バセンジーってどんな犬?特徴・性格からしつけ飼い方まで徹底解説!

バセンジーってどんな犬?特徴・性格からしつけ飼い方まで徹底解説!

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世界最古の犬種の1つに数えられるアフリカ原産の犬種で、クレオパトラに愛されたともいわれるバセンジー。また、吠えない犬としても知られる犬種、バセンジーはどういった性格や特徴をしている犬種なのか?今回は、バセンジーはどういった犬種なのか、性格や特徴から最適とされる飼い方やしつけに関して紹介していきます。

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世界最古犬種バセンジー

Basenji Dog On Autumn Grass Outdoor. Basenji Kongo Terrier Dog. The Basenji Is A Breed Of Hunting Dog

Grisha Bruev/shutterstock.com

バセンジーは、アフリカ・コンゴ共和国出身の中型の狩猟犬です。 体重10~11㎏、体高40~43㎝の中型犬に分類される犬種で、平均寿命は12~14歳ほどで中型犬としては平均的な寿命です。

バセンジーの歴史

バセンジーの生い立ちに関しては詳細にはわかってはいませんが、少なくとも紀元前以前から存在していたといわれ、エジプト原産のチズムという犬種と土着犬などとの交配によって作出されたといわれています。

原産国のコンゴ共和国では、サンデ・ドッグやコンゴ・テリアと呼ばれていました。 優れた容姿と能力がコンゴ共和国を訪れた外国の人の目に留まり、数頭がイギリスに初めて輸出されました。

ただし、輸出の際に犬ジステンパーに感染して全頭が死亡した為に失敗し、2回目も1頭しか輸出ができず、3回目でようやく複数頭を輸出する事に成功しました。 そして、イギリスでのブリーディングが行われるようになり、ドッグショーにも出場した事で人気を博し、コンゴ共和国とイギリス以外でも知られる犬種となり、諸外国にも輸出されるようになりました。

日本では決して高い人気を博しているわけではありませんが、一定した人気を博している犬種です。

バセンジーの容姿

正方形に近い体格をしていて、しっかりとした体格をしています。 また、バセンジーは肢が長いという特徴があります、特に膝から先が長い体型をしています。

バセンジーの耳は立っていますが、これは狩猟犬として周りの音を聞くことが目的です。 ですが、この立ち耳には熱を放散します。 アフリカという暑い気候に対応するためといわれます。

犬は人のように汗腺が発達していないので体温調節が苦手で、体温調節の方法は熱を放散するくらいしかありません。

また、被毛は短いスムース・コートですが、これもアフリカの気候に対応するためといわれています。

バセンジーの性格と特徴

バセンジーの性格

バセンジーの性格は勝気な性格で好奇心が強く、独立心に富んでいるといわれています。 また、頑固と内気な性格をしていることから猫のようだとも称されます。

さらに、気が強く活発な性格からテリア犬種のようだとも称されます。

人のことが好きで、人に対しては甘えん坊な一面がありますが、他の犬に対しては攻撃的になるところがあるので多頭飼育する場合は注意が必要です。 また、警戒心が強いので、見知らぬ人に対しては余所余所しく接する事があります。

根っからの狩猟犬である為に、刺激のない退屈な日が続くとストレスが溜まり、落ち着きがなくなります。 何かを追う追跡行動が好きなので、散歩などで外出した際には猫などを追いかける可能性があるので注意しましょう。

バセンジーの特徴

ハスキー徴は、吠えないという事です。 ただ、完全に吠えないのではなく、ヨーデルのような声で鳴いたり、唸るような又は悲鳴のような声は出すことがあります。

また、他の犬種のようにほえる事で喜怒哀楽を表現する事が出来ないので、体で自分の感情を表現するボディランゲージによってコミュニケーションを図るという特徴があるので、飼い主や家族も犬のボディランゲージの意味を理解しておく必要があります。

アフリカ出身の犬種なので、暑さには非常に強いですが、寒さには弱い犬種です。

バセンジーは、背中の筋肉を使って前肢と後肢を揃えて走るダブル・サスペンション・ギャロップという特徴があります。 ダブル・サスペンション・ギャロップは、ウィペット、イタリアン・グレーハウンド、アフガン・ハウンドなどの犬種ができる走法です。

普通の犬種は発情周期が年2回ありますが、バセンジーは発情周期は年1回しかありません。 これはオオカミやハスキーなどと共通していて、古代犬種の証明といえます。

本来、狩猟犬は目で獲物を追うタイプと嗅覚で獲物を追うタイプがありますが、バセンジーはその両方で獲物を追い、この狩猟法からコンゴ共和国では非常に重宝されていました。

バセンジーの性格と特徴から考えられる最適な飼い方としつけ

バセンジーの飼い方

バセンジーは、寒さに弱いという特徴があるので室外飼育よりも室内飼育に向いている犬種です。 また、吠えないという特徴があるので番犬としては不向きです。

寒さには弱いという特徴があるので、寒い時期には散歩などで外出する際には洋服を着せるなどの寒さ対策が大切です。

また、毎日運動は必要で1日1時間ほどは運動をさせるようにします。 刺激のない日が続くとストレスがたまるので、運動の際には心身共に刺激するような運動が最適とされます。

他のペットとの共生が上手ではないという特徴があるので、単頭飼育が望ましい犬種です。

また、運動能力が高い犬種なので、ある程度の塀であれば簡単に飛び越える事があるので室外飼育をする場合やドッグランなどで自由にさせる場合には脱走しないようにしましょう。 脚もかなり速いので脱走してしまうと、捕まえるのが大変になります。

被毛が短いスムース・コートなので、手入れは週1回のブラッシングで十分なので他の犬種と比較すると簡単です。

バセンジーのしつけ

バセンジーは利口で従順な性格をしていますが、しつけには根気が必要です。 ただ、基本的なは利口な犬種なので、根気よく教えていけばしっかりと理解してくれる犬種です。

吠えない犬種なので無駄吠え対策は必要ありませんが、気が強い性格をしているので噛み癖はしないようにする必要があります。

何かを追いかける追跡行動が好きな性格をしているので、散歩のトレーニングが大切です。 活発な性格をしているので、命令だけでしっかりとコントロールができるようにしましょう。

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