プチブラバンソンってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ! 

プチブラバンソンってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ! 

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mofmo編集部

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みなさん、パグにそっくりなお顔の「プチブラバンソン」という犬種を知っていますか? パグのような愛嬌たっぷりのお顔に、シュッとしたスタイルを持つ小型犬です。 プチブラバンソンはどんな特徴を持つ犬種なのでしょうか? 性格や飼育方法などをご紹介します。

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プチブラバンソンの特徴

Petit Brabançon portrait

Welshea Photography/shutterstock.com

初めてプチブラバンソンの顔を見た人は、きっと「パグだよね?」と思うことでしょう。

でも、なんだかちょっと体型が違うような・・・??

そうなんです、パグにそっくりな顔を持ちますが、バランスのよいスタイルをした犬種、それがプチブラバンソンなんです。

プチブラバンソン(フランス語:Petit brabançon)は、ベルギーが原産の超小型犬です。

ジャパンケネルクラブ(JKC)では、小型の番犬、そしてコンパニオンドッグとして紹介されています。

絶対にパグの兄弟犬でしょ!って思う方もいるかもしれませんが、じつは違います。

プチブラバンソンはブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォンという兄弟犬がいます。

それで、国によってはブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォンと同じ犬種として扱われることがあります。

とはいえ、この兄弟犬であるブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォンにパグをかけ合わせて作出されたのがプチブラバンソンですので、パグの血が入っています。

どうりで、パグとそっくりなわけですね!

とても愛嬌のある顔と、小さいけどバランスの取れた体型。

一度見たら忘れられない、外見をしていますよね。

マイペースだけど、飼い主にはとっても愛情深い性格をしています。

もともと番犬としての役割を持っていたようです。

プチブラバンソンの外見的特徴

プチブラバンソンは体高が約20センチメートル、そして体重は3.5〜6キログラムと、とても小さい犬種です。

顔はご存知のとおり、パグのようで、短い鼻で黒いマスクを持ちます。

首は太く短く、頭は丸くて、そこに逆三角形の形をしたたれ耳がついています。

大きくてクリクリとした瞳は、ブラウンもしくはダークブラウンです。

パグはよく「困り顔」なんて言われますが、チブラバンソンは「怒り顔」と言われることがあります。

そんな、ちょっとムスッとした顔がたまらなく愛嬌たっぷりで、うるうるの瞳が余計に見る人を虜にしてしまいますね。

身のこなしも洗練されていて、キョトンとしていたり、ちょっとムスッとしているような、人間味あふれる表情が、見る人を癒やします。

兄弟犬であるブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォンは荒い剛毛で、長い被毛を持ちますが、プチブラバンソンはショートヘアーです。

毛質は2種類あり、硬めのゴワゴワしたタフタイプの個体と、ツヤのあるスムースタイプの毛を持つ個体がいます。

プチブラバンソンの寿命・体型

パグを知っている人からすると、パグのような顔なのに、スタイリッシュなバランスのよいシュッとした体型に、少し違和感を覚えるかもしれません。

パグと違うのはその点です。

パグは、ずんぐりむっくりのコロコロとした体型をしていますが、チブラバンソンは体高と体長がほぼ同じくらいのスクエア型の体型をしています。

パグと比較すると、細くてとても足が長いな〜という印象を受けるかもしれません。

そして、パグは体高が25〜28cmで、体重も6〜9kgほどの小型犬なので、チブラバンソンのほうが小さいということになります。

しかし、小さいとはいえ骨は丈夫です。

平均寿命は12〜15年と言われています。

とはいえ、適切な飼育環境を整え、健康管理をすることで、平均以上に長生きしてくれることもあるかもしれませんね。

プチブラバンソンの歴史

Petit Brabancon enjoys summer

Everita Pane/shutterstock.com

プチブラバンソンと、その兄弟犬であるブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォンの3犬種の歴史はとても古いようです。

何世紀も前にブリュッセル地方にいた、”Smousje(スムージー)”という犬が祖先犬だと考えられています。

スムージーは、

プチブラバンソンは、じつは19世紀にブリュッセル・グリフォンを短吻種に改良するにあたって生まれてきたもので、パグをかけ合わせたことによって短毛種が生まれました。

それで、プチブラバンソンの歴史を語る上でブリュッセル・グリフォンの歴史は欠かせません。

ブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォンの「グリフォン」といのは、フランス語で「細長いもの」を意味していて、荒い被毛のことを指しました。

ブリュッセル・グリフォンは15世紀の絵画の中に登場するようです。

とはいえ、その前にどのような成り行きでこの犬種が生まれたのか、ということはよくわかっていないようです。

そんなブリュッセル・グリフォンは、もともとはネズミなどの害獣を退治したり、番犬として一般家庭で飼育されていたようです。

そして1883年にベルギーの血統登録台帳に「グリフォン・ブラッセル」という名前で登録されました。

しかし次第に、その明るい性格と、小さくて可愛いその姿から上流階級の人たちにも愛されるようになっていったようです。

そのきっかけとなったのは、ベルギーの王妃であるマリー・アンリエットがグリフォンに興味を持ったことです。

1886年にドッグショーで人気だった犬のスタンダードをまとめたものの中に、グリフォンがいたのです。

そして、それからというもの、その評判がヨーロッパの各国でも広まってイギリスに輸出されることにもなりました。

そして、その頃ブリュッセル・グリフォンの犬種をもっと魅力的にするために、その当時人気だった短吻種と交配させました。

そのときに、パグと交配して生まれたのが短毛の個体です。

さらに、ヨークシャテリア、キャバリアなどと交配されました。

ヨークシャテリアと交配したことによって、毛色が黒い個体も生まれました。

このような交配によって、毛色や毛質が違う犬が生まれたわけです。

そして、黒い被毛をもつものをベルジアン・グリフォンと呼び、短毛のものはプチブラバンソンと呼ぶようになっていきました。

どうして短毛タイプのグリフォンには、「グリフォン」という名前がついていないのかというと、「グリフォン」はワイヤーヘアを指しているからです。

それで、ベルギーの「ブラバント」という地名に基づき、彼らは「プチブラバンソン」という名前になったようです。

原産国ベルギーや国際畜犬連盟でも、この3種は別犬種として区別し、別犬種として認められています。

とはいえ、イギリスやアメリカなどの、国にとっては考え方が違って、3種類とも同じ犬種としているところもありますし、長毛タイプのブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォンを一つの犬種、短毛タイプのブラバンソンを一つの犬種として扱っているところもあります。

日本では希少な犬種ですが、愛好家たちもいて国内にもブリーダーがいますよ。

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