猫のジャンプ写真の撮り方を伝授!プロのテクニックを紹介

猫のジャンプ写真の撮り方を伝授!プロのテクニックを紹介

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猫は運動能力がとても高いので、ジャンプする姿はとても様になります。そのため、飼い主さんの中には「猫がジャンプしている瞬間の写真をぜひ撮ってみたい」という方も少なくないでしょう。そこで今回は、猫のジャンプ姿を撮るコツをいくつかご紹介したいと思います。

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はじめに

愛猫の可愛い姿や仕草、表情などを写真に撮りたくても、「思うように撮れない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?特に猫の場合、カメラを向けた途端、すぐに動いてしまうことも多々あります。

この記事では、猫の写真の撮り方について詳しく解析していきます。特に愛猫のジャンプ姿を写真に収めたい方は必見です。さっそくみていきましょう。

猫の写真の撮り方のコツとは?

外で猫の写真を撮っている男性

JuneChalida/shutterstock.com

猫のジャンプ姿の写真を含め、猫の写真を撮るときは次のコツを念頭に置いて撮影しましょう。

コツ①猫と部屋をキレイにする

猫の写真を撮影する前に、可愛い写真となるよう猫の体をキレイにお手入れしておきましょう。ブラッシングをしたり、目やにや鼻にゴミが付いているなら濡れたティッシュで優しく拭き取ってあげましょう。

特に明るい被毛の猫の場合、汚れが目立ちやすいので気を付けましょう。

さらに、猫をキレイにすることができたら、撮影したい部屋を片付けることも大切です。邪魔なものや写真に写っては困るものは、前もってしまっておきましょう。撮影したい場所がすっきり片付いているなら、猫がひきたつことでしょう。

コツ②明るい所で撮影する

写真の撮り方で一番重要なのは、明るさです。猫を撮るときは、自然の光の明るさを使うことで、猫の表情を生き生きと表現できます。また、明るい方が、ジャンプ姿など動きのある写真を上手に撮れます。

コツ③猫の目線の高さに合わせて撮影する

猫を撮影するとき、カメラの高さによって猫の印象が大きく変わってきます。たいてい人間の方が大きいので、上から撮ることが多いですが、カメラの高さを猫の目線の高さに合わせて撮影してみてください。

猫が主役のステキな写真を撮ることができるでしょう。また、猫の目線の高さよりも少し下から撮影すると、迫力のある写真に仕上がります。

是非、猫の目線を意識した撮影に挑戦してみましょう。

コツ④猫に声をかけながら撮影する

猫の写真を上手に撮るためには、カメラの機能を活用することやテクニックも必要ですが、猫をリラックスさせることも大切です。

つまり、猫が可愛い仕草や表情ができるように、名前を呼んだり、褒めたりするなど猫に声をかけながら撮影することがコツとなってきます。

コツ⑤カメラの連写機能を活用する

カメラの連写機能を上手に活用すれば、数秒間で何枚も写真を撮ることが可能です。

ジャンプ姿や走っている姿など動いている猫を撮影する場合は、連写機能を活用することで、たくさん撮影した写真の中から一番映りの良い写真を選ぶことができるでしょう。

コツ⑥猫の行動をよく観察し、撮影のタイミングを見つける

猫の写真を撮る場合は、普段から猫の行動をよく観察しておきましょう。猫がどのような場所で、どのように過ごしているのかを把握できれば、猫を撮影したいと思う場所と時間のベストタイミングが分かります。

また、ごはんの前後も様子もチェックすることを忘れないようにしましょう。

ごはんを食べた後、お腹がいっぱいになると動きが鈍くなり寝てしまう子もいれば、お腹がいっぱいになったことで元気よく活発に動きだす子もいます。

ジャンプなど動きの速い写真を撮りたい場合は、猫が活発に動いている時間を把握しておくようにしましょう。

コツ⑦カメラに慣れさせること

どんなカメラを使って撮影するかにもよりますが、カメラによってはシャッター音が大きいものもあります。そのため、猫がびっくりしてしまい、逃げてしまうだけでなく、その後の写真撮影にも影響が出てくることもあります。

カメラを見るだけで逃げてしまうようになってしまう可能性もあります。このような事態を回避するためにも、撮影中は楽しいひとときとなるよう努力しつつ、カメラに慣れてもらうように心がけましょう。

「猫ジャンプ」写真家から学ぶ!猫ジャンプ撮影のコツとは?

草原でジャンプする猫

Grigorita Ko/shutterstock.com

猫のジャンプ姿を上手に撮りたい場合は、「猫ジャンプ」という写真集を参考にするのも良い手です。「猫ジャンプ」とは、ワニブックス刊に掲載されている、ダイナミックにジャンプしている猫写真です。

ジャンプ姿の猫写真を撮影しているのは、普段は事務員として働きながら、2011年から猫の写真を撮り始めている間宮誠爾さんです。

間宮さんはわずか2年足らずで「猫ジャンプ」写真集を発売しており、猫好きの間ではそのダイナミックな猫のジャンプ姿に魅了されている人が多く話題となっています。

間宮さんによると、猫のジャンプ姿の写真を撮影するコツには以下のような点があります。

コツ1:猫用おもちゃを使っている

間宮さんは、市販の猫用のおもちゃの柄に枝をつなげて、約1メートルくらいの長さにしているようです。柄を長くすることで猫を広範囲にわたって走らせることができ、より高いジャンプへとつなげることができると述べています。

そして、先端についているねずみや鳥などのおもちゃが、猫に引きちぎられてダメージを受けないよう、丈夫な糸で縫い付けて頑丈にすることで耐久性もよくしているようです。

コツ2:キャノンのカメラ

間宮さんは、キャノンのデジタル一眼レフカメラ、「5DMarkII」を使用しています。レンズを上手に使い分けることは、プロのテクニックのひとつです。

間宮さんの場合、普段の撮影には「キャノンの70-200mmf2.8」と、「100mmマクロ」で撮影しています。そして、猫のジャンプショットは、「シグマの12-24mm」を使っているようです。

キャノンのカメラとレンズは、ふんわりとしたあたたかい雰囲気の写真が撮れるので、人物や猫の撮影に最適と述べています。

ただし、これらの機材は高価なので、猫の撮影が初心者の方は、まずはスマートフォンのカメラやコンパクトデジカメラからはじめてみることができるかもしれません。

コツ3:撮影場所に雑草が生えていると最適!

猫のジャンプ姿は、アスファルトよりも雑草が生えている場所のほうがステキな写真に仕上がるようです。

特に雑草から見え隠れしているねずみや鳥のおもちゃは、猫に本物の獲物がいるような錯覚を感じさせるので、表情もいい写真になるそうです。

雨上がりの空気がキレイな空とコラボレーションした撮影もおすすめしています。

コツ4:撮影時間を選ぶ

間宮さんはいつも日の出後か日の入り前の1時間がベストな撮影時間として推奨しています。なぜなら、この時間帯は光の具合がよく、猫たちもアグレッシブになるので、面白い写真が撮れるからと述べています。

可能であれば、この時間帯にジャンプ姿写真撮影に挑戦したいですね。

コツ5:コミュニケーションスキル

間宮さんが撮影している猫写真の多くは、飼い猫ではなく、野良猫です。野良猫は警戒心がとても強く、心を許してくれるまでには時間を必要としますが、間宮さんは猫を撮影するために、ずっと同じ場所に通い続けるそうです。

子猫の場合は比較的すぐにカメラにも慣れてくれますが、成猫の場合は慣れるまでに1年以上かかることもあるようです。

また、猫と向き合う場合、正面から近づくのではなく、横から少しづつ入り込み、安全な存在として認識してもらうまでコミュニケーションを続ける必要性についても述べています。

自分の飼い猫であればすでにある程度信頼関係が出来ているはずですが、さらに距離を縮めるならより良いショットが取れるでしょう。

コツ6:撮影スキル

ジャンプショットを撮るコツは、カメラを常に地面に押し付けるように使用することです。これによってダイナミックな構図になるだけでなく、猫たちの警戒心を軽減させる効果もあるようです。

間宮さんは、まず改造したオリジナルのおもちゃを地面で操り猫を走らせ、その後ジャンプさせた写真を撮影するというスタイルを取っています。猫が体をひねった写真や、空を飛んでいるかのようなジャンプ姿の写真を撮影したい方は、是非、挑戦してみるのはどうでしょうか?

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