寒さから解放された「春」は猫にとってどんな季節?

寒さから解放された「春」は猫にとってどんな季節?

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「猫はこたつで丸くなる~」という唄があるように、猫にとって冬は苦手だというイメージですよね。冬から春になると猫たちは一斉に声をあげて鳴き始めます。そんな声を聞くと、猫にとっては気持ち良くうれしい季節なんだと思っていました。そこで今回は猫にとって春はどんな季節なのかをお話ししていきます。

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人間と同じで猫もストレスがかかっているのです!

猫ストレス

tapuBangsan/shutterstock.com

私はストレスというと人間にだけに感じるのだと思っていたのですが、動物を飼うようになってからは、人間と同じように動物にもストレスがかかるのだと知りました。

ですので猫も他の動物同様、様々な刺激を受けてストレスを感じ、体や心に影響を与えることがあります。

野生の猫と比べてペットとして飼われている猫は、外敵に襲われるというストレスはありませんが、気温や生活環境の変化や、他の猫たちとの関係や飼い主さんや家族との関係性でストレスを感じるケースがあります。

では実際にどんなことがストレスに感じるのか調べてみました。

家庭環境の変化によるストレス

家庭環境の変化

Vanatchanan/shutterstock.com

春になると、飼い主さんが転勤や進学などで、家族の環境が変わってしまうことがあります。

時には引っ越しで、住む家が変わってしまうこともあります。

住まいが変わってしまうことは、猫にとってストレスの原因になります。

また引っ越しの時には、見たことない人が家に入ってきたり、家の中がバタバタとしていていつもと違う状態になります。

さらに引っ越し当日になると、猫は一緒にいられずペットホテルなどに預けられてしまうことになってしまいます。

飼い主さんは、猫をホテルに預けれたことで安心するのですが、猫は、ペットホテルだからといって安心しているわけではありません。

普段と違う状況に猫は強いストレスを感じてしまいます。

さらにはやっと家に戻ってきたら、今まで住み慣れた家でなくなってしまっていると、猫にとってはこれまたストレスになります。

人間にとっても引っ越しはストレスになりやすいのですが、猫にとっては急に住環境が変わってしまうのでストレスになってしまいます。

そこで猫のストレスを少しでも軽減するために、新しい家に慣れるまでに少しでもストレスを軽減する方法をピックアップしました。

・引っ越し先の家には前の家で使っていた家具をできるだけ持っていく ・レイアウトも同じにはできなくても、似てる様にしてあげる ・猫タワーなど猫の遊び道具は新しく変えない ・転居先での動物病院を調べておくこと ・猫を迎え入れる前に猫グッズを取り出しておくこと ・安心できるゲージを用意する

猫はとても臆病で怖がりの性格の子が多いですので、一週間くらいはゲージの中で過ごすこともあります。

その後徐々に新しい家を探索し始めます。

そうなった時には、一部屋ずつ解放して安心できる場所であるとをわからしてあげましょう。

猫は飼い主さんと一緒にいてることが、何よりも安心しますので、引っ越しをしてからは、できるだけ猫と一緒にいてる時間を増やしてあげることも大切です。

気温差によるストレス

冬から春に季節が変わる時期には、日中と夜の気温差が大きいので、私たち人間でも体調を崩しがちです。

犬や猫も同様で、体がまだ寒いことに慣れていて暖かさに慣れることができず、体調を崩してしまいます。

人間でいう夏バテのようなもので、食欲が落ちてしまう猫もいます。

そんな時には、餌を少し変えてみたり、水をちゃんと飲んでいるかを観察したりしてあげましょう。

気温差によるストレスは、春だけではなく冬から春だけではなく、季節の変わり目には体調を崩しがちですので、注意して見守ってあげ、部屋の中の温度と湿度を管理してあげましょう。

アレルギーによるストレス

アレルギーによるストレス

rustycanuck/shutterstock.com

春になると花粉症でストレスを感じる人も少なくないと思いますが、猫も花粉に反応してアレルギー反応を起こすケースがあります。

猫の場合は皮膚炎になることが多いのですが、痒みから不快感がストレスになってしまいます。

このほかには、人間と同様にくしゃみや鼻水、目がかゆくなったり、目やにが多く出てしまうなどの反応が出ます。

こんな症状が出ないように前もって対処をすることも大切です。

春の季節には、花粉を体に入れないようにすることなので、猫を外に出さないように工夫することが大切です。

猫は人のようにマスクをすることができず花粉が体の中に入って来やすいのです。

ただ普段自由に外に出ている猫の場合は、外にでれないこともストレスになってしまうので、ストレス発散のために飼い主さんと遊ぶ時間を増やしてあげたり、運動を増やすなどの工夫をしてあげましょう。

また空気清浄機も有効です。

どうしても家の中に入って来てしまう花粉を、効率良く除去できる空気清浄機を利用して、部屋の中に入ってきた花粉を撃退してあげましょう。

また花粉が飛び散らないように加湿器も併用するとさらに効果的です。

基本的にはこまめな掃除をすることや、玄関でしっかりと衣服に付いた花粉を払い落とすといった工夫をしてあげることで、アレルギー反応が出にくくなりストレスが軽減されます。

発情期によるストレス

猫の発情期ストレス

Sleeping ginger tomcat - perfect dream

おしっこと猫は恋をしたくなり発情期に入ります。

春は、気温が上昇し餌を見つけやすく、小さな子供たちにとっても育ちやすい季節です。

これは猫だけではなく多くの動物がこの時期に発情し子供を産みます。

猫の場合メスは2月から4月と、6月から8月の年に2回の発情期があり、オスは基本一年中発情期が一般的ですが、野良猫の場合は3回の発情期があるとされています。

メス猫には、発情周期と呼ばれるサイクルがあります。

発情前期→発情期→発情後期→発情休止期で、14日〜21日で発情周期が一周します。

発情前期のメスは、体を地面にこすりつけたり、大きな声で鳴くようになります。

こんなに大きな声で鳴かなくてもよいのでは?と思ってしまうくらい大きな声で鳴く声を聞くことがありますよね。

これは、メス猫がオス猫を誘っているサインです。

メスが鳴き、その声を聞いたオス猫が、メス猫の声を真似て鳴き始めます。

そしてその声を聞きメス猫がさらに鳴くということが繰り返されるのです。

なので春になると、やたらと猫の大きな声が聞こえるのですね。

この独特な鳴き声は、去勢しても鳴き続けることが多く、一度発情を経験すると体が反応すると言われています。

ですのでこの声が嫌!という方は、1度目の発情がくる前に去勢する方が良いようです。

またおしっこを撒き散らるようになってきます。

メスのおしっこには、オスを惹きつけるフェロモンが含まれて、オスが近づいてくると、「ネックグリップ」(ネス猫の首の後ろのあたりを噛む行動)や、「マウンティング」(乗りかかってくる行動)をしてきます。

そして発情期になると、メス猫は「ロードーシス」という体勢をするようになります。

これは、お腹を地面につけてうつ伏せのような姿勢になり、お尻を高く持ち上げる姿勢になります。

さらに時期になると、メス猫は、食欲がなくなることがあります。

そして、発情期は猫にとって一つのストレスなので、おもちゃに興味を持たなくなることがあります。

今まであんなに楽しそうに遊んでいたのに見向きもしないな、と感じたら発情期かもしれないと、猫の様子を注意深く観察してあげましょう。

オス猫の場合は、一年中発情するので、生後3〜4ヶ月頃から「ネックグリップ」や「マウンティング」の行動をするようになります。

生後半年頃になると、体が成熟して大人の猫と同じようになってきます。

他のオス猫に対して攻撃的になったり、大きな声で鳴いたり、外に出ようとして部屋から脱走したりします。

猫の発情期の対策としては、異性の猫に会わせないようにしたり、早めに去勢手術をしたり、興味を他に向けるなどがあります。

去勢手術は、獣医さんと相談しながら猫の体に負担のかからないように注意してあげてください。

ストレスを感じたら、猫はどんな風になるの?

人もストレスを強く感じると、ストレス解消に様々な行動をするのと同じで、猫も色々な行動をするようになります。

そこで猫がストレスを感じたらどんな風になるのかみてみましょう。

ストレスを感じた時の行動その1:グルーミング行動が変化する

グルーミング

Yuriy Golub/shutterstock.com

猫が一生懸命毛づくろいをしている姿を見たことがあるかと思います。

これがグルーミングと呼ばれる行動で、猫にとってグルーミングはとても大切な行動の一つなのです。

グルーミングする理由はいくつかありますので紹介しますね。

1つ目は、体をきれいにするためにグルーミグをします。

猫は舐めて抜け毛を処理することで、皮膚の汚れを取っています。

汚れがついて放置しておくと、皮膚炎などの病気になります。

二つ目は、ノミの感染予防のためににグルーミングをします。

ノミは猫の血を吸って、様々な病気を引き起こしてしまう小さな天敵です。

室内で飼われているとそんなに気になりませんが、外に出てしまう猫はノミが体についてしまうことがあります。

ノミに刺されると、強いかゆみが出るので、猫は頻繁に掻いてしまったり、時には自分の体を噛んでしまったりします。

赤い発疹を見つけたらダニやノミが潜んでいることを疑いましょう。

ノミは主に耳につくことが多く、耳を掻いている仕草が普段よりも多いと感じたら、体をチェックしてあげてください。

そしてノミを見つけても潰すのはNGです。そっと体からノミを取り除いて外に捨てましょう。

三つ目は、体温調整のためグルーミングをします。

猫は人間と違い、肉球などの一部だけに汗をかくため、人間よりも体温調整がしにくい体です。

そこで暑い時には、舐めることで唾液の気化熱を利用し、体温を下げます。

また寒い時には、毛づくろいをすることで、被毛の中に空気を取り込み保温か効果を生み出します。

こうすることで体温を下げないようにしています。

四つ目は、気持ちを落ち着かせるためグルーミングをします。

猫はあまり感情を外に出さないので、ポーカーフェイスだと思われがちですが、不安や緊張した時に気持ちを和らげるためにグルーミングをします。

この行動は「転移行動」といわれています。

例えば知らない人が家に入ってきたりした時は、警戒心や不安から自分の気持ちをなんとか落ち着かせようとペロペロと体を舐めて、気持ちを落ち着かせようとします。

五つ目は、自分の匂いを消して獲物を捕るためにグルーミングをします。

猫はもともと狩猟する習性があります。

ネズミや鳥を捕まえる時に、自分の匂いが強いとネズミや鳥に自分がいることを知られてしまい、獲物を捕ることができないのです。

そこで、グルーミングをし匂いを消して、獲物を取りやすくします。

ストレスを感じた時の行動その2:隠れて出て来ない

隠れて出てこない猫

chrishumphreys/shutterstock.com

怒ってしまいますいところが大好きで安心します。

ただ同じ場所に1日中隠れて出て来ないのは、なんらかのストレスを感じていることが多いので、猫の様子をしっかり見てあげ、何がストレスなのか推測してあげましょう。

また、隠れている場所から無理矢理に出すと、猫は怒ってしまいます。

ですので落ち着くまで少し待ってあげましょう。

ストレスを感じた時の行動その3:餌を食べなくなる

ストレスを感じると食欲が減退することがあります。

毎日食べる餌の量を見てあげてください。

私たち人間もストレスを強く感じると、食欲が出ずに食事も喉が通らないということがありますよね。

それと同じです。ひどくなると、下痢や嘔吐をしたりすることもあります。

ただ長く食欲不振の場合は病気の恐れもありますので、病院で診てもらいましょう。

ストレスを感じた時の行動その4:トイレの粗相するようになる

猫はストレスを感じると、トイレ以外の場所で粗相をするようになります。

飼い主さんにとっては、猫を怒りたくなると思いますが、これはストレスのサインなので、ストレスの原因を突き止め、ストレスを軽減してあげることが先決です。

猫が他の場所でトイレをするので、トイレの掃除はいいや!というのではなく、いつでもトイレを気持ち良くしやすいように、きれいな状態を保ってあげましょう。

ストレスを感じた時の行動その5:スキンシップを嫌がる

強いストレスを感じると、一人になりたいと感じることもありますよね。

それと同じで猫もストレスを強く感じると、飼い主さんに触られるのを嫌がることがあります。

いつもは触って!と寄ってくるのに、飼い主さんに近づかずにいたり、スキンシップを嫌がる場合は、ストレスを感じているのかもしれません。

猫がストレスを感じないために、飼い主さんができることって何?

猫の去勢・避妊

A and J King/shutterstock.com

飼っている猫がストレスを感じていると、飼い主さんは心配になりますよね。

そこで猫がストレスを感じないように飼い主さんができることをピックアップしてみました。

飼い主さんができることその1:去勢や避妊する

猫にとって発情期はとてもストレスがかかるものです。

大きな声で鳴き続けたり、マーキングをしたり、食欲が減少したりします。

ですので去勢や避妊をすることで、発情期のストレスを軽減することができます。

飼い主さんができることその2:猫と一緒に遊ぶ

猫のストレス発散には、遊ぶことがとても有効です。

私たちもストレス解消に運動をすることがあるのと一緒で、猫も体を動かして遊ぶことはストレス発散になります。

そして何よりも飼い主さんと一緒に遊ぶことで、猫も安心し満足してくれます。

ですので猫が好きな遊びを一緒に、いつもより少しでも長く遊んであげてくださいね。

飼い主さんができることその3:気分転換する

運動することは猫にとってはストレス発散になります。

そこで、キャットタワーなどを設置してあげたり、外を見ることができるスペースを用意してあげたりしてみてはいかがでしょう。

いつも同じ場所だと猫もストレスを感じやすくなってしまいます。外の景色を見るだけでも気分転換になります。

飼い主さんができることその4:部屋をきれいに保つ

花粉症などのアレルギーを持っている猫の場合には、部屋をきれいに保ち、できるだけ花粉が家の中に入ってこないように、こまめに掃除をしてあげましょう。

また普段は反応しない猫の毛やホコリにも、春だけは反応してしまうこともあります。

ぜひ春先には、いつもより少し意識して掃除をしてあげましょう。

まとめ

私たち人間の生活に左右されてしまう飼い猫ちゃんにとって春は、飼い主さんの生活環境が変わることでストレスになってしまったり、発情時期だったりと、ストレスがかかりやすい季節です。

もともとストレスを感じやすい動物ですので、ストレスを感じているかも?と思ったら、早めにストレスを発散できる対処法を行い、猫ちゃんのストレスを少しでも軽減してあげたいですね。

ですので、日頃から飼い猫の様子を観察して、変わった様子がないかチェックしてあげましょう。

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