猫も筋肉痛になる?!猫の筋肉の特徴や筋肉をつける方法について解説!
普段はゴロゴロとしているのに急に俊敏に動き回る猫を見ていると、「あんなに急に動いて筋肉痛になったりしないのかな」と思うことがあります。運動神経抜群の猫ですが普段から動かしていないと筋肉が衰えることもあるようです。その理由や猫が筋肉をつける方法、猫も筋肉痛になるのかについてここではまとめています!
猫も筋肉痛になることってあるの?
Bachkova Natalia/shutterstock.com
普段はゴロゴロとしているのに急にスイッチが入ったように動き回る猫を見ていて、「あんなに急に動いて筋肉痛になったりしないのかな」と考えたことはありませんか?
猫はエネルギッシュでありながらしなやかさもある動きをするので、羨ましくもありますがその反面ハラハラさせられる時もあるでしょう。
今回は猫と筋肉について調べてみました。運動神経抜群の猫ですが、やはり普段から動かしていないと筋肉は衰えていくようです。猫の筋肉が衰えてしまう理由や筋肉をつける方法、猫も筋肉痛になるのかどうかについて詳しく取り上げます!
猫の筋肉の特徴について
Andrey_Kuzmin/shutterstock.com
猫も人間と同じように筋肉があります。しかし猫の動きを見ていると、同じ筋肉を持っているようには見えないほど運動神経がいいと感じることがあるのではないでしょうか?猫特有の筋肉の特徴というものがあるのか見ていくことにしましょう。
猫の筋肉は瞬発力と柔軟性に優れている
野生の猫はもともと狩猟によって獲物を捕らえて生き延びてきました。野生の犬も同様に狩猟を行いますが、その方法には違いがあります。
犬は長時間獲物を追跡し、疲れさせてから捕獲するという方法を取りますが、猫の場合は獲物に狙いを定めたら一気に仕留めるという方法を取ります。そのためには瞬発力が必要になります。
猫はしなやかな筋肉を使って高いところへジャンプすることもできます。猫は自分の体高の約5倍のところまで飛ぶことができるともいわれています。つまり1.5m~2mの高さにまで達することができるほどのジャンプ力があるんです。猫の筋肉は柔軟性にも優れているので、バネのように体を動かして高いジャンプをすることができます。
もともとは野生の肉食動物だったので、狩りをする時は真剣勝負だったことでしょう。獲物に狙いを定めて瞬発的に捕らえるところを想像できるでしょうか?中には木から木へと飛び移ることのできる猫もいたそうですよ。飼い猫が軽快に高いところに飛び乗ることができるのもかつての名残といったところでしょう。
猫の筋肉は持久力がない
猫は瞬発力と柔軟性に優れている筋肉を持ってはいますが、犬のような持久力はありません。瞬間で爆発的なパワーを出してしまうので、持っても数十秒で疲れてしまいます。犬が長距離走者だとしたら、猫は典型的な短距離走者です。一度獲物を取り逃がしてしまうと疲れて諦めてしまいます。再び力を取り戻したら仕切り直して獲物に狙いを定めます。
飼い猫も遊んでいる時などに瞬間的に素早い動きをしますが、それをいつまでも持続させることはできません。どちらかというとマイペースにのんびりと過ごしていることが多いですね。
また、猫じゃらしで遊んでいる時も狙いを定めてじっと見ていることのほうが多いのではないでしょうか。運動神経は抜群でも持久力がないのが猫の筋肉の特徴だということがわかります。
猫の筋肉が衰える理由
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自分の体高の5倍の高さまでジャンプできるといわれている猫ですが、気付くとジャンプ力がなくなっていることがありませんか?以前は軽く飛び乗ることができたのに、最近はジャンプに失敗する、または挑戦すらしなくなったということがあるかもしれません。
それはもしかしたら筋肉が衰えているのかもしれません。どうして筋肉が衰えてしまうことがあるのでしょうか?いくつかの理由を考えてみましょう。
理由① 運動不足からくるもの
人間と同じで、猫も筋肉を使う機会がなくなると筋力が衰えてしまいます。
学生の頃は運動部などでたくさん動いていたのに、社会人になってから運動をしなくなったら一気に筋力が衰えたという経験をしている人も少なくないのではないでしょうか?運動不足になると筋肉もだんだんと衰えてしまいます。衰えを感じてから慌ててジョギングをするようになった人もいることでしょう。
猫も同様で、普段から昼寝ばかりしている生活をしていると筋肉を動かさないので、筋力が衰えていきます。最近では完全室内飼育をする飼い主さんが増えていますが、運動をするための十分なスペースがないと猫の筋肉も少しずつ衰えていきます。いざ高いところへジャンプしようとしたら失敗してしまったということもあるようです。
自由に外に出ることができれば、広いスペースを走り回ったりして十分な運動量を確保することができるでしょう。
しかし外に出る猫は他の猫と喧嘩したり交通事故に遭ったりする可能性が高く、あまりすすめることができないという人も多くいます。外は自由ですが病気を移されるという危険もあるので、猫の安全のために完全室内飼育を選ぶ飼い主さんがほとんどでしょう。
愛猫の筋肉が衰えないために、室内飼育でも十分に運動できるスペースを確保したいですね。まだまだ若い猫なのに筋肉の衰えによって動きが鈍くなってしまうのは残念です。
理由② 老化からくるもの
人間と同じく、猫も老化による筋肉の衰えを経験します。こればかりはどうしても避けることができませんね。猫は人間に比べて歳を取るのが早いですから、6歳くらいになると体力が落ち始めるといわれています。猫の6歳は人間の40歳くらいに相当します。人間も40歳を過ぎると若いころのように動くことができなくなりますよね。
猫が7歳、8歳になるとさらに老化現象が進みます。そして10歳を過ぎると老猫と呼んでもおかしくない年齢です。人間でいうと60歳過ぎに相当しますから、無理な動きは期待できません。
野生の猫は老化が進むと獲物を捕らえることができなくなり、生き延びることが難しくなります。飼い猫の場合は平均的に15歳くらいまで生きることができるといわれていますが、野生の猫の寿命はもっと短いのはそうした理由も関係するのでしょう。
老化によって筋肉が衰えると、今までのようにおもちゃで遊ぶことに興味を示さなくなります。昼寝をしている時間も長くなりますし、ジャンプに失敗するようになることもあります。
じっとしていることが多くなりますが、これは無駄なエネルギーを使わないようにする本能が働いているからだそうです。歳を取れば取るほどわずかな体力を保存しておきたいと思うようになるのでしょう。
理由③ ケガや病気によるもの
まだまだ若いのに筋肉が衰えているなと感じたら、ケガや病気が関係している可能性もあります。
猫はもともと我慢強い動物です。単独行動をする猫はケガによる痛みを抱えていてもそれを隠すように我慢することがあります。弱みを見せると敵に攻撃されるので本能的に我慢するようです。痛いのに我慢してじっとしていると、だんだんと筋肉も衰えてしまいます。
病気の場合も猫は我慢してしまいます。病気によって食欲がなくなったり運動量が落ちたりしてしまうと、やがて筋肉も衰えてしまいます。飼い主としてはできるかぎり愛猫を観察して、ケガや病気に早く気がついてあげたいものですね。
運動をしないでじっとしているからといって怠け者だと決めつけないでください。異常を感じたらすぐに動物病院に連れて行く必要があるでしょう。
理由④ 肥満からくるもの
肥満が原因で筋肉が衰えるということもあります。人間も同じですが、体重が増えると体が思うように動かなくなります。ジャンプするにも体が重すぎて高いところまで手が届きません。さらに肥満になると体を動かすのが億劫になり、運動不足から筋肉の衰えにつながってしまいます。
完全室内飼育で運動をする機会が減っているのに、高タンパクのキャットフードを好きなだけ食べさせたりおやつをたくさん与えたりしていると、猫も肥満になってしまいます。
運動量を確保することと食事量を制限することを同時に行う必要があるでしょう。肥満は筋肉の衰えだけでなく、糖尿病などの病気の原因にもなるので注意が必要です。
去勢手術をすると肥満になりやすいとも言われています。過剰繁殖を防ぐために去勢手術がすすめられますが、その後の生活習慣はしっかりと見直すようにしましょう。
猫の筋肉をつける方法
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上記のように様々な理由で猫の筋肉が衰えるということがあります。老化のように防ぎきれない原因もありますが、筋肉の衰えを最小限に抑えることはできます。猫の筋肉をつける方法についていくつかのアイディアを挙げてみましょう。
猫じゃらしで遊んであげる
猫じゃらしは猫の狩猟本能を目覚めさせる理想のおもちゃです。物陰に隠れて飛び掛かる準備をしていることがありますよね。
猫じゃらしを床に沿わせて左右に動かすと、それを手で追いかけるので肩回りの筋肉をつけることができます。猫じゃらしを頭の上で揺らすとジャンプするので背中の筋肉を鍛えることもできます。
キャットタワーを設置する
室内でも遊ぶ場所を確保してあげると運動不足を解消することができるでしょう。
キャットタワーを設置して自由に遊ぶことができるようにすると、遊びながら筋肉をつけることができます。猫の大きさや年齢に合わせてちょうどいいサイズの物を選びましょう。
上下運動ができるようにする
猫は上下運動が大好きです。キャットタワーの他にも工夫をすれば猫が上下運動をして筋肉をつけることができます。本棚などの高いところの上に登るのも好きですが、無理しないように段差をつけてあげるといいでしょう。大好きな高いところに上り下りしているうちに自然に筋肉をつけることができます。
ダイエットする
運動をしたがらなくなったのは体が重いからかもしれません。肥満になると運動不足になりがちで、それが原因で筋肉が衰えることがあります。
愛猫が太ってきたと思ったらダイエットをするようにしましょう。食事量のコントロールはもちろんですが、質の高いキャットフードに切り替えることも有効です。老猫には低カロリーの老猫用のキャットフードもありますよ。
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