ターキッシュアンゴラってどんな猫?性格と特徴から考える飼い方のコツ!

ターキッシュアンゴラってどんな猫?性格と特徴から考える飼い方のコツ!

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ターキッシュアンゴラの代表的な容姿は、白いもふもふな体に神秘的な左右で異なる青い目とアンバー(茶色)の目です。高貴なお姿の割に気さくな性格で、遊び好き、人懐こい性格です。オスは甘えん坊、メスはマイペースな性格のターキッシュアンゴラについてまとめました。

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ターキッシュアンゴラの特徴

ターキッシュアンゴラ

shutterstock.com

原産国のトルコでは大変重宝されており国宝ともみなされているターキッシュアンゴラはとても自由な猫です。

束縛されることを嫌い、歌いながら歩くとも揶揄されるほど自由奔放な性格を持っています。

さらに外見も品がありふさふさした被毛は思わず抱きしめたくなるかわいさです。

見た目に比べて軽いのもターキッシュアンゴラの特徴で、これは被毛の豊かさにあります。

被毛が長いため大きく見えますが実は体重はそれほどでもなく、抱っこしてみると軽さに驚くこともあるようです。

身体的な特徴

アンゴラウサギもアンゴラヤギ(モヘヤ)も、アンゴラ出身の動物と言えばもふもふの毛が特徴です。

トルコのアンカラの気候は、夏の最高気温は40℃以上なのに、冬の最低気温はなんと-20℃以下となります。

厳しい環境を生き抜くために、もふもふの毛皮が必要なのです。

そんな地方を出身とするターキッシュアンゴラの毛も、同じくもふもふとしています。

ですがペルシャのように豊かな、というよりも、その毛質は優美でオリエンタルな印象です。

シルクの光沢がある被毛は繊細なシングルコートで、とても柔らかく手触りがいいとされています。

無駄を感じさせないしなやかな体格はエレガントで、頭部は緩やかな逆三角形です。

飾り毛がある耳は大きめで、首は細長く、すんなりした胸元をふさふさした被毛が彩っています。

ターキッシュアンゴラは外見からして悠久の歴史を感じさせるような、神秘的で美しい猫です。

オッドアイ

オッドアイの猫がなぜ生まれるかを簡単に言うと、白毛や白斑の元になる遺伝子が、猫の発生過程で瞳に色を付けるメラニンの生成を阻害するためです。

キトンブルーと言われるように、子猫はまだ瞳に色が付いていないので、猫本来の虹彩の青色です。

生後2か月くらいして、メラニンが生成されて固有の色に変化します。

このため白猫か白斑の猫がオッドアイになりやすいですが、瞳のメラニンがなくなる理由は他にもあるので、オッドアイの黒猫や三毛猫もいます。

寿命や体型

11歳くらいで寿命を全うするターキッシュアンゴラもいますが、長く生きるものだと20年という例もあるようですので14歳くらいが平均と考えられています。

一般的な猫平均寿命の15歳と比べてもだいたい平均寿命であることがわかります。

健康管理如何で寿命は延びてくれそうですね。

ターキッシュアンゴラの歴史は?

ターキッシュアンゴラはアンカラキャットとも呼ばれるように、トルコの都市アンカラ(古代名アンキュラ(ヒッタイト)⇒B.C.189アンゴラ(ローマ)⇒A.D.1073アンカラ(トルコ))近辺の山岳地帯に生息していた、原系統(ナチュラルブリード)から派生した猫です。

つまりターキッシュアンゴラは人為的に作り出されたのではなく、家猫の原種に近い「マヌルネコ」をタタール人が飼いならした事が始まりとされ、ペルシャ猫と共にもっとも古い猫種の一つと言われています。

アンゴラ猫と呼ばれる長毛の猫は17世紀に欧米に渡って人気になりますが、欧米では犬のペキニーズにちなんだ「ペケ顔」という平面的な顔立ちが好まれ、長毛猫はペルシャ猫の血統作出へ傾倒していきます。

ペルシャの改良にアンゴラ猫が使われる事で、純粋なアンゴラ猫は衰退してしまったのです。

いっぽう20世紀になってトルコでは、宗教的な理由で珍重される「青い目とアンバー(琥珀=茶色)の目をもつ(オッドアイ)白毛のアンゴラ猫」を、アンカラ動物園が計画繁殖させました。

そのため白い長毛で青目と茶色の目をもつ猫を、トルコ産のアンゴラ猫(アンゴラはすでに地名ではなく長毛猫を表します)の代表格という意味で、ターキッシュアンゴラと呼ぶようになります。

ターキッシュアンゴラはアラーに愛された猫として、またトルコの国の宝として、優美な容姿を慈しまれ大切にされています。

北米の血統登録団体(CFA)が、1973年にこれを公認登録しました。

この血統は目の色がブルー、グリーン、アンバーなど、オッドアイ以外にも適用されましたが、長く公認は白毛の猫だけでした。

しかし現在では、登録団体によっては20種類の毛色(黒、青、赤、斑、ラベンダー、シナモンなど)がターキッシュアンゴラ血統として公認されています。

2012年の調査では、北米のターキッシュアンゴラ血統猫には欧州猫の遺伝子が入っており、トルコ原産の猫とは異なる遺伝子群とされています。

「血統」はブランドであって、遺伝的な純粋性を追求したものではありません。

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6 名無しさん
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うちにもターキッシュアンゴラのホワイト オッドアイが居ます!

今10歳ですが無邪気なとっても可愛い猫です!

5 名無しさん
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真っ白な猫ちゃん、ターキッシュアンゴラっていうんですかー本当に真っ白だね、どこから来たのかな?超カワイイ~天使の猫ですね~

4 名無しさん
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ターキッシュアンゴラって言うんですね。よく見る白猫と呼ばれる猫とは違うんですか??それとも、白猫の中の、ターキッシュアンゴラっていう種類の猫になるんですか?初歩的な質問すぎますよね(>_<)

4 すもう女子
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画面を通して見てもすごい真っ白なんで、実際に目の前で見たらもっと真っ白なんだろね。純白ってワードがぴったりだわ。見た目、つっけんどんに見えるけど、人懐こいって。ギャップありすぎだけど、それも魅力の内ということで。

4 アンバー
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美しい、それ以上の言葉はないです。瞳の色と体の毛の色がすごくマッチしていて憧れます。茶色も素敵ですが、オッドアイも神秘的と言いましょうか、もうなんて言ったらいいのか。言葉では表すのが難しいほどの美しさの持ち主だと。

1 名無しさん
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タ-キッシュアンゴラの特徴とされる 耳の飾り毛が移っていませんね この映像の猫 タ-キッシュアンゴラですか?