エルフキャットってどんな猫?特徴や性格、入手方法をすべて紹介します!

エルフキャットってどんな猫?特徴や性格、入手方法をすべて紹介します!

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エルフキャットは2000年になってから誕生した新しい猫種です。とはいっても正式に登録されているわけではなく、スフィンクスの変種として扱われています。今回はこの魅力的なエルフキャットの特徴や性格について解説します。またエルフキャットの歴史や、その名前の由来となったエルフについて解説します。

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エルフキャットとは

エルフキャット

Dan Kosmayer/shutterstock.com

エルフキャットは2000年になってから誕生した新しい猫種です。とはいっても正式に登録されているわけではなく、スフィンクスの変種として扱われています。とはいえそのカーブした特徴的な耳がスフィンクスとは違った印象を与えるため、今後新しい猫種として認められる可能性は高いと言えるでしょう。

独特な雰囲気を出しているエルフキャットは多くの猫愛好家たちを魅了しています。今回はこの魅力的なエルフキャットの特徴や性格について解説します。またエルフキャットの歴史や、その名前の由来となったエルフについて解説します。

エルフキャットの歴史

世界にはたくさんの猫種が存在します。そして異なる猫種を交配することによって新しい猫種が作出されてもいます。2000年以降に作出された新しい猫種のひとつがこのエルフキャットです。

最初のエルフキャットが誕生したのは2004年のことです。エルフキャットの作出者として知られているのはカレン・ネルソン(Karen Nelson)とクリステン・リーダム(Kristen Leedom)です。この2人の女性は耳がカーブしたスフィンクスを見て同じビジョンを共有しました。そして新しい猫種として繁殖するために共に働き始めたのです。

エルフキャットはスフィンクスとアメリカンカールを交配させて誕生しました。スフィンクスからヘアレスのボディー、アメリカンカールからはカールした耳を受け継ぎました。その後も様々なブリーダーによりエルフキャットの繁殖が行われましたが、耳が外側にカーブしているハイランダーを繁殖プログラムに取り入れたりもしました。

ハイランダーの血を加えることに関しては様々な意見があるようです。というのはハイランダーの作出の過程で野生のヤマネコの遺伝子が導入されたからです。猫種として認められるのに数十年もかかった経緯があるハイランダーを繁殖プログラムに取り入れるのに反対意見のブリーダーもいるようです。

エルフキャットは新しい猫種として公認されてはいませんが、日本国内でも繁殖しているブリーダーがいます。珍しい猫種ですが、今後この魅力あるエルフキャットが猫好きたちの間でどんどんと広まることが予想されます。

エルフって何?

ところで、エルフキャットの「エルフ」とは何のことでしょうか?エルフはヨーロッパの神話や民間伝承に出てくる架空の人物のことです。日本では妖精とか小妖精などと訳されることがあります。魔法の力を持った小人で、人間を助けたりいたずらをしたりすると言われています。

ファンタジーの世界にも登場するエルフは耳の形が特徴的です。長くてピンとした耳が横に出ていたり、後ろに軽くカーブしたりしています。大きくて尖った耳が後ろにカーブしている容姿から、この新しい猫種もエルフキャットと名付けられました。

エルフキャットの特徴

エルフキャットの子供

dien/shutterstock.com

スフィンクスとアメリカンカールを交配して誕生したエルフキャットですが、その身体的な特徴をひとつずつ解説します。

スフィンクスのようなヘアレスキャット

エルフキャットはスフィンクスのようなヘアレスキャットです。とはいっても全く毛がないわけではなく、肉眼では確認できないほどの細かい毛が生えている個体もいると言われています。スフィンクスも桃のような産毛が生えている個体がいますよね。

エルフキャットはヘアレスキャットなので抜け毛に悩まされることはなく、猫アレルギーの人でも飼うことができるかもしれません。被毛のケアは必要ありませんが、むき出しになった皮膚をケアする必要があります。

肌の色は様々なものがありますが、ホワイト、ブラック、チョコレート、ブルー、ブルータビー、ライラックタビー、チョコレートバイカラー、キャリコなどがあります。

アメリカンカールのようなカールした耳

スフィンクスに非常によく似た猫種ですが、大きく異なっているポイントは長くて先が尖った耳が後ろにカーブしていることです。このカールした耳に着目して新しい猫種としての繁殖がスタートしました。独特で魅力的な容姿からエルフキャットと言う名前も付けられました。

後ろにカールした耳を固定させるために、アメリカンカールの他にハイランダーを繁殖プログラムに取り入れたとも言われています。

筋肉質なボディー

スフィンクスと同じようにエルフキャットも筋肉質なボディーを持っています。作出にあたって小さくなり過ぎないように注意が払われたようで、平均体重はスフィンクスと同じように4kgから6.5kgほどだとされています。

運動能力にも優れていて優秀なアスリートのように動き回ります。活発で遊ぶのも大好きです。被毛に覆われていないので見た目だけでも筋肉質だということが分りますね。デリケートに見えますが思った以上に激しい動きができるというギャップがあります。

シワシワの皮膚

皮膚がシワシワなのも特徴です。全身がシワだらけというよりは、頭、肩、首周りと足にシワがあらわれます。このシワシワの皮膚がエルフキャットの不思議な印象をさらに濃くしています。眉間にしわを寄せたような表情でこっちをじっと見ている姿は、なんだかにらみつけられているかのようです。

先が尖った尻尾

エルフキャットの尻尾は長くて先が尖っています。この細長い尻尾をピンと伸ばして歩いている姿は何とも優雅な印象を与えます。

エルフキャットの性格

エルフキャットの子供

dien/shutterstock.com

デリケートで神経質そうに見えるエルフキャットですが、実は性格がとてもいいと評判です。ではエルフキャットの性格をいくつか紹介します。

とってもフレンドリー

エルフキャットはとってもフレンドリーで社交的な性格をしています。猫と言えば単独行動を好み、ツンデレなどと言われることがありますよね。エルフキャットは人と一緒にいることを好んで、誰とでも仲良くできるのでどちらかというと犬のような性格だと言われています。

エルフキャットは順応性も非常に高いため、新しい家族が増えたり他のペットを迎えたりしてもすぐに馴染んで、みんなと仲良くすることができます。神経質で難しい性格のように見えますが、フレンドリーで社交的な性格なので意外だと感じてしまいますね。

とってもエネルギッシュ

エルフキャットはとってもエネルギッシュでアクティブな性格でもあります。見るからにじっとしているのが好きそうなイメージですが、物に登ったり遊んだりするのが大好きです。筋肉質なボディーを十二分に使って運動能力の高さを示すことができます。

エルフキャットを飼育するならたくさんのおもちゃを与えることが必要です。疲れ知らずでアクティブに遊ぶので、十分なおもちゃがないと家の中を荒らされてしまうことがあります。好奇心を満たせるようなおもちゃを用意したり、高いところに登れるように工夫したりしましょう。

飼い主のことが大好きな甘えん坊

エルフキャットは飼い主のことが大好きでいつもそばにいたがる性格です。飼い主に忠実で甘えん坊なので、まるで犬のような性格です。飼い主の横や膝の上に座るのが好きです。甘えん坊なゆえに、飼い主の留守が多いと寂しがります。ひとりにされる時間が長いとストレスになってしまうので、エルフキャットを飼う場合は考えておく必要があります。

飼い主の留守が多い場合でも、他の家族がいつも家にいれば問題はないでしょう。そうでなければ多頭飼いをして他の猫がいれば、寂しさをやわらげることができるかもしれません。その場合は前述の通り、家の中を荒らされないようにいたずら防止をしておくことをおすすめします。

とっても賢い

エルフキャットはとても賢い猫種でもあります。上手に訓練すれば「オテ」などの簡単な芸を覚えることができますよ。人に注目されることが大好きなので、注意を引くためにあらゆる方法を取ることがあります。

変ないたずらをされると困ってしまうので、いつでも相手をして注目してあげましょう。とっても賢いですが、ずる賢さが働くこともあるので注意が必要です。

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