
猫は室内飼いした方が良い?室内で猫を飼うメリット・デメリットを解説!
日本では近年猫ブームに伴い、ペットとして猫を飼う人が増えています。完全室内飼いにする人がほとんどのようですが、室内だけで生活させるというのは猫にとって本当に良いのでしょうか。今回は、家猫を室内飼いすることに伴うメリットや、デメリットについ考えてみました。

猫は室内で飼うのが良い?

Alena Ozerova/shutterstock.com
2010年代に入ってから、日本列島において空前の猫ブームが巻き起こりました。それにより、2012年から2016年のたった4年間だけで、飼い猫の頭数は987万匹にも及ぶと言われています。
少し前ではペットの代表格と言えば犬でしたが、2017年にはとうとう飼育頭数は逆転し、猫を飼う人の方が今は多くなっています。その経済効果は2兆3162億円とも言われており、その経済効果になぞらえて「ネコノミクス」というワードまで出ているくらいです。
猫の魅力は様々あると思いますが、やはり「飼いやすい」ということは魅力の一つかもしれません。
近年単身で暮らす人も増え、ペットが癒しとなっている人も多いことでしょう。猫はその個体の性格や猫種にもよりますが、基本的にひとりでいることが平気な動物です。それで、単身生活を送っている人でも気負いなく飼いやすい、という点でも猫は人気のようです。
そんなペットとして人気の猫ですが、昔は外で飼ったり、室内外を自由に行き来させたりといった飼い方が一般的でしたが、近年はほとんどが「室内飼い」に変化してきています。
実際に、一般社団法人ペットフード協会が調査した結果によると、猫を「完全室内で飼っている」と答えた人は、全体の7割を超えています。
「散歩や外出時以外は室内で飼っている」、または「室内と屋外半々」と答えた人が残りの2割ちょっとで、「屋外で」と答えた人は1割にも満たない結果となりました。
家猫のほとんどが室内で飼われていることが多いわけですが、元来は野生動物として暮らし、外で生活していた動物を、室内だけで生活させるというのは本当に良いのでしょうか。猫にとっていちばん幸せな暮らし方って何なのでしょうか。
家猫を室内飼いすることに伴うメリットや、デメリットについ考えてみました。また、家猫を室内飼いする際に、どんな点に注意してあげられるか、家猫が満足できる環境をどのように整えてあげると良いのかについてもこの記事で取り上げていきます。
完全室内で猫を飼うメリットとは?

Katho Menden/shutterstock.com
家猫を屋外にも自由に行き来させている方のコメントとして多いのは、「猫を室内だけに閉じ込めてしまうのは、猫の自由を奪うようでかわいそう」というものです。
確かに、狭い空間の中だけで暮らすよりも、自然の中で自由に動き回れたほうが、家猫にとってもストレスをため込まずに済むわけですから、その考え方も分からなくもないことです。
しかし、家猫を完全室内飼いすることには、それ以上のメリットがたくさんある、と多くの飼い主さんは考えているようです。実際に、現在は家猫を室内だけで飼うことの方が推奨されているのも事実です。
では、家猫を完全室内で飼うことには、どんなメリットがあるかを取り上げてみることにしましょう。
事故に遭うリスクを避けることができる
外に自由に行き来できる猫の死因でもっとも多い理由は、「事故に巻き込まれる」というものです。
よく車を運転している際に、車にひかれたのか道路に横たわって死んでしまっている猫を見かけることがあります。猫が車にひかれることが多いのは、猫の習性から来ています。
その習性とは、車が来ていてもパッと車の前に飛び出してしまうというものです。しかもその際に車をパッと避けたり、安全な場所に戻ったりという行動を猫は取ることができません。そのままその場所で動けなくなってしまうので、ひかれてしまうのです。
交通の少ない場所に住んでいるから大丈夫、ということもありません。猫は車のボンネットの上や、車の下(タイヤの間など)で昼寝をするのを好む傾向があります。
猫がいることに気付かずに、車を発進させた際に、驚いて車の前に飛び出してしまうという家猫も多いようです。
他の猫とのケンカに巻き込まれてケガを負うリスクを避けられる
外には、野生として生活している野良猫がたくさんいます。その野良猫にとって「縄張り」はたいへん重要です。
家猫は幼いころから温かい家庭で保護されて暮らしてきていますから、野生の猫のルールがよく分からずに、縄張りを間違って荒らしてしまう可能性もあります。
発情の時期は特に大変です。他の猫からケンカを吹っ掛けられて、大ケガを負ってしまう可能性もあります。
ノミやダニの寄生、伝染病や感染症にかかるリスクが低くなる
外には感染症にかかるリスクとなるものがたくさん存在しています。
たとえば、ノミやマダニは室内に持ち込まれます。猫の毛の奥に寄生するので、そのまま家猫が室内に持ち込んでしまうことで、猫だけでなく人間も、皮膚病やアレルギー症状を発症させてしまう原因となってしまいます。
また、他の猫との接触によって、猫ヘルペスウィルス、猫カリシウイルス、クラミジア、マイコプラズマといった感染症にかかってしまう可能性もあります。それらによって引き起こされる感染症は、いわゆる「猫風邪」と呼ばれるものですが、猫の体力や年齢によっては死に至ってしまう可能性もあるので危険です。
他にも、他の猫とのテリトリー争いなどによるケンカ、または交尾によって、猫エイズ感染症や猫白血病ウィルス感染症に感染する場合もあります。
たとえ感染症のワクチン接種をしていても、100%感染を予防できるわけではないので、室内飼いをして他の猫との接触をさせないことが、いちばんの予防法と言えるでしょう。
迷子になってしまい家に帰れなくなるリスクを避けられる
基本的には、動物には帰巣本能が備わっていますから、大きな要因さえなければ外に出ても家に帰ってくることはできるのですが、時に帰りたくても帰れない状況になってしまう事もあり得ます。
たとえば、犬や他の猫に追いかけられているうちに、普段の自分のテリトリーを超えた場所まで行ってしまったとか、逆に何かに夢中になって遊んで追いかけているうちに、行ったことのない場所まで来てしまい帰れなくなった、ということがあります。
迷子猫はこうした状況で生じるのです。室内飼いしておけば、帰ってこないという不安を飼い主が感じる心配は無くなります。
ご近所さんとのトラブルに発展するリスクを無くすことができる
猫は外に出ると、他の家の庭であろうとどこであろうと自由に動き回ります。
もしかすると、他の家で大切に育てている花や植物を食べたり、踏み荒らしたり、トイレの場所にしておしっこやウンチをしたりしてしまうかもしれません。また、他の家のベランダや車などにスプレーをするなど、マーキング行為を行うこともあります。
どれも猫にとっては、すべて悪気があってしているわけではないわけですが、特に猫を飼っていないご近所さんにとっては、そうした猫の行為すべては不愉快でしかありません。
自分が大切にしている花々や植物を荒らされたら嫌な気持ちになる人もいるでしょうし、きれいにしている自宅や車などに排せつやスプレー行為をされて、においが取れないといったことも、猫を飼っていない人にとっては迷惑行為でしかないかもしれません。
家猫を自由に屋外に放し飼いにすることで、こうした猫の行動からご近所さんとのトラブルに発展してしまう可能性も考えられます。
猫ブームだからといって、みんながみんな猫が大好きというわけではないことを覚えておきましょう。
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