犬がドッグフードを飲み込む?!丸呑みは消化に問題?

犬がドッグフードを飲み込む?!丸呑みは消化に問題?

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愛犬がドッグフードを丸呑みしてしまう事例が大量発生?!心配ですよね!!丸呑みって消化に大丈夫なの?何か対策はあるの?そこで今回はドッグフードの丸呑みについて書いていきます。

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ドッグフードをあげようとすると、その音や気配に愛犬が気付き、全身で喜びを表現しながら近づいてくる姿を見ると、飼い主は自ずと笑顔になり、「今あげるからね?」と声をかけながら急いで支度しますよね。

そうです。愛犬の食時間は、お互いを思う心が現れる幸せなひと時になります。しかし、飼い主さんの中には、幸せを感じるだけではなく、ともすると心配や恐怖心すら感じてしまう場合もあるのです。

なぜなら、愛犬がドッグフードを全く噛まずに、すごい勢いでガツガツと丸呑みするので、喉に詰まらせないか、ちゃんと消化できるのか心配になってしまうのです。

このようにドッグフードを飲み込むように方法は、小型犬から大型犬、さらには犬種に限らず見られ、多くの飼い主の方が心配しておられます。

ですから今日は「犬がドッグフードを飲み込むが大丈夫か?」「丸呑みしても消化できるのか?」という点について考えたいと思います。

犬がドッグフードを飲み込む理由

ドッグフード

Ermolaev Alexander/shutterstock.com

私たちは子供の時から「よく噛んでゆっくり食べなさい」「飲み込むとお腹が痛くなるよ」などと教えられて育てられるので、犬の食べ方を見ると衝撃を受けて、「大丈夫かな?」と心配になるのも無理はありません。

しかし、そもそも人間と犬とでは、歯の作りから消化機能まで全く違う作りをしているので、過度に心配する必要はないのです。ですから、これから安心していただけるように、犬がドッグフードを飲み込む理由をご紹介したいと思います。

歯の構造

犬の歯をじっくりと見てみてください。人間の歯とは、生えている位置も本数も形も全く違いますよね?

人間のはま永久歯は全部で42本、前歯、犬歯、前臼歯、後臼歯と生える場所によって形状は様々です。一方犬の場合は、犬歯が大きく発達し、裂肉歯と呼ばれる奥歯、前歯、前臼歯があり、全て尖っています。

歯の形状の違いは、食生活が大きく関係していると言われています。雑食動物である人間は、肉以外に穀物など様々なものを食べるので、前歯でちぎったり、咬み切ったものを、平らな奥歯ですりつぶしたり、細かく砕いむという作業ができるようになっています。

しかし肉食動物の犬には、獲物を倒し、肉を引きちぎるために鋭い歯が最も必要だったのです。ですから牙のような犬歯、肉を引き裂くための裂肉歯と尖った形状の歯ばかりです。 前歯や前臼歯は、食事の際は用いず物の運搬に用いられます。

このように、犬には噛み砕いたり、すりつぶしたりするための歯がそもそもないのです。犬の歯の構造的に、よく噛むのではなく、飲み込むように食べるようになっているのです。

ですから、愛犬が噛まずにドッグフードやおやつを飲み込むとしても「自分の躾が悪いから丸呑みするのか」とか「餌をあげる間隔が空きすぎているのか」などと心配する必要はありません。そういう作りなのです。

犬の習性

歯の構造的に、そもそも噛み砕いて食べることができないことがわかりましたが、他の理由もあります。それは野生動物として集団で生きていた犬の習性が関係しています。

今は犬が野生動物と聞いてもピンと来ない方も多いと思いますよね?特にお洋服を着せられている小型犬や、人の世話無しでは生きられないような犬を見ると、犬は人間から餌をもらう動物と錯覚してしまいそうになります。

しかし、犬のルーツは狼で、群れを作り、仲間と協力して狩を行い、他の動物を倒して食物とすることによって、自分たちの命を保っていたのです。ですから、狩をして手に入れた食べ物を、他の動物や犬に奪われないように急いで食べる必要がありました。

野生動物の生存競争は非常に過酷で、同じグループに属しているとしても、決して油断はできず、後でゆっくり食べようなどと思っていると、餌にありつけなくなってしまっていたのです。

ですから、とにかく早く自分の口の中に入れ込むことが、効果的な食物確保の手段だったのです。人間との生活が長くなったとはいえ、その習性がまだ残っており、自分の食べ物を確保することに対する執着が強いのもそのためです。

ですから、飲み込めると判断したサイズのドッグフードだと、全く噛まずに丸呑みするのです。

飲んでも平気?!

飲み込んでも大丈夫なの?

丸呑み

Javier Brosch/shutterstock.com

ここまでで、歯の構造と犬の習性ゆえに、食べ物を飲み込むように食べることがむしろ普通で、犬としては正しい食べ方とも言えることがわかりました。

自分の飼っているいる子だけではないか、自分の躾の問題なのではと悩んでいた方は、少し安心していただけたでしょうか?

もちろんの環境の違いや、個々の犬の性格の特徴が理由でゆっくり食べたり、噛んでいるように見えても全く問題ありませんので安心してください。

ただ、飲み込む理由がわかったところで、一番の心配は愛犬の体への影響ですよね。ですからここからは「丸呑みは消化に大丈夫なの?」という点を考えたいと思います。

消化される

犬の消化器官は、丸呑みした食物を消化できるようになっています。犬が肉食の野生動物であったことを思い出してください。自分たちで狩をしていた頃は、ドッグフードよりもはるかに大きなサイズの肉の塊を飲み込むように食べていたことでしょう。

それでも問題なく消化できていたのです。犬は人間よりも消化が早く、健康な成犬の場合、消化のいいものだと3時間ほど、悪いものでも12時間ほどで、平均だと8時間?10時間くらいで消化できるそうです。

これはルーツである狼と同じで、食事をしたらすぐに栄養として体に栄養素を取り入れる必要があったことから来ています。

犬の場合は、口から摂取された食べ物は、胃に入り胃酸で液状にされて、その後2時間ほどで小腸に移動し、肝臓や膵臓で栄養の吸収がなされ、最終的に便として排出されます。

これほどのスピードで丸呑みした食物を消化できる秘密は、胃液の量です。犬は噛まずに飲み込んだ大きな塊の食物でも溶かせるように胃液がたくさん出るのです。

また、丸呑みした食物がしっかり進むように、唾液もたくさん分泌されます。よく、よだれがたら?と垂れている犬を見かけませんか?それも全て、噛まずに飲み込んだ食べ物が、喉や食道を通過しやすくなるための生理現象なのです。

人間の場合は、胃の中で3時間?5時間、小腸で5時間?8時間かかり、最終的に排出されるまでに40時間かかるとも言われています。特にお肉の場合胃がもたれやすく、普通の消化活動の3倍以上の時間がかかると言われています。

ですから、愛犬がご飯を噛まずに飲み込むと、胃がもたれないのか、後でお腹が苦しくならないのかと心配になってしまうのですが、人間と異なる消化機能を持つ犬にとっては、消化できないということはなく、全く問題ありません。

ただ犬は、消化のためにかなりのエネルギーを使います。ですから、餌を食べさせてからすぐに散歩に連れて行かない方が良いとされています。胃で液状化される前に激しい運動をさせると、胃捻転になる可能性が高くなるそうです。

食事をとってから2時間ほどたって、消化が進んでから外に連れて行くなら、犬も本当の意味で散歩を楽しむことができるでしょう。

原材料に気をつける

丸呑みすること自体は、消化に影響はありませんが、問題なのは、ドッグフードに含まれる原材料です。

もともと肉食動物である犬が食べていなかったような食材が、ただ製造コストを抑えると言う理由だけで含まれているドッグフードがあり、そのような製品を食べさせると、消化不良を当然引き起こします。

具体的に言うと、トウモロコシや小麦などの穀物類です。穀物類は、犬にとってはなんの栄養素もなく、消化もできないので、ただ体の中で老廃物としてたまってしまいます。

ですから格安の穀物を多く含むドッグフードを食べさせ続けると、当然体に悪影響があり、消化不良やアレルギーを原因とする様々な病気になったりします。

特に、消化機能が整っていない幼犬や、消化器官が衰えて来た老犬にとっては大きなダメージになってしまうので、ドッグフードを選ぶときは、穀物不使用のグレインフリーであるかを確認してから購入しましょう。

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