猫が喜ぶマッサージの方法と注意点!テクニックを知ろう!

猫が喜ぶマッサージの方法と注意点!テクニックを知ろう!

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飼い主にくっついてきたり、べたべたするイメージのあまりない猫。マッサージをしてあげるといいとは聞きますが、触られるのがあまり好きでない猫の場合は、どのようにしたらいいのでしょうか? 方法とテクニックをまとめました。

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猫へのマッサージは必要なもの?

猫 ブラッシング

Konstantin Aksenov/shutterstock.com

自由気ままに暮らしているように見える猫。でも、人間のライフスタイルに合わせて生活しているため、知らず知らずのうちにストレスをためてしまっていることがあります。 また、猫は体が柔らかいため、本来は自分で伸びをして筋肉をほぐすことができるのですが、高齢になると筋肉が凝ってくることがあるとか。 猫にも、時にはマッサージが必要です。

マッサージの方法や、猫の体のツボを知っておいて、定期的に体をほぐしてあげられるといいですね♪ また、飼い主がマッサージして、猫を日頃から触れられることに慣れさせておくと、獣医さんに行った時に、治療やサービスが受けられるというメリットもあるようです。

猫が喜ぶポイントを知ろう!

では、猫は体のどの部分をマッサージされると「気持ちいい」と思ってくれるのでしょうか? 一般的には「グルーミングで猫の舌や手が届かないところ」は喜ばれやすいと言われていますよね。 詳しくみていきましょう♪

マッサージ①顔や首

猫が触られて喜ぶポイントは、自分の手や舌が届きにくい「耳の後ろ」や「口の端」「鼻すじ」「おでこ」です。触ってみて、猫が気持ちよさそうにしている場所を、優しくなでるようにマッサージしてあげましょう。 猫の顔には、小鼻の下に「迎香(げいこう)」、目の下に「承泣(しょうきゅう)」というツボがあり、顔の筋肉を柔らかくして、目鼻のトラブル防止にも役立ちます。

マッサージ②背骨のまわり

人間と同じく、猫にとっても背骨のまわりは凝りやすい部分の一つ。手のひらを当てて、毛並みに沿って動かしてあげるだけでも、マッサージ効果・リラックス効果があります。猫用のブラシを使ってなでるのもいいですね。 猫の背骨には、肩こりの改善や免疫力アップ、胃腸の働きをよくするツボが並んでいます。また、腰骨のいちばん高い部分には、「百会(ひゃくえ) 」というさまざまな部分に作用するツボもあります。

マッサージ③手足

後ろ足の付け根や内モモ、膝の裏も、マッサージすると猫が喜ぶポイント。猫は体が柔らかいですが、実は肩が凝りやすくもあるので、前足中央の間接の外側にあるくぼみ「曲池」を軽く押してあげるのもいいでしょう。 また、膝の後ろには「足三里(あしさんり) 膝」という消化器系のツボが。膝の下の内側には「三陰交(さんいんこう)」という経絡が交わるツボもあります。

マッサージ④肉球や指のあいだ

肉球を触られると嫌がる猫も多いので、これは猫がマッサージに慣れてきたところで試してみましょう。 肉球は猫が歩いたり走ったりする時にセンサーの役目を担うこともあって、とても敏感な場所。前足の甲や肉球に指先を置き、ゆっくりと円を描くように動かしてみましょう。軽くなでるだけでも効果がありますよ。

+αのテクニックで、もっとマッサージ上手に!

猫 抱っこ

Olena Yakobchuk/shutterstock.com

猫にマッサージをするにも、いろいろな方法やテクニックがあります。専門用語も交えつつ、詳しくみていきましょう!

テクニック①手のひらを身体に乗せる「パッシブタッチ」

手のひらを猫の身体にゆっくり乗せて、30〜90秒静止。猫に自分の体温を伝えるようなイメージです。 なでられるのが好きではない猫も多いので、まずはこの方法で触れられることに慣らしていきましょう。

テクニック②ゆっくりなでる「エフララージ」

猫の体の表面に手のひらを密着させ、毛並みに沿ってゆっくり動かします。軽く圧をかけながらなでるイメージですね。強く押し付けたり、乱暴に動かすのは、猫の負担になるのでやめましょう。

テクニック③皮膚のたるみをマッサージ「ジェントルニーディング」

ほほや首、背中など、皮膚のたるみが大きい部分に使えるテクニック。皮膚の表面をずらしてから離します。パンの記事をこねるようなイメージですね。

テクニック④左右の手で力を加える「ジェントルリンギング」

これも、皮膚のたるみが大きいほほや首、背中などに使います。左右の手で対抗する力を加えて、皮膚の遊びの部分が上に上がるようにしてマッサージします。

テクニック⑤皮膚をつまんでリリース「スキンローリング」

皮膚を指先で優しくつまみ、離すテクニックです。皮膚のたるみが大きいほほや首、背中にしてあげるといいでしょう。

テクニック⑥被毛をつまむ「プラッキング」

指先で猫の毛をつまんで、ゆっくりと引き上げるマッサージです。猫が嫌がらない程度に、ソフトな力で行いましょう。ちょうどいい力をかければ、皮膚の血行促進の効果がありますし、猫も「気持ちいい」と思ってくれるはず。

テクニック⑦前足・後足を動かす「パッシブムーブメント」

力の抜けた猫の前足や後足を、ゆっくりと動かしてあげるテクニックです。猫の筋肉をほぐす効果があります。ただ、足を触れられるのが嫌いな猫も多いので、じょじょに行っていきましょう。

テクニック⑧軽く叩く「テイポットメント」

人間でいう「肩たたき」のように、猫の体をリズミカルにポンポンとたたくテクニック。しっぽの付け根あたりを、軽くたたかれるのが好きな猫は多いみたいです!

テクニック⑨ツボを指圧する「アキュプレッシャー」

いわゆる「指圧」。指先を使って、猫の皮膚の深部に圧力を加えていきます。猫のツボは、特に背骨のまわりに多いので、ゆっくりもみほぐしてあげるのもいいでしょう。

猫をマッサージする時の注意点は?

猫 マッサージ

Gladskikh Tatiana/shutterstock.com

猫をリラックスさせ、健康にも効果があるマッサージ。 でも、猫が嫌がっている時に無理強いしても、逆にストレスを与えてしまいます。猫に負担を与えないソフトなタッチで、猫が嫌がるそぶりを見せたらストップしましょう。 それぞれの猫によって、マッサージされると気持ちいい場所には差があ るので、愛猫の反応を見て喜ぶところから始めていくことも大切ですね。

また、アロマオイルには、猫にとって毒素となる成分が入っている場合があるので、マッサージに使用するのはNG。 これらを頭において、愛猫が好きなマッサージのコツをつかんでください♪

いかがでしたか? マッサージの場所と方法・テクニックや行う際の注意点を覚えておいて、猫の負担にならない程度にやってあげてくださいね! また、マッサージで触れ合うことは、飼い主と猫の間の絆を強くすることに役立ちますし、人間にとっては猫を触ることでリラックス効果も得られます♪ ぜひ日常に取り入れてみてください。

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mofmo掲示板

2 名無しさん
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猫もマッサージされたら気持ちよくて、喉がゴロゴロなってしまいます。飼い主が適切なマッサージ方法を知っておけば、いつもは知らんぷりでどこかへ行ってしまう猫も、すぐ近くに来てそばを離れないなんてことがあるかもしれませんね。

1 名無しさん
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猫にマッサージは必要なのでしょうか?しなきゃいけないわけではないならする必要はないと思います。嫌がったりしそうだし。気持ち良いならしてあげたいけど、1歩間違えたら危ないしコツ掴むのも大変そう。だったら素人じゃなくてプロに任せたほうが良さそう。