうした身体機能は徐々に低下していきます。昇り降りする場所の高さが徐々に低くなっていき、ついには高いところに上らなくなります。身体が重いのかダッシュすることもありません。静かに歩くどころか音を立てて歩くことさえあるでしょう。

身体的な機能の低下は本人にとって辛いものかもしれません。それでも私たち飼い主としては身体機能の低下も喜んで受け入れることが出来るでしょう。俊敏さには元気を貰えますが、ゆっくりとした威厳のある動きにも落ち着きと微笑みを貰うことが出来るからです。

見た目が変わる

若いころの猫は美しいでしょう。凛とした立ち姿は見ていても飽きません。皮膚は滑らかで、被毛はいつも艶やかです。瞳にも光があるので、見ているだけで活力ややる気を貰えるような気がしてきます。

こうした見た目も老化に伴って変化していきます。姿勢に変化が生じるでしょう。筋が通ったような立ち振る舞いは無くなるかもしれません。また被毛から艶やかさがなくなり、表情にも変化が訪れるでしょう。

そうした見た目の変化を悲しむ人もいるかもしれません。しかし、ずっと一緒に過ごしてきた飼い主さんたちのほとんどは、そうした老猫の姿も美しいと感じるでしょう。

しわが増えた顔や色あせた被毛には威厳が宿るものです。身体を丸めることがおおくなりますが、そこには暖かさと柔らかさを感じるでしょう。思わず抱きしめたくなるほどではないでしょうか?

見た目は確かに変化していきますが、これも好ましいものとしてとらえることが出来ます。

落ち着く

老化にともない落ち着きも出てきます。身体能力の変化にも影響を受けているのでしょう。ゆっくりとした動きが多くなり落ち着いているように見えます。

若い猫の情熱あるハンティングは見ていて楽しいものですが、老猫はどんな獲物でも受け止めるかのような心の広さを見せてくれます。ハンティングするというよりも遊んであげているかのようです。

行動にも変化が訪れ、多くの人は老猫になることで落ち着いたと感じるのではないでしょうか?

老猫になっても可愛い秘密とは?

リラックスしている老猫

Tylinek/shutterstock.com

確かに老化すると変化が生じます。だからと言って可愛くなくなるわけではありません。若いころの可愛さとは異なる部分もありますが、新たに発見できる可愛さはたくさんあるものです。

これから、老猫になっても可愛い秘密をひとつひとつご紹介します。きっと皆さんも老猫の魅力に惹き付けられるに違いありません。

どんな時でも慌てない

老猫になるとどんな時でも慌てることがなくなります。若いネコの焦っているようで、かつ慌てているような行動も可愛らしですが、いつも慌てることのない安定感は私たちの心を穏やかにしてくれます。

老猫はビックリすることも少ないかもしれません。昔は小さなことで飛び上がって私たちもびっくりさせていました。

しかし、今では「何かあったのかい?」と言わんばかりの落ち着きです。可愛い顔でそのような落ち着きを兼ね備えている存在は貴重です。一層可愛らしく感じるに違いありません。

のんびり行動する

老猫はどんな時でものんびりしています。歩くときも、ごはんを食べる時ものんびりしているのです。ごはんの時間は見ていて飽きません。昔ならごはんの時にはダッシュで近づいてきて待ちきれないかのようにウロウロしていたことでしょう。

しかし今ではごはんの時間に呼ぶと、「もうそんな時間か」と言わんばかりにゆっくりと振り向いて歩いてきます。食器の場所まで十分時間をかけて歩いてくるのです。

ごはんが器に入れられてもがっつくことがありません。少しだけ口に入れて「かりかり」のんびり食事を楽しみます。ずいぶん時間をかけて食べているなと思ったら目をつぶって眠そうにしていることさえあります。

そのようなのんびりとした仕草や行動を見ているとついつい頬が緩んでしまうものです。

怒らない

いつもツンツンしている相手に「可愛い」と思う気持ちは抱きづらいものです。若い猫には確かにそのような要素がありました。

ちょっとしたことで獲物を威嚇して牙をむき出しにしていたことでしょう。飼い主さんと遊んでいてもムキになって引っかいてきたりしたかもしれません。老猫になるとそのような態度が全くなります。

飼い主と遊んでいる時も、他の猫と接している時も滅多に怒らなくなります。いつも目を細めて柔らかい表情を保っているのです。そうした優しさのある老猫には「可愛い」という気持ちを抱きやすいものです。急に怒ることが無いので、可愛らしさが崩れてしまうことが無いのです。

飼い主に頼るようになる

老猫になると自分で出来ることがとても限られてきます。移動も一苦労するでしょう。かなり高齢になるとトイレも助けが必要になるかもしれません。階段を上がるのも難しく飼い主さんに抱っこしてもらいたいと思うのです。

そのおかげで老猫は飼い主にたくさん頼るようになります。猫を飼っている人にとって、猫に頼られるのは本当にうれしいことです。猫はもともと自由気ままで自分勝手いろんなことを行ないます。飼い主さんを頼るよりも自分ひとりで行動することが多いのです。

そんな猫が頼ってくれるのはとてもうれしいことです。老猫は甘え上手です。こちらを見ながら物欲しそうに「ニャー」と鳴いてきてお願いしてくるのです。可愛らしい仕草と声には多くの飼い主さんがやられてしまします。

眠っている姿が可愛い

猫はもともとたくさん寝る動物です。老猫になるとさらにたくさん寝るようになります。

猫が眠っている姿はとても可愛いものです。寝ている時の顔は気持ちよさそうで幸福感に満ちています。そうした表情を眺める時間が増えるのですから、飼い主にとってもうれしい時間が増えるのと同じです。

若々しさもある

老猫が可愛いのには若々しさも関係しています。人間や他の動物が老化する時、見た目には大きな変化があるものです。猫にも変化はあるのですが、人間目線で見る限り、猫の外見的可愛らしさはあまり失われていないように感じます。

いかにも「おばあちゃん猫」の見た目をしているというよりは、多少の見た目の変化と落ち着きとによって「年を取ったな」と感じる程度ではないでしょうか?若い猫に似た可愛らしさを失っていないのは、本当に貴重なポイントだと言えます。

飼い主さんの猫への理解が深まる

老猫を可愛く思えるのは、飼い主さん側の感覚が変化するからでもあるでしょう。猫を飼い始めたころは、猫の気持ちを理解することがなかなかできなかったに違いありません。それでも長い時間を一緒に過ごしてお世話することによって猫に対する理解が深まったことでしょう。

老猫の小さな仕草だけで何がしたいのか分かるのではないでしょうか?猫の感情の変化も手に取るように理解できるに違いありません。「今喜んでいるな」「いまいじけているな」と猫の気持ちが分かるので、そうしたものに愛らしさを感じることが出来るのです。

老猫としても一緒に時間を過ごせば過ごすほど、可愛さが増すように思えるのはこのためです。

飼い主さんの事を良く知っている

理解が深まるのは飼い主さんだけではありません。老猫は長年一緒に過ごしてきた飼い主さんの事をよく理解することができます。

猫は飼い主さんの行動や仕草から学習できる動物です。どんな時に甘えたなら言うことを聞いてくれるかわかっていますし、一番効果的な甘え方を染みついています。飼い主が可愛いと思うツボをついてくるので、当然飼い主さんは老猫を可愛く感じるのです。

これは猫に下心があるというよりも、一緒に生活するうえで自然と身についているものです。飼い主さんが猫を見てきたように、老猫も飼い主さんを見てきたのです。お互い理解しあえているので良い関係を保つことが出来るのですね。

マイペースに磨きがかかる

猫はもともとマイペースな生き物です。猫を飼う人はそうした猫のマイペースを可愛いと感じるものですよね。

老猫になるとそのマイペースな性格に磨きがかかります。より自分のペースで動くようになります。老猫のゆったりとしたマイペースな行動は見ていて飽きませんし、一緒に生活していて楽しいと感じるでしょう。

かわいい失敗

老猫になると以前は出来ていたことが出来なくなってしまいます。筋力や運動神経が衰えるので、いろんなことを失敗するようになります。

今まで軽々と飛び越えていた場所でもそれが出来ずに面白く落ちてしまったりします。階段も軽やかに降りるどころか滑ってしまい尻もちをついたように着地することもあるでしょう。

老猫の滑稽な行動とびっくりした顔を見てしまうと思わず笑ってしまいますよね。笑いつつもコミカルな魅力を一層愛おしく感じるに違いありません。

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