ドッグフード「ニュートラム」口コミや評判、原材料をチェック!
mofmo編集部です。
ドッグフードの「ニュートラム」をご存知ですか? 素材にこだわり栄養価も良いということで世界中で愛されているドッグフードの一つです。 というわけで今回はそんな人気の高い「ニュートラム」の原材料や成分を徹底分析して、本当に愛犬に安心して与えることができるフードかどうか調べてみたいと思います。
ドッグフードの「ニュートラム」をご存知ですか? 日本ではあまり聞いたことがない名前かもしれませんが、カナダ生まれのトップに君臨する最高級ヒューマングレードのドッグフードです。
素材にこだわり栄養価も良いということで世界中で愛されているドッグフードの一つです。
というわけで今回はそんな人気の高い「ニュートラム」の原材料や成分を徹底分析して、本当に愛犬に安心して与えることができるフードかどうか調べてみたいと思います。新たなドッグフード選びの参考にされてください。
「ニュートラム」ってどんなドッグフード?
9dream studio/shutterstock.com
ニュートラルはカナダの老舗食品メーカーが手掛けるドッグフードです。
150年以上という長い期間にわたってカナダの食品業界に君臨する「メイ・ファミリー」が1994年にペットフード産業に参入しました。
それ以来科学的なアプローチによる良質な素材選びと妥協しない製造工程によってカナダのペット業界のトップへとなりました。今ではカナダでニュートロンを知らない愛犬家はいないほどです。
現在では世界32か国へと販売の枠が広がっています。まさに世界中で愛されるドッグフードへと成長しているのです。
「ニュートラム」の特徴
ニュートラムは厳しい商品基準をクリアしていることが各機関によって証明されており、研究開発も怠りません。 世界のペット産業をリードしているといっても過言ではありません。
そんなニュートラムの特徴は何でしょうか?
使用食材
ニュートラムは自然食材にこだわっています。 品質の良い天然由来の食材は、食材そのものに豊富な栄養が含まれています。
そんな栄養豊かな食材を使用したニュートラムですから、わざわざサプリメントで栄養補給をする必要はないと考えています。 ニュートラムだけで必要な栄養素はしっかり補給することができます。
天然素材にこだわっているということは、レンダリングといわれる粗悪な原材料は一切使用していないということでもあります。もちろん人工的な着色料や保存料も一切使用していないので、愛犬に安心して与えることができます。
メイン食材
ニュートラムで使用しているメイン食材は「肉」です。
高品質の肉は犬にとって一番必要な栄養素だからです。
嗜好性が高まり、消化が良く、必須アミノ酸を補給することができるからです。アミノ酸は体を作るうえで欠かすことのできない成分ですが、犬は体内でアミノ酸を生成することができません。
ですから食事から補給するしかないのです。肉にはそんな犬にとって必要である必須アミノ酸が含まれているので、肉がメイン食材になっていることは犬にとって大変すばらしいことなのです。
しかもフレッシュチキン(生の鶏肉)を使用しています。フレッシュチキンを使うメリットは、良質であり、消化が良くておいしいことです。まさに愛犬のことを考えた素材選びといえるでしょう。
栄養バランス
生命維持に欠かすことができない栄養素は、体つくりに欠かせない炭水化物、たんぱく質、脂質の3大栄養素と、生体機能を整えるビタミンとミネラルを加えた5つです。
ニュートラムはこれら栄養素をバランスよく配合しています。 グルコサミン、コンドロイチンなど愛犬が健康で活き活き暮らすサポートをしてくれる栄養素も配合されており、大変優秀なドッグフードになっています。
こうしてみると愛犬の体のことをよく考えられた安心のドッグフードという印象を受けますね。
では実際はどうなのでしょうか?
ここからはニュートラムの原材料を徹底分析して、本当に愛犬に安心して与えることができるフードなのかどうか見てみたいと思います。
「ニュートラム」の原材料と成分
Ermolaev Alexander/shutterstock.com
早速ニュートラムの原材料を見ていきましょう。 今回は「ニュートラム成犬用」の原材料を見てみたいと思います。原材料は以下の通りです。
チキン・ミール、米粉、上質全粒のとうもろこし、鶏脂(ミックストコフェロールで保存)、新鮮な鶏肉、ビートパルプ、ナチュラル・チキン・フレーバー、カナダ産サーモン・ミール、第二リン酸カルシウム、カナダ産サーモン・オイル(ミックストコフェロールで保存)、亜麻仁、乾燥全卵、アルファルファ、オート麦の繊維、塩化カリウム、塩、硫酸カルシウム、STPP(=トリポリリン酸ナトリウム)、チコリ根のエキス、乾燥海藻・ミール、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンD3、ナイアシン、ビタミンC、イノシトール、d-パントテン酸カルシウム、硝酸チアミン、リボフラビン、ベータカロチン、塩酸ピリドキシン、葉酸、ビオチン、ビタミンB12サプリメント、亜鉛タンパク質化合物、硫酸鉄、鉄タンパク質化合物、酸化亜鉛、銅タンパク質化合物、硫酸銅、マンガンタンパク質化合物、酸化マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム、クエン酸、プロピオン酸カルシウム、乾燥ホウレンソウ、グルコサミン塩酸塩、塩化コリン、DL-メチオニン、ユッカ・シジゲラ、ニュージーランド緑イ貝、緑茶葉、ペパーミント葉、パセリ葉、銀杏、エキナセア、カモミール、ローズマリー抽出物となっています。
では気になる原材料を見ていきたいと思います。
肉類
ニュートラムの原材料を見てみると一番初めに出てくるのが「チキンミール」です。 他にも「新鮮な鶏肉、カナダ産サーモンミール」が使用されています。
第一原材料に肉類が使用されていることは高く評価できます。 なぜなら犬にとって一番必要な栄養素は「動物性たんぱく質」だからです。動物性たんぱく質は肉や魚から摂取することができますので、肉がメインになっているのはうれしいですね。
肉の質はどうでしょうか?
新鮮な鶏肉を使用しているということですので、栄養、風味共に高いものとなっています。 特に鶏肉は牛肉や豚肉に比べて脂肪分が少なくたんぱく質含有量が多いので、ドッグフードには最適の食材です。 サーモンもたんぱく質が豊富で、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が多く含まれており良質な食材とされています。
ただし気になるのが、第一原材料になっている「チキンミール」と「サーモンミール」です。
一般的にミール系には肉副産物が使用されており、粗悪な原材料の一つと言われています。食用として取り除いた残りの部位(鳥の頭、骨、羽根、血液、あし等)を粉砕して使用しています。 中には病気で死にかけの家畜の肉や腐りかかっている家畜の肉が使用されている可能性もあります。 当然こうした粗悪な肉は腐りやすいので、傷まないように大量の保存料や酸化防止剤が使用されるのですが、これら合成添加物は健康被害が報告されており危険なものです。
ニュートラムのホームページにはヒューマングレードの原材料を使用とあります。 よってこういった粗悪な原材料を使用しているとは考えにくいのでしょう。
しかし日本において一般的に「ミール系」は粗悪な原材料を使用している可能性があるので注意してくださいね。
穀物
続いて記載されているのが「米粉」「上質全粒のトウモロコシ」です。
第二、第三原材料が穀物になっています。これは少し気になる食材です。
なぜなら犬は穀物を必要としない動物だからです。 犬は穀物を消化するためのアミラーゼという酵素を持っていないため、消化吸収ができないので消化不良を起こしたり、アレルギーを起こしたりします。 そんなアレルギーを起こしやすい穀物が上位にあることは考えものです。
ニュートラムの考え方としては、トウモロコシはミネラル、ビタミン、葉酸、ビタミンC、ナイアシンを多く含む食材で体によいとされています。 また体を作るために炭水化物は必要だと考えています。そのため、トウモロコシや米粉といった穀物を使用しているのでしょう。
しかしAAFCCの考えとしては、犬は炭水化物が消化できないので必要のない栄養素としています。 また特に「トウモロコシ、小麦、大豆」は犬がアレルギーを起こしやすい食材と言われています。 アレルギー症状としては下痢やおう吐、全身をかゆがる、涙やけ等の皮膚疾患といったものが見られます。
さらに穀物は炭水化物で、体内に入ると糖質へと変化します。そのためカロリーもありますし、過剰に摂取すると肥満になる可能性もあります。肥満はあらゆる病気の元ですので、注意が必要といえるでしょう。
穀物が含まれていないドッグフードに変えることで、からだが引き締まったというのはよく聞く話ですよ。
油脂
続いて使用されているのが「油脂」です。
健康な皮膚、被毛を作るためにも欠かすことのできない栄養素です。 ニュートラムでは「鶏脂」「サーモンオイル」が使用されています。 これは高く評価できる点です。
鶏脂には犬が必要とする必須脂肪酸が含まれており、リノール酸の含有量も多いです。 サーモンオイルにはオレイン酸、DHA、EPAが多く含まれており愛犬の健康をサポートしてくれます。これら脂は酸化しやすい性質を持っています。よって酸化防止剤が使用されますが、どちらもミックストコフェロールというビタミンEやクエン酸といった天然由来のものを使用しているので、安心して与えることができます。
安いドッグフードを見てみると「動物性油脂」というあいまいな表記をしているものがあります。どんな動物の脂を使用しているか全くわからない、つまり品質も鮮度も謎なのです。もしかしたら粗悪な原材料から搾り取った脂をブレンドしている可能性もあります。粗悪な原材料からとった脂は酸化も早いので大量の酸化防止剤が使用されます。
合成酸化防止剤の中には、発がん性、アレルギーなどの健康被害が報告されているものもあります。 こういった理由から「動物性油脂」は避けたい原材料の一つなのです。
ニュートラムではこういった粗悪な原材料を使用していませんし、どんな脂を使用しているかはっきりしている点が高く評価できます。
ビートパルプ
続いて気になる原材料は「ビートパルプ」です。
ビートパルプとはサトウダイコンから砂糖を搾り取った後に残る絞りかすのことを言いますが、ビートパルプの使用には賛否が分かれます。
ビートパルプを使用する目的は二つあります。
一つは豊富な食物繊維が含まれているため、おなかの健康をサポートしてくれるのです。しかし豊富な繊維質が含まれているためウンチをかためる傾向があり、大量に摂取すると便秘になる可能性もあります。またウンチをかためるということは、消化不良を起こしていてもうんちが固まるため、異変に気付けないかもしれません。犬は自分の体調不良を伝えることができないため、飼い主はうんちの状態で健康状態を見ますが、うんちの状態が正確でないと大きな病気も見逃してしまう可能性があります。
もう一つの目的はかさ増しです。コストを抑えるためにかさ増しは必要なのかもしれませんが、ビートパルプには残留薬物の可能性があるのです。というのも砂糖を搾り取る際に薬品を使って搾り取ることがあります。そうするとビートパルプに薬品が残ってしまうことがあります。こうして残留薬物の可能性があるビートパルプを摂取していれば、何らかの健康被害が出ることは想像できるのではないでしょうか?
添加物
ニュートラムは余計な合成添加物を一切使用していません。これも高く評価できる点です。
上記でも度々述べてきましたが、合成保存料、酸化防止剤など添加物は長持ちさせる効果があるものの、発がん性や内臓疾患、アレルギーといった健康被害があることが研究の結果報告されています。安いドッグフードでよく見られる着色料も同じです。
ニュートラムではこういった合成の添加物は一切使用せず、酸化防止剤として天然由来の安全性の高い「ローズマリー抽出物」「ミックストコフェロール」を使用しています。安心して愛犬に与えることができます。
成分
ではニュートラムの成分を見てみましょう。以下の通りです。
たんぱく質26.2%以上、脂肪16.2%以上、粗繊維3.0%以下、灰分8.0%以下、水分10.0%以下、エネルギー389kcal/100gとなっています。
たんぱく質、脂質とともに豊富でバランスの良いフードになっています。しかしカロリーも高めですので与えすぎに注意しましょう。
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