猫は飼い主を猫と思っている?!猫と人間の上下関係や主従関係とは

猫は飼い主を猫と思っている?!猫と人間の上下関係や主従関係とは

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犬の世界には上下関係や主従関係が存在しますが、猫の世界でも上下関係や服従関係の制度は存在しているのでしょうか?この記事では、特に猫と人間の上下関係や服従関係について解説していきたいと思います。

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はじめに

犬は家族のメンバーに1位から最下位までランキングを付けることでよく知られています。飼い主さんには絶対に服従しますが、自分よりも順位が低いと決めた家族の言うことは聞かなくなるので注意が必要です。

この犬の習性は、犬の先祖であるオオカミがチームでの集団生活をしていた名残と言われており、争いを抑えるために順位制を設けていたのではないかと考えられています。

では、猫の世界でも上下関係や服従関係の制度は存在しているのでしょうか?この記事では、特に猫と人間の上下関係や服従関係について解説していきます。

犬と猫の違い

飼い主の言うことを聞いている犬

l i g h t p o e t/shutterstock.com

わたしたちの身近なペットの代表と言えば、犬と猫でよく比較されています。実際、犬と猫は飼い主さんへの態度が全く異なっています。

では、犬と猫は人間に対してどのような考え方をしているのでしょうか?

犬と人間の関係とは?

オオカミをルーツとする犬は、群れで集団生活をする動物です。そのため、群れには必ずリーダーが存在しており、上下関係を認識して生活しています。

現在ペットとして飼われている犬も同じように、犬は飼い主さんと自分を一つの群れと認識しています。そして、飼い主さんは群れのリーダーで、自分は飼い主さんよりも下であることを認識した主従関係が存在しています。

稀に問題犬として、飼い主さんよりも自分が上であると認識してしまう犬もいますが、主従関係が逆になってしまうとさまざまなトラブルを引き起こす原因となります。

猫と人間の関係とは?

ライオン以外のネコ科に属する動物は、オオカミとは違い群れを作って集団生活をしません。つまり、猫は群れを作らずに単独で生活しています。

野生で生活している猫の場合、母猫のもとで兄弟猫とおよそ3ヶ月程度過ごしたのち独立します。そして、発情期以外では他の個体と関りをもつことはほとんどありません。

そのため、猫の世界では犬のような上下関係や順位制などは存在していません。

ただ、猫の社会ではいわゆる”ボス猫”と言われる権力のある優位なオス猫がいますが、縄張りをアピールするために支配的な行動をとるだけで、群れを指揮っているリーダーのような存在ではありません。

そのため、オオカミ社会のように獲物を獲得したら優先して食事ができるなどの特権はありません。猫はあくまでもマイペースで単独で生きています。

猫社会のルール

一昔前の猫は、害虫であるネズミを獲る目的として飼われていました。しかし、ここ数十年で時代は変わり、猫が家族として迎えられるようになりネズミを捕獲する必要はなくなりました。

それに伴い、猫によっては完全室内飼いのため、家の外の世界を知らない子もいます。またペットとして飼われていても、家の中と外を自由に行き来きできる猫も中にはいます。

外も自由に散策できる猫の場合、数匹の猫たちが集まる”猫の集会”も開かれており、夜になるとそれに参加する子もいるようです。

このように猫の社会には、人間には理解できないルールが存在しています。

人間を猫だと思っている猫

幸せな家族に飼われている猫

Pressmaster/shutterstock.com

特に他の猫と接点を持つことができない完全室内飼いの猫の場合、人間を猫だと思っている子もいます。それには猫が人間を異なる存在として認識する行動がないことが関係しています。

猫は猫同士で遊ぶように人間とも遊びます。そのため、猫は人間を特別な存在という感覚がないのではと考えられています。

しかし、猫を飼育している方の多くが、”うちの愛猫は人を見て行動している・・”とか、”家族の中でもわたしのことが一番大好き”など、家族の中にランキングを付けているように感じる方が多いようです。なぜでしょうか?

猫は家族に順位付けしている?!

猫は本来単独で生活する動物なので、家族の中に順位を付けることはないと言われています。でも、多くの飼い主さんが、愛猫がなんとなく家族に順位付けをしているように感じているようです。実は、猫の家族の順位付けには、さまざまな説があります。

たとえばそのひとつには、猫は飼い主さんとの関係を母子関係で考えているのではないかと考えられています。そのため、家族の中でも性別に関係なく、甘えられるような存在の人は母親と子どもという見方をするようです。

また、猫社会にはボス猫のような優位の猫と立場の低い劣位の猫と順位関係は存在しています。もちろん、外の世界で生きている猫社会のルールですが、本能が強く残っている猫の場合は、人間と生活している飼い猫は家族の中に優先順位を付ける傾向があるようです。

さらに猫は、家族の中で自分のことを絶対一番下の存在とは考えない生き物とも言われています。つまり、プライドが高い性格をしていると言えるかもしれませんね。

猫は順位と言うよりも「役割」で家族を使い分けている!

猫は家族一人ひとりの様子をしっかり観察しています。そして、猫自身がだれと仲良くしたいかを決めていきます。つまり、猫自身が家族一人ひとりに合った付き合い方を選んでいるのです。

一番お世話をしてくれる人は「母親」のような存在として接し、それ以外の家族は同居人という感覚で使い分けています。

たとえば「この人はよく遊んでくれる人」「この人は気持ちよくマッサージしてくれる人」「この人はドアを開けてくれる人」「この人は一緒に昼寝する人」など上手に使い分けています。

猫は飼い主さんのことをどう思っている?

飼い主のお腹の上に乗っている猫

Africa Studio/shutterstock.com

猫が飼い主さんのことをどのように思っているかに関しては、いくつかの説があります。

その1:大きな猫だと思っている

犬にとって飼い主さんは特別な存在ですが、猫は飼い主さんのことを”自分よりも大きな猫” と認識しているのではないかと言われています。

犬は犬同士と人間とでは、相手によって遊び方を変えます。一方、猫の場合は、相手が猫であろうと人間であろうと同じ遊び、つまり同じ行動をします。

もちろん猫は人間が自分たちよりも大きいことは認識していますが、猫に対しても人間に対しても行動を変えないことから、飼い主さんのことを自分とは違う特別な存在とは感じていないと思われています。

その2:不器用な存在だと思っている

猫は飼い主さんのことを大きな猫である上、不器用な存在と認識しているのではないかと考えられています。

このように考えられている理由には、猫が鳥や虫などを捕まえると飼い主さんの前に持ってきて見せる行動が関係しています。たいてい猫は自分よりも立場が低い仲間に獲物を分ける習性があります。そのため、飼い主さんに対しても同じことをしていると思われています。

しかも、飼い主さんは獲物を獲ることができない不器用な猫・・と感じている可能性があります。

いずれにせよ、愛猫が獲物を捕って見せてくれるという行動には、敵や嫌いなどの気持ちは一切なく、飼い主さんが好きだからこそ見せる行動なので、飼い主さんにとっては嬉しくなりますね。

その3:母親や兄弟だと思っている

上記でも少し触れましたが、子猫から飼っている猫の場合、飼い主さんのことを母猫や兄弟猫だと思っていることがあります。

子猫が母猫に左右の手を出してフミフミする仕草や、兄弟猫たちと後ろ足を使って”猫キック”するなどの遊びを飼い主さんと一緒にすることがあります。

猫は飼い主さんをどのように判断している?

飼い主の手のにおいを嗅いでいる猫

photocritical/shutterstock.com

猫はあまり視力がよくないと言われています。また、色ははっきり区別することができないため、飼い主さんのことは「におい」と「音」で判断していると言われています。

猫を飼っている方ならご存知の通り、猫は飼い主さんにスリスリと近寄ってきます。そうすることで自分のにおいをつけているのです。

また聴覚はとても優れているので、視力は弱くても、足音で飼い主さんを判断しています。車やバイクの音、階段を登っている音などさまざまな音から飼い主さんの帰りを待っているのです。

猫が特定の人だけを攻撃するのはなぜ?

飼い主さんが抱える悩みのひとつに、”うちの愛猫は家族の中でわたしだけに激しく攻撃してくる”とか”子どもたちにだけ噛みつく”など特定の人だけを下に見ているような行動をとることがあります。

そのため、猫は家族の中で優先順位をつけているのではないか?と考える方もいます。しかし、上記でみてきたように、猫は犬とは違い人に優先順位を付けるようなことはしません。

では、なぜ特定の人だけを狙って攻撃するような行動を見せるのでしょうか?

猫社会の中では、限られた面積の中で猫の頭数が増えるとはみ出し者が出ることがあるようです。猫社会からはみ出されてしまったに猫は、他の猫から攻撃されるターゲットになります。

その習性がペットとして飼われている猫にも名残として残されていると、ある特定の人間をはみ出し者のように扱い頻繁に攻撃をしてきます。

この行動は家族の中に順位をつけていることとは違い、何かきっかけとなる行動や事故などの不安などが原因で生じると言われています。

きっかけや不安を起こす原因を特定してそれを除去すれば、攻撃する行動が改善されるでしょう。

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