犬の散歩はいつから始めればいいのか？適切な時期やタイミングを解説！

犬の「散歩デビュー」の3ステップを知ろう！

いよいよ、初めてのお散歩にチャレンジする時期に！ …とはいえ、子犬は最初からリードにつないで散歩できるわけではありません。 子犬がびっくりしないように、まずは少しずつ、外の世界に慣れさせることから始めましょう♪

STEP.1「音に慣れさせる」

家の外には、子犬が聞いたことがないような大きな音や、さまざまな珍しい音があふれています。車の音や自転車のベルの音、知らない人の声や、他の犬が吠える声などもそうですね。 散歩に連れ出す前に、まずは子犬を大きな音に慣れさせることから始めましょう。 家の中でも、足音や家族の会話、テレビのボリュームを少しずつ大きくして見ると、いつからか外に出た時に犬が道の音にも怖がりにくくなるでしょう。 初めての散歩は静かで落ち着いた場所を選びますが、そこへ行くまでに交通量の多い場所やにぎやかな場所を通って行かなければならないならば、その場所を飼い主さんだけで歩いて周囲の音を録音し、家で子犬に聞かせて慣れさせることもできれば試して、子犬がどんな反応をするのかを見るとよいですね。

STEP.2「抱っこ散歩」

子犬にとって、外は全くの未知の世界。あなたが普段から目にしている近所の風景も、子犬の目にはまったく知らない、不思議なものに映っていることでしょう。 いきなり外を歩かせようとしても、臆病な性格の子犬だと、まったく歩けなくなってしまうことも。 まずは子犬を抱っこして外を歩き、外の景色に慣れさせることをおすすめします。子犬が平気になってきたら、歩いたり、抱っこしたりを繰り返して、歩く時間を少しずつ長くしていきましょう。 また、抱っこ散歩を始める頃までにトイレのしつけをマスターさせて、散歩の前に自宅で排泄することを習慣にするとよいでしょう。 子犬のうちは多少トイレの失敗はありますが、それは仕方ないと割り切って、やはりなるべく外での排泄はさせないようにしつける機会はこの時期なのです。 犬にとって外で排泄することはとても気持ちが良いので、屋外での排泄を認めてあげるのであっても自宅の敷地内で済ませるようにしたいものです。 そうでないと去勢していない雄はかなりの頻度で、雌や去勢・避妊手術をした犬でもおしっこでのマーキングをしますので、他人の家の塀や公共の場を汚してしまうという問題が生じます。 さらにワクチンプロセスが完了するまでは地面に下さないようにしましょう。 もしお家に庭があり野良猫の出入りもないようならば、いつからでも、ワクチンプロセスの途中でも庭を歩かせてみることは構いません。狭い場所でも土や草の感触に子犬は驚きながらも感動するはずです。 散歩のときに土の上を歩くことが初体験だと子犬は興奮しすぎてしまうことがありますので、飼い主さんもしゃがんでリードを短く持ち子犬の様子を見守ってあげましょう。 そして外から家に上がるときは乾いたタオルで足の裏を軽くポンポンと拭いてあげることをお忘れなく。

STEP.3「ドッグランデビュー」

子犬が少しずつ外の世界に慣れてきたら、次はドッグランの中を歩かせてみましょう。公共の道路と違って、車も通らないので安全なのに加え、他の犬と交流できるため、社会性も身につきます。 子犬は見知らぬ成犬にでも「遊んで！遊んで！」とちょっかいを仕掛けて行くかも知れません。あまりにも無作法な態度をすると成犬から「少しは自制しなさい」と叱られてしまうかも知れません。 けれども犬どうしの世界では成犬は相手が子犬であることもわかりますし、子犬に対しては本気で怒らないという配慮があるのです。 ドッグランはこうした犬どうしの関わりができる場所なので、思い切り走り回って遊ぶことと併せて定期的に出かけて行けるといいですね。 また、外で歩くことに慣れておけば、普通の道で散歩をする時のハードルも下がりますよね！ ただし、ドッグランにはさまざまな犬がいるため、トラブルには注意。 成犬は子犬に対して優しいものですが、シニア犬は体力的に子犬のテンションが煩わしく感じられたり、気難しい性格になっていることもあるので怒りっぽいこともあります。 中にはマナーの悪い犬もいるので、子犬が傷つかないように、絶対に目を離してはいけません。

いかがでしたか？ 初めてのお散歩デビューはドキドキしますが、じょじょに慣らしていければ大丈夫。子犬が上手に社交性を身につけられるように、ペースに合わせてサポートしてあげてくださいね！