老猫のために補助階段を設置してあげよう!選び方や時期、設置場所を詳しく解説します

老猫のために補助階段を設置してあげよう!選び方や時期、設置場所を詳しく解説します

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老猫になると身体能力は衰えるため、ちょっとした段差も移動できなくなるかもしれません。そんな老猫の必要に合わせて補助階段を設置するよう検討できるかもしれません。老猫が生活しやすいようにどんな補助階段を選んであげると良いか、補助階段の設置場所や設置時期について詳しくご紹介します。

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どんな補助階段を設置してあげたらいい?

階段の上にいる猫

Africa Studio/shutterstock.com

老猫のためにどんな補助階段を設置することができるでしょうか?補助階段については気になる点がいくつかあるでしょう。

補助階段にはいろんな種類があります。その中から「どんなもの」を選ぶとよいのでしょうか。補助階段を家の中の「どこに」設置するべきなのでしょうか。加えて、補助階段は「いつ頃」から設置すると良いのでしょうか。

これらの疑問にひとつずつお答えしたいと思います。皆さんの愛猫のためのぴったりな補助階段を設置してあげてくださいね。

どんな補助階段を選ぶと良いか

「老猫のための補助階段」といっても、たくさん種類があって困りますよね。皆さんが飼育している猫にぴったりなものを選ぶためのポイントをご紹介したいと思います。

■汚れにくい、または汚れを取り除きやすいもの 補助階段は老猫がずっと使用する物です。ですから、汚れにくい素材が用いられているものを選ぶと良いでしょう。補助階段の表面は防汚加工がなされているものがおすすめです。

撥水性も重要です。ちょっとした水分がこぼれてしまった時にも、撥水性の表面加工がなされていればサッと拭き取るだけでいいのです。シミになってしまったりしないので管理がとても簡単です。老猫になると、不意におしっこを漏らしてしまうこともあります。そんなときのためにも撥水性は大切です。

汚れやすいとしても、汚れを取り除きやすい仕様であれば問題ありません。補助階段の中には、表面のカバーが取り外し可能になっていて洗濯可能なものもあります。

老猫のために使うとなれば、汚れてしまうのを防ぐことは難しいと思うものでしょう。簡単に洗濯出来るものであれば、トラブルがあっても簡単にきれいな状態に戻すことができます。

■ちょうどよい硬さのもの 補助階段の硬さにも注意すると良いでしょう。補助階段の目的は、老猫の関節や骨を守ることです。柔らかすぎても固すぎてもダメなのです。

補助階段がクッションのように柔らかすぎてはいけません。猫が踏み台にしたときに安定感がありませんから上りづらくなります。足場が安定しないので、関節に余計な負担がかかる可能性もあります。階段の役割を果たすためにも、ある程度の硬さは必要です。

逆に硬すぎてもケガに繋がるかもしれません。硬すぎると階段を降りる時の衝撃が大きくなります。足にダメージを負うのです。

さらに、補助階段の上で転倒してしまう可能性も考えなければいけません。老化がさらに進行したり、補助階段に慣れてなかったりすると転倒してしまうことがあるからです。仮に転倒してしまったとしてもダメージの少ないものにしましょう。

まとめると「補助階段は足がぐらつくことが無い硬さであると同時に、若干の弾力性のあるものが良い」と言えるでしょう。

■抗菌性のあるもの 可能であれば、抗菌性のあるものを選ぶと良いでしょう。老猫になってくると身体の抵抗力も衰えてくるものです。外部からの病原菌に感染する可能性も高くなってしまいます。老猫が最後まで使用するものだからこそ、菌が繁殖しづらいものを選んであげると良いのではないでしょうか?

■使いやすいもの 補助階段の使いやすさも意識しましょう。大きすぎる補助階段は猫にとっては便利かもしれません。しかし、私たちの貴重な生活スペースを不必要に奪ってしまいます。補助階段は猫が寝転がっても落ちない程度の幅があれば十分でしょう。

可能であれば、補助階段は収納しやすいものを選びましょう。ずっと出しっぱなしにしない可能性もあります。そんなときはコンパクトに折りたためたり、簡単に収納できたりするものが便利です。

猫だけでなく人間でも活用できるような階段であれば、邪魔にはならないでしょう。補助階段の種類によっては、補助階段の中に小物を収納できるようになっていたり、人間のクッションとして活用できたりするものもあります。

どこに設置すると良いか

ソファーの上でくつろぐ猫

Africa Studio/shutterstock.com

補助階段はどこに設置すべきか悩む人も多いでしょう。たくさん設置すると、確かに猫にとっては便利です。しかし、人間のためのスペースは狭くなります。補助階段はたくさん設置してもしょうがないので、猫が良く移動する場所1~3か所くらいが適当だと思われます。

皆さんの愛猫はどんな場所に移動したいでしょうか?いつもくつろいでいる場所や、「上りたい」と見上げているようなしぐさを見かけるところに設置しましょう。

■ベッド ベッドは猫たちにとってのお気に入りの場所かもしれません。飼い主さんの体温を感じることができますし、飼い主さんのニオイが感じられる場所でもあります。

寒い季節になると、布団の中に潜り込んでくることも多いのではないでしょうか?老猫になると不安な気持ちが大きくなることがあります。飼い主さんと一緒に寝たいと感じることも多いでしょう。

ベッドの端に補助階段を設置することができます。老猫のほうから飼い主さんのベッドにもぐりこめるようにするのです。飼い主さんとのコミュニケーションにも繋がりますからとてもオススメです。

■ソファー ソファーでくつろぐ猫は多いものです。ソファーは飼い主さんたちやその家族たちが座っていることが多いものです。猫は家族たちと同じ空間で過ごしたがります。そんな時にソファーで一緒にくつろげるようにしてあげましょう。

ソファーの端に補助階段を設置してあげるなら、楽しくて穏やかな時間を過ごす助けとなるはずです。皆が使う場所ですから、補助階段につまずかないよう気を付けましょう。

■トイレ 老猫になるとトイレの失敗が増えるかもしれません。もしかしたらその失敗はトイレの段差が原因かもしれません。トイレに入るための段差を上手に上る(またぐ)ことが出来ないので、失敗してしまうのです。

トイレに入るための小さい補助階段(もしくはスロープ)を用意するのはオススメです。トイレまでのフォローがあると、途中で漏らしたりする前にスムーズにトイレに入ることが出来ます。

■お気に入りの場所 猫たちには、それぞれお気に入りの場所があるものです。「いつもそこにいる」ことも多いのではないでしょうか?

老猫になってもそうした場所は安心できるものです。最近お気に入りの場所にいないのであれば、段差が原因となっていないか考えてみましょう。お気に入りの場所が高すぎるようなら、補助階段で上れるようにしてあげると良いでしょう。

いつから設置すると良いか

降りようとしている猫

Kzenon/shutterstock.com

設置する補助階段の「種類」と「場所」が決まったなら、あとは設置の「時期」ですね。いつから補助階段は設置してあげると良いのでしょうか?

老猫の足の力が衰えてきたと感じたなら、用意してあげてください。ジャンプして登ろうとするときに躊躇しているなら、補助階段の時期が来たと考えていいでしょう。

老猫は足腰を使う必要がありますが、それは無理のない範囲ですることが大切です。ですから、まだ昇り降りできるうちに設置してあげて、無理なく自分の足で行き来できるようにすることがベストなのです。

まとめ

老猫のための補助階段についてお伝えすることが出来ました。

老猫には補助階段が必要になってきます。猫がお気に入りの場所に上ろうとすることを躊躇しだしたら、補助階段を用意しましょう。猫の安全と飼い主さんの生活スペースを考えて、ベストな補助階段を選ぶようにしてください。

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