猫は室内飼いした方が良い?室内で猫を飼うメリット・デメリットを解説!

猫は室内飼いした方が良い?室内で猫を飼うメリット・デメリットを解説!

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日本では近年猫ブームに伴い、ペットとして猫を飼う人が増えています。完全室内飼いにする人がほとんどのようですが、室内だけで生活させるというのは猫にとって本当に良いのでしょうか。今回は、家猫を室内飼いすることに伴うメリットや、デメリットについ考えてみました。

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完全室内で猫を飼うデメリットってある?

室内で飼われている肥満の猫

Benoit Daoust/shutterstock.com

家猫を室内飼いすることには、特に健康面や安全面でさまざまなメリットがあることが分かりました。

しかし、完全室内飼いはすべてメリットばかり、というわけではなく、デメリットがあることも覚えておく必要があります。では、どんなデメリットが考えられるか見ていくことにしましょう。飼い主としてどんな対処ができるかについても一緒に考えていきます。

運動不足になりやすい

やはり自由に外を動き回れる猫と違って、完全室内飼いの家猫の場合、動き回れる範囲がどうしても限られてしまいます。

猫は走り回る環境も必要ですし、上下運動も必要としています。室内飼いの家猫の場合、圧倒的に運動不足になってしまいやすいので、肥満になりやすいのがデメリットとして挙げられるでしょう。

肥満になってしまうと、免疫力が下がってしまい、病気にかかるリスクも高くなってしまいます。猫が運動しやすい環境を整えてあげること、一緒にいっぱい遊んであげて運動させてあげることは大切です。

誤飲や誤食をしやすい

家の中は他の猫との接触が無い分、感染症や病気に移るリスクは避けられますが、だからといって家の中が絶対に安全というわけではないことも覚えておきましょう。

猫は様々なものに興味を持ち、時には口にしてしまいます。たとえば猫にとっては食中毒症状を起こしかねない人間の食べ物が家の中にはたくさんあります。猫は鼻がよく利きますし、高いところにも上がっていけるので、食べてはいけないものを口にしてしまわないように、注意が必要です。

他にも、危険となるものはたくさんあります。薬やボタン、輪ゴム、糸くずなどは猫にとっては遊びものに思えてしまうので、すぐに興味を持ってしまいます。ひも状のものにも注意しましょう。間違って誤飲誤食してしまわないように、デスクの上などに物を置きっぱなしにしないことが大切です。

電気コードや電化製品による感電やケガのリスクがある

猫はひも状のものが大好きなので、電気コードをかじって遊んでしまう可能性もあります。電気コードがコンセントにつながれた状態の場合、コードを噛むことで感電してしまうリスクも考えられます。

また、電気コードを引っ張って遊んでいるうちに、電化製品本体が落ちてきてしまうこともあるので、電気コードにカバーをつけるなどして、きちんと配線しておくようにしましょう。

さらに考えられるのは、猫は飼い主が留守にしている間は特に、家の中を自由に探検して動き回ります。普段登ってはいけないと教えている場所にも、上がっていくことは考えられます。

ガスコンロを間違って点けてしまったり、石油ストーブの上に上ってしまったりして、大きなケガややけどを負ってしまうリスクもあることを覚えておきましょう。猫の習性からくる動きを前もって予想しておき、事故を防止するための対策を練っておくことは大切です。

その他に考えられるリスク

他に室内での事故で多いのが、お風呂場での事故です。浴槽に水を張ったままの状態でドアやふたを開けたままにしておき、猫が浴槽に落ちてしまい溺れるというケースが報告されています。

猫は水を飲もうと思っただけなのかもしれませんが、もし飼い主がすぐに気付かなければ命を落としてしまう結果になりかねません。浴槽の水は常時抜いておくか、きちんとお風呂のドアや風呂蓋を閉め切っておくように気を付けたいものです。

また、カーテンやカーペット、ラグやソファーなどの布製品に、猫の爪が引っかかり折れてしまうこともあります。猫がいることに気付かずに、飼い主が思いっきりドアを閉めてしまい、猫がドアに挟まってケガをしてしまうこともあるようです。

ドアを開けたままにはしておかないなどの対策も必要ですし、普段猫が動き回る範囲で、どんな事故やリスクに遭う可能性があるかを考えて対処しておくことは大切でしょう。

室内猫が満足できる環境を整えてあげよう

キャットタワーの上にいる猫

Africa Studio/shutterstock.com

家猫の健康や安全を守るためであることを考えると、室内で暮らすことは、猫にとってもっとも快適で幸せを感じられる場所となると言えます。

それで、家猫が室内で生活していくうえで、猫が満足を感じられる空間や環境をさらに整えてあげることで、猫がストレスを感じることなく幸せに暮らしていくことができるに違いありません。

たとえばどんな環境を整えてあげられるでしょうか。室内で家猫を飼う中でデメリットになる点の一つに、「運動不足からくる肥満」というものがありましたよね。それで、運動不足にならないような環境をまずは整えてあげましょう。

猫は自由に走り回れるだけでなく、高い場所に上るなどの上下運動も必要です。それを解消するのに役立つのは、キャットタワーです。それぞれの猫の身体能力に合わせたキャットタワーなどの遊び道具をたくさん用意して、猫がストレスを感じないようにしてあげることができます。

他にも、猫が落ち着いて寝られる場所を用意してあげることも大切です。猫ベッドであるとか、柔らかい毛布やタオル、段ボール箱など、飼い猫の喜ぶものを探してあげてください。

また、時には外の空間を味あわせてあげたい時には、リードをつけて散歩するのも気分転換になって良いかもしれませんね。

家猫が室内の中だけで生活しても、何の不満もストレスもなく暮らしていけるように、家猫の様子もよく観察しながら好みを知って、飼い主として安心安全な環境を整えてあげてくださいね。

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