【ドッグトレーナー監修】子犬のお留守番はいつから可能?お留守番トレーニングの方法を紹介!

【ドッグトレーナー監修】子犬のお留守番はいつから可能?お留守番トレーニングの方法を紹介!

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この記事の監修者(48件監修)

Moe Yoshida

ドッグトレーナー

Moe Yoshida

国際動物専門学校 しつけ・トレーニング学科卒。 噛み・吠え癖の酷い元保護犬のビーグルを引き取った事をきっかけに『褒めてしつける』を念頭に活動。 自身の経験を活かし、しつけイベントにて飼い主に寄り添ったトレーニング方法を指導。 ナチュラルペットフード・栄養学の知識にも精通。 保有資格:NPO法人ドッグトレーナー2級、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級

子犬はとても可愛いですが、時にはお留守番をさせる必要があります。子犬を一匹だけにするのは不安かもしれませんが、実はお留守番トレーニングにはメリットがあります。今回はお留守番をさせるメリットとその方法について解説します。

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子犬のお留守番で注意するポイント

トイレシートの上に座っている子犬

Maximilian100/shutterstock.com

お留守番トレーニングが無事に終わっていざ本番!それでも飼い主にとってはちょっと心配になりますよね。子犬のお留守番で注意するポイントをいくつか挙げますね。飼い主も子犬も安心してお留守番ができるようにしっかりと準備しましょう。

いきなりの長時間お留守番はNG

お留守番トレーニングがうまくいったからといっていきなり長時間のお留守番をさせることはやめましょう。子犬がクレートの中で過ごすことのできる時間は限られていますし、おしっこやウンチを我慢できる時間も限られています。

せっかく短時間のお留守番トレーニングがうまくいっていたとしても、いきなり長時間のお留守番をさせると愛犬は不安になってしまいます。ストレスが溜まって結局問題行動を起こすようになることもあります。どうしても長時間になるという場合は、できれば一緒に連れて行くか、ペットシッターを依頼するようにしてください。

徐々に短時間のお留守番に慣れていくと、やがて長時間のお留守番もできるようになります。しかし、お留守番ばかりが続くと愛犬はストレスを溜めてしまいます。できるだけ一緒に過ごせる時間を作ってくださいね。

トイレスペースの確保を忘れずに

成犬の場合、8時間~10時間ほどおしっこを我慢することができます。しかし、生後数か月の子犬は長時間我慢することはできません。6か月以降の子犬は最大でも6時間くらいだといわれています。

おしっこを我慢すると尿路感染などの病気にかかる可能性が高まったり、トイレ以外の場所で粗相をする習慣が身に付き、普段の生活でもあちこちでしてしまうようになります。

お留守番をするスペースが限られている場合でも、トイレスペースは絶対に確保してください。加えて、トイレトレーニングを完了させておくことも大切です。

誤食・誤飲に注意

前述のように家の中を自由に行き来できるようにすると様々なアクシデントのリスクが高まります。そのうちのひとつが誤食・誤飲です。家の中には犬が食べると毒になるもの、飲み込んで喉に詰まってしまうようなものがたくさんあります。子犬のうちはクレートやケージの中でのお留守番のほうが安心です。

成長するにつれお留守番スペースを広げていきたい場合は、寝室や台所など入ってほしくないところに柵を作って入れないようにしましょう。

また、お留守番の前には犬のスペースに誤食・誤飲をしてしまうようなものがないかを確認してから外出するようにしましょう。

室内温度の調整を忘れずに

愛犬のお留守番の時にうっかりと忘れてしまうのが室内温度の調節です。犬は足の裏にしか汗腺がないため、呼吸でしか熱を放出することが出来ません。体温が急上昇しやすい環境では、熱中症になりやすいので、愛犬が快適に過ごせるようにエアコンを使って室内温度を一定に保っておくことも忘れないでください。

外出時と帰宅時は素っ気なく

外出時に大げさなお別れをしたり、帰宅時に大げさに再会をしたりしないようにしましょう。

外出や帰宅はできるだけ素っ気なく行うほうがいいとされています。大げさなリアクションは犬の分離不安症の原因のひとつともされています。

帰宅時は愛犬が興奮することがありますが、飛び掛かってくる時や吠えている時は目を合わさず、落ち着いてから相手にするようにしましょう。愛犬に静かにしたから飼い主に構ってもらえたと思うようにするのです。

まとめ

子犬のお留守番について、いつからできるのか、お留守番トレーニングはどうすればいいのかについて解説しました。様々な事情により子犬の頃でもお留守番をさせる機会が生じることでしょう。分離不安症にならないようにひとりで過ごせるようトレーニングしていくことが大切です。

留守番中のトラブルを避けるためにもお留守番トレーニングはしっかり行ってください。上手にお留守番ができるようになったらたくさん褒めてあげてくださいね。そして心身ともに健康に育つよう飼い主として頑張りましょう!

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